会員登録
HOME > ウイスキー知識 > ウイスキー銘柄 > ウィリアム・ローソンズの種類と味わい、おすすめの飲み方

ウィリアム・ローソンズの種類と味わい、おすすめの飲み方

2023.12.29 / 最終更新日:2024.12.02

ウィリアム・ローソンズは、現在はバカルディ社で製造されるスコッチウイスキーです。

スコットランド国内にとどまらず、世界中で人気の高いブレンデッドウイスキーですが、日本での知名度は低めとなっています。

しかし、フルーティーで甘い味わいはストレートやロックで飲みやすく、ウイスキーを飲みなれていない人でもハイボール以外の飲み方で飲みやすい銘柄です。

この記事では、ウィリアム・ローソンズの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • ウィリアム・ローソンズの種類と味わいを紹介
  • ウィリアム・ローソンズのおすすめの飲み方を解説

ウィリアム・ローソンズとは

ウィリアム・ローソンズは、バカルディ社でマクダフ蒸溜所の原酒を中心にブレンドしたスコッチのブレンデッドウイスキーです。

スコッチウイスキーの売上ランキングでも上位にある銘柄であり、世界での知名度は高いですが、日本での知名度はけっして高くない現状があります。

スモーキーさがないフルーティーな味わいは、加水しなくても美味しく飲みやすいウイスキーであるといえます

ウィリアム・ローソンズの概要と製造方法を見ていきましょう。

ウィリアム・ローソンズの概要

ウィリアム・ローソンズは、E&Jバーク社によって1889年に商標登録され、販売されることとなった古い歴史を持つ銘柄です。

この銘柄の人物であるウィリアム・ローソンは、E&Jバーク社の創業者の名前ではなく、1881年に入社した平社員の名前となっています。

E&Jバーク社の名のとおり、エドワードとジョンのバーク兄弟によって設立された企業ですが、なぜ入社したばかりの平社員の立場でしかないこの人物の名前がウイスキーの銘柄に採用されたのか明らかになっていません。

名称については謎も多いウィリアム・ローソンズですが、禁酒法時代のアメリカでよく売れ、その後もヨーロッパ市場で人気を博します。

創業者でもない謎の男の名がついた銘柄が、現在においてもスコッチを代表する銘柄となりました

バカルディ社がブランド権を獲得した現在では、同時に買収したマクダフ蒸溜所の原酒を使用して原酒を供給しています。

マクダフのシングルモルトについてはこちらの記事で紹介しています。

マクダフ(グレンデュヴェロン)の種類と味わい、おすすめの飲み方

ウィリアム・ローソンズの製造方法

ウィリアム・ローソンズはマクダフ蒸溜所の原酒を中心にブレンドされた銘柄です。

1972年頃からマクダフの原酒がキーモルトになりましたが、それ以前に使用されていた原酒は不明です

マクダフ以外の原酒も明らかになっていませんが、ブレンデッドウイスキーは所有している蒸溜所の原酒を使用することが多いことから、オルトモア、クライゲラキ、アバフェルディなど、バカルディ社が所有している蒸溜所はブレンドされている可能性があります。

マクダフ蒸溜所の詳細についてはこちらのページで紹介しています。

マクダフ蒸留所 - Macduff DISTILLERY

ウィリアム・ローソンズの種類と味わい

ウィリアム・ローソンズの種類と味わいを紹介します。

  • ウィリアム・ローソンズ
  • ウィリアム・ローソンズ 12年

ウィリアム・ローソンズ

画像引用:https://item.rakuten.co.jp/seijoishii/5010752000307/

ウィリアム・ローソンズは、バカルディ社が販売するスコッチウイスキーであり、日本では並行輸入品を中心に流通しています。

りんごのフルーティーさや紅茶のような香りがあり、フローラルで華やかな印象があります。

ストレートで飲んでもアルコールの刺激が少なく、まろやかな甘みが感じられます。

価格は若い原酒を使用していることから安いと考えられますが、若い原酒特有のアルコールの刺激感が少ないことから、ストレートやロックで安いウイスキーを楽しみたい方におすすめです

created by Rinker
ノーブランド品
¥2,420 (2024/12/22 10:46:42時点 Amazon調べ-詳細)

ウィリアム・ローソンズ 12年

画像引用:https://whiskyauctioneer.com/lot/024073/william-lawsons-12-year-old-scottish-gold-1980s

ウィリアム・ローソンズ 12年は、1980年代ごろに流通していた同銘柄のオールドボトルです。

キーモルトが現在と同じマクダフであることから味わいの傾向に変化はありませんが、スパイシーさや苦みなど熟成年数の長さから複雑な味わいが感じられます。

時代を経るごとにウィリアム・ローソンズのボトルデザインは変化しているため、現行のボトルを飲んで興味を持ったのであればオールドボトルも飲んでみましょう

ウィリアム・ローソンズのおすすめの飲み方

ウィリアム・ローソンズのおすすめの飲み方を紹介します。

  • ストレート
  • ロック

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

ウィリアム・ローソンズは低価格で購入できる熟成年数の若い原酒を使用するブレンデッドでありながら、ストレートでも飲みやすい銘柄です。

スモークや、アルコールの辛味などの刺激がないことから、ウイスキーを普段飲みするならハイボールよりもストレートが良い人におすすめになります

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

ロック

ウィリアム・ローソンズはロックにして変化する味わいを楽しむこともできます。

ロックも飲みやすいため、ゆっくりと飲み氷が溶けることで変化する味わいを楽しみましょう

ロックのおすすめの飲み方とおいしく飲むための作り方はこちらの記事で紹介しています。

ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介

まとめ

ウィリアム・ローソンズは、安いウイスキーでもハイボールだけではなく、ストレートやロックでおいしく飲める銘柄を探している方におすすめです。

日本ではあまり流通していないことから、近くに売っている店を探すことは難しいかもしれませんが、インターネットなどから販売している店を探しましょう。

オールドボトルを含めてボトルデザインにはいくつかの種類はありますが、「William Lawson’s」と大きく書かれている銘柄を探せば間違いありません。

ウイスキーを樽で買う!無料特典付きウェビナーのご紹介

SNSで最新情報をお知らせ
Contact

ウイスキーカスクの購入、Barでの取り扱い、取材・インタビュー、事業提携のご相談など
お気軽にご連絡ください