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- ウイスキー基礎知識
日本のウイスキー業界をはじめ、近年は原酒不足からウイスキーの品薄が続いており、一部の銘柄においては飲みたいウイスキーを買えない状況が続いています。
この状況は長期的に続くことが予想されるため、今後買えなくなる場合や、値上がりの可能性がある人気銘柄の買い時は、時間が経つほど状況が悪化する可能性もあることから、今、この瞬間が一番良いといえます。
気になるウイスキーを見つけたらすぐに買うのが望ましいと考えますが、それでは予算がひっ迫するため、人気がありすぐにでも入手したい今買うべきウイスキーを抑えておきたいところです。
この記事では、今買うべきウイスキーを値上がりの可能性がある人気銘柄を中心に紹介していきます。
この記事のポイント
ウイスキーの買い時に悩んでいる人に向けて、見つけたらすぐに購入したいウイスキーの特徴を3つ解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ウイスキーの販売元は値上げの数ヵ月前に情報を公開している場合があり、すでに値上がりが確定している銘柄が存在します。
値上がりが確定しているウイスキーを現在の価格で販売されているのを見かけた場合は、将来的にはこの価格でウイスキーを購入することができなくなります。
そのため、気になる銘柄であれば、値上がりする前に安く購入できるチャンスと考えて購入したいところです。
また、値上がりする銘柄は人気銘柄であることが多いため、価格だけでウイスキーを選ばないとしても、人気や評判を判断するのに値上げは参考になる情報といえます。
ジャパニーズウイスキーを中心に、一部の日本のウイスキーは生産が中止されていなくても酒店などで全く見かけられない銘柄が存在します。
インターネットを探しても高いプレミアが付いており、品薄で価値が高騰しているため、入手が困難となっています。
万が一にも、このような銘柄を定価で販売されているところを見かけた場合は、入手困難なウイスキーを入手するチャンスです。
基本的にはすぐに売り切れてしまうため、気になる銘柄であれば今優先して買うべきウイスキーになります。
ジャパニーズウイスキーが品薄である理由はこちらの記事で紹介しています。
ジャパニーズウイスキーが品薄である3つの理由と具体的な現状を解説
値上がりや品薄など、人気銘柄であることは購入を急ぐべき明確な理由です。
しかし、それ以外にもウイスキーを今買うべきと考えるタイミングとしては、この銘柄との出会いが一期一会になる可能性がある場合になります。
ウイスキーは価値自体は高まっていなくても、定番商品になっておらず生産数の少ない銘柄も存在します。
また、蒸溜所のショップなどで購入できる限定銘柄など、その場所に再びやってくることがなければ購入できないウイスキーもあることでしょう。
基準としては、そのウイスキーとの出会いが一期一会になってしまう可能性があることです。
一期一会になる可能性がある銘柄の購入を逃してしまうと、二度と購入できなくなり、後悔してしまうかもしれません。
そのため、気になっていて、次に見つけられる保証がない銘柄を見つけた場合は購入しましょう。
定価の値上がりの確定や品薄の影響を含めて、今買うべき値上がりの可能性もある人気ウイスキー銘柄を10つ紹介します。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777233812/
山崎は、ジャパニーズウイスキーを代表する銘柄であり、品薄が続き、毎年のように値上げが続いているウイスキーです。
同じ蒸溜所のモルト原酒をブレンドするシングルモルトでありながら、日本固有のミズナラ樽原酒を含めた複数の個性の異なるブレンドが複雑な味わいを生み出す日本を代表する銘柄になります。
18年、25年などの長期熟成はもちろん、12年のみならずノンエイジまで品薄の状態にある、万が一にも定価で見つけられれば今すぐに購入したいウイスキーです。
ウイスキー山崎の種類ごとの特徴は?熟成年数によって変わる味わい
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響は、日本のブレンデッドウイスキーの最高峰と呼ばれ、24面カットされたクリスタルガラスのボトルデザインも美しい銘柄です。
高級ブレンデッドウイスキーに恥じない、完成度の高い味わいが特徴であり、甘く華やかでありながら複層的な風味が楽しめます。
ボトルは飲んだ後にも価値がつくほど人気が高く、インテリアにもなるため、入手できるタイミングで入手したいところです。
響はブレンデッドウイスキーの最高峰!種類や味とおいしい飲み方は?
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白州は、山崎と同様にサントリーが販売するシングルモルトであり、どちらも品薄が続く人気銘柄です。
味わいの方向性が山崎とは大きく異なり、ライトなスモークに新緑を感じるみずみずしいすっきりとした風味が味わえます。
山崎・響・白州はすべて品薄状態で、毎年値上げが続いているため、どの銘柄を見つけても購入しておきたいところです。
白州は森が育んだウイスキー!種類と味の特徴を活かす飲み方を紹介
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余市は、熟成年数の表記された銘柄が終売され、ノンエイジのボトルのみが販売されていますが、ノンエイジも品薄かつ値上がりが続いています。
ジャパニーズウイスキーのシングルモルトではピートスモークが強めであり、重厚で力強い味わいが特徴です。
ジャパニーズウイスキーでも個性的な味わいを持つことから、気になる方は定価で入手できるなら購入したい銘柄と言えるでしょう。
ウイスキー余市の特徴と種類!味わいを堪能するおすすめの飲み方は?
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宮城峡は、余市とは対称的な味わいを持つシングルモルトであり、余市がアイラなら、宮城峡はスペイサイドウイスキーという印象です。
フルーティーで甘い風味が特徴的であり、なめらかな口あたりから飲みやすいシングルモルトになります。
余市と同様に品薄で入手難易度も高いシングルモルトですが、入手できるタイミングがあれば購入したいところです。
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竹鶴は、余市と宮城峡をブレンドしたピュアモルトウイスキーであり、ニッカウイスキーが誇る上質なブレンデッドです。
余市と宮城峡は対称的な味わいを持ちますが、バランスよくブレンドすることで完成度が高まり、豊かな味わいの銘柄に仕上がります。
余市・宮城峡・竹鶴、ニッカウイスキーが誇る銘柄も見かけることが少なくはありますが、今すぐ買いたいウイスキーになります。
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/nikkablended/barrel/barrel.html
フロム・ザ・バレルは、割り水を最小限にとどめた状態で高いアルコール度数でボトル詰めされた高い完成度を持つブレンデッドウイスキーです。
アルコール度数の高さからダイレクトに感じられる重厚な風味が魅力であり、豊かな味わいとなっています。
かつては2,000円台で購入できる銘柄としてはクオリティが非常に高く、コストパフォーマンスのある銘柄でしたが、品薄が続き値上がりが確定したことで、定価で見かけることがあれば購入したい銘柄となりました。
フロム・ザ・バレルを定価で買う方法は? 味わいと高騰の理由を紹介
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マッカランは、シングルモルトのロールスロイスと呼ばれる高級スコッチウイスキーですが、近年では値上がりの傾向にあります。
ドライフルーツを思わせるような濃厚で甘い味わいが特徴的であり、スパイス感のある複雑な風味が魅力です。
人気のスコッチウイスキーであることから、今後も値上がりする可能性があるため、気になるのであれば購入を検討したいところです。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010496001448/
ボウモアは、スコッチでもクセが強いとされるアイラウイスキーの種類の一つであり、その中でも風味のバランスが評価されており人気が高いです。
柑橘系のフルーティーな香りと潮気を感じるピートスモークが適度に感じられ、甘くて苦みもある複雑な味わいが楽しめます。
マッカランと同様にボウモアは日本で人気の高いスコッチのシングルモルトであり、値上がりしていることから今入手を検討したい銘柄です。
ボウモアは潮風感じる島のウイスキー!種類とおいしい飲み方は?
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メーカーズ・マークは、現在の時点ではジャパニーズ・スコッチと比較してあまり値上がりが進んでいないバーボンウイスキーではありますが、昨今の事情や人気の高さから値上がりしている銘柄です。
シルクのように滑らかで飲みやすい口あたりは、バーボンの中でも非常に飲みやすく人気が高まっています。
メーカーズマークは可能な限り手作りで作る製法であることもコスト増加の原因となっているため、ウイスキーの値上がりが続く現状では時間が経つほど価格が上昇する可能性もあります。
今買うべき人気のウイスキー銘柄を紹介しましたが、今回紹介した銘柄以外でも気になるウイスキーがあるならできる限り早く購入するべきです。
ウイスキー業界は世界中で原酒不足、コスト増加などの問題に直面しているため、欲しいと思っていた銘柄が値上げ、最悪の場合は終売してしまうことも考えられます。
優先度を考えるなら人気のウイスキーを購入するほうが良いですが、自分にとって気になる銘柄を見つけて今すぐに買う方が後悔は少ないです。