ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ライターズティアーズは、ティアーズ(Tears)の名前の通りラベルに涙のマークがデザインされているのが特徴であり、アイリッシュウイスキーのなかでも珍しい製法でボトリングされています。
アイルランドの伝統的なポットスチルウイスキーを使用し、ノンチルフィルタードでボトリングされた古くから愛されるウイスキーです。
ロイヤルオーク蒸留所で製造されるウイスキーは、近年ではバスカーが人気で、他にもアイリッシュマンという銘柄がありますが、他の銘柄にはないライターズティアーズの魅力があります。
この記事では、ライターズティアーズの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ライターズティアーズは、アイルランドの蒸留酒メーカーのウォルシュで販売されているアイリッシュウイスキーです。
ポットスチルウイスキーとモルトウイスキーをヴァッティングして、ノンチルフィルタードでボトリングしたこちらの銘柄は世界でも広く販売されるアイリッシュウイスキーの代表的なウイスキーの1つになります。
ライターズティアーズを直訳すると作家の涙ですが、アイルランドは文豪が多く誕生した地域として知られています。
多くの作家がアイリッシュウイスキーを飲んでいたことから、文豪の涙がアイリッシュウイスキーになるという話を由来にしており、文学が盛んなアイルランドらしいおしゃれな名前といえるでしょう。
ライターズティアーズの蒸留所、受賞歴について解説します。
ウォルシュ・ウイスキー蒸溜所は1999年にウォルシュ夫妻によって設立された蒸留所です。
アイルランドの南東部にあるカーロウ州は自然豊かな地域であり、ウイスキーの製造に適しています。
2016年にウォルシュ・ウイスキー蒸溜所は、ロイヤルオーク蒸留所として新たにオープンしました。
蒸留所が建てられている場所が元々ロイヤルオークと呼ばれていたことが改称の理由となりました。
ロイヤルオーク蒸留所では、モルトウイスキー、グレーンウイスキー、ポットスチルウイスキーの3種類のウイスキーが製造されているのが特徴です。
代表的な銘柄は、ライターズティアーズの他にバスカー、アイリッシュマンがあります。
ライターズティアーズは2009年に発売が開始されてから、その特徴的な名称から注目を集め、多くのウイスキーファンから評価されてきました。
2015年には、その年の最優秀のアイリッシュウイスキーに贈られるアイリッシュ・ウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
有名なウイスキー評論家のジム・マーレイが自著のウイスキーバイブルで、ライターズティアーズをアイリッシュウイスキーでは最も高く評価しています。
他にも、ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)で金賞を受賞し、ウイスキーの先駆者と呼ばれる著名人のイアン・バクストンが死ぬまでに試したいウイスキーに選出しています。
それでは、ライターズティアーズの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.walshwhiskey.com/our-whiskeys/our-whiskeys-writers-tears/
日本でも販売されているライターズティアーズのスタンダードな銘柄がコッパーポットであり、モルトウイスキーとポットスチルウイスキーをヴァッティングさせています。
アメリカンオークのバーボン樽によって熟成させたことで、バニラとりんごの香りが強く出ており、バタースコッチの優しい風味と生姜のスパイシーさが調和した飲みやすいウイスキーです。
入手難易度も低いので、ライターズティアーズを日本で入手するならこちらの銘柄を探すことをおすすめします。
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バーボン樽とフランスのコニャックを熟成させるのに使用したワイン樽の2種類の樽の原酒をヴァッティングさせた銘柄がライターズティアーズ ダブルカスクになります。
バニラと生姜のスパイスが効いたライターズティアーズのスタンダードな風味に加えて、プラムや洋ナシの香りとチョコレートの風味が感じられる味わいです。
フランスのレガレット家の協力によって生まれた、新しいライターズティアーズの一面がかいま見れる銘柄となっています。
画像引用:https://www.walshwhiskey.com/our-whiskeys/our-whiskeys-writers-tears/
ライターズティアーズの原酒を伝統的なウイスキー樽であるシェリー樽で熟成させたらどうなるのかという要望に応えた銘柄がライターズティアーズ レッドヘッドです。
シェリー樽のドライフルーツやプラムの香りにオレンジの香味が感じられ、スパイシーかつクリーミーな味わいに仕上がっています。
こちらの銘柄もチルフィルターを使用せずボトリングされています。
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こちらの銘柄は日本では広く販売されていない銘柄ですが、ライターズティアーズを構成するシングルポットスチルウイスキーのみをボトリングしたものです。
バーボン樽で熟成された原酒をシェリー樽とマルサラワイン樽で追熟し、甘くて果実のジューシーな味わいのなかにポットスチルウイスキー特有のスパイシーさが感じられます。
ポットスチルウイスキーを単体で飲んでみたい方は入手手段は限られますが、オンラインショップなどでこちらの銘柄を探してみるとよいでしょう。
画像引用:https://www.walshwhiskey.com/our-whiskeys/our-whiskeys-writers-tears/
高いアルコール度数を保ちながらボトリングされたカスクストレングスのライターズティアーズはわずか7,920本しか製造されなかった希少な銘柄です。
リッチなバタースコッチとスパイシーな香りが強く、カスクストレングスにより個性と風味が強く表れています。
厳選した原酒を使用して作られたこちらの銘柄は、ライターズティアーズの最高傑作といっても過言ではありません。
ライターズティアーズのおすすめの飲み方を2つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ライターズティアーズの甘い味わいとスパイシーさを余すことなく楽しむならストレートがおすすめです。
香り・味わい・余韻に個性があるライターズティアーズですがストレートでも飲みやすいです。
最初はストレートで飲むようにして、好みでロックを試してみるのもいいかもしれません。
ストレートを飲みなれていない方は必ずチェイサーを用意して、ライターズティアーズの風味をゆっくり味わいましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
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画像引用:https://www.walshwhiskey.com/our-whiskeys/our-whiskeys-writers-tears/
ライターズティアーズを販売するウォルシュの公式サイトで紹介されているカクテルがティアーズ・ロワイヤルです。
レシピと作り方を以下にまとめました。
材料
作り方
アイリッシュウイスキーはカクテルの材料にすることも推奨されているので、ライターズティアーズでカクテルを作って楽しむのもおすすめです。
ウイスキーカクテルを含めたウイスキーの割り方について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
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ライターズティアーズは、アイリッシュウイスキーのなかでもポットスチルウイスキー特有のスパイシーさが際立つ味わいを持ちます。
ウイスキー好きであれば一度は飲んでおきたい銘柄であり、ウイスキー初心者でストレートに挑戦したい方にもおすすめです。
まだ飲んだことがない方はお求めやすい銘柄を探して挑戦してみましょう。