山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ワイルドターキー 8年は、ワイルドターキー 12年の復活販売とともに、ボトルデザインがリニューアルされました。
そのため、旧ボトルのワイルドターキー 8年は終売となり、ボトルの表面にワイルドターキーを象徴する七面鳥が浮き出る加工をされた新ボトルがメインに販売されている現状です。
旧ボトルと現行のボトルの味わいの違いですが、公式に言及されていることはないため、気になる方はご自身で飲み比べして判断するのが良いでしょう。
この記事では、ワイルドターキー 8年の旧ボトルの終売の理由について解説し、味わいや飲み方も解説します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.wildturkey.jp/our-products/
ワイルドターキーとは、アメリカのケンタッキー州で製造される七面鳥が描かれたラベルデザインが特徴のバーボンウイスキーです。
辛口でクセのあるバーボンとして知られており、パンチの強さからバーボン好きからの人気も高い銘柄となっています。
ワイルドターキーの中でも人気の高いボトルが8年であり、スタンダードボトルと変わらない上記のラベルデザインで2022年まで販売されてきました。
しかし、2022年を機会に、ワイルドターキー 8年のラベルデザインは変更され、オールドボトルは終売となりました。
現在のワイルドターキー 8年は以下のボトルデザインとなりました。
画像引用:https://www.wildturkeybourbon.com/ja-jp/products/wild-turkey-8-yo/
ボトルデザインは、より高級感を感じる印象に仕上がっており、現行のボトルのほうが良いと思う方もいることでしょう。
同時に長らく販売されていなかったワイルドターキー 12年も販売されており、2022年はワイルドターキーのブランド全体において注目の年となりました。
ワイルドターキーのブランド全体の種類と味わいはこちらの記事で紹介しています。
ワイルドターキー 8年の旧ボトルを終売して、ラベルデザインのリニューアルを行った理由はブランドのイメージアップを図った結果になります。
現行のボトルと旧ボトルを比較するとラベルが占める面積に違いがあり、現行のボトルはラベルの面積を狭くすることで長期熟成によって造られたウイスキーの色合いをグラスに注ぐ前から鑑賞ができるようになりました。
オールドボトルにはあったラベルの七面鳥が失われた代わりに、ラベルの上部に七面鳥が浮き出て見えるように加工した特注のボトルを使用することで、高級感を感じるクラシックスタイルの表現を実現しています。
ボトルデザインの変更によって、8年熟成のワイルドターキーをスタンダードのワイルドターキーと差別化し、よりプレミアムな印象を感じてもらう狙いがあったようです。
結果的にワイルドターキー 8年はより高級な印象を持つ、特別感のあるウイスキーにイメージアップしたため、リニューアルによる前向きな終売であったといえます。
ワイルドターキー 8年の味わい自体は、ボトルデザインが変化したとしても大きな変化はなく、飲み比べをしたウイスキー好きの間で一部変化があったのではないかと噂される程度にとどまっています。
つまり、味わいの方向性に大きな変化はないため、旧ボトルのワイルドターキー 8年が好きだった人も継続して現行のボトルのワイルドターキー 8年を飲むことができます。
アルコール度数の強さから感じられる強い刺激とパンチのある味わいがあり、ハチミツのような甘さが感じられることが特徴です。
焦がした木材のような香ばしさ、スパイシーなフレーバーがあり、クセの強さが目立ちますが優しい甘さも感じられる複雑な味わいです。
飲みごたえのあるバーボンというコンセプトで、バーボンウイスキーに飲みやすさよりも、クセのある味わいを求めている方におすすめになります。
ワイルドターキー 8年のおすすめの飲み方を紹介します。
ワイルドターキー 8年のストレートは、ウイスキーを飲み慣れていない場合は飲みにくいと感じるかもしれませんが、個性の強さを感じるならこの飲み方がおすすめです。
アルコールのエステリーな刺激に、オイリーな口あたりが目立ち、最後に来るピリッとした刺激を含めて強い個性に溢れています。
個性の強い刺激の中にほのかに感じる甘みも魅力的となっているため、ワイルドターキーの魅力を余すことなく味わう場合や、現行ボトルと旧ボトルの特徴を飲み比べしたい場合などにも向いています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
本場バーボンの飲み方において代表的なロックも、ワイルドターキー 8年と相性の良い飲み方といえるでしょう。
ストレートと比較した時、強過ぎる個性がゆえに取っつきにくいと感じる風味の角が取れて丸くなり、飲みやすい味わいに変化します。
バランスの良い味わいであることから、完成度の高い状態で飲みたい場合は、ロックがおすすめになります。
ロックの美味しい作り方についてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ウイスキー初心者を含めて飲みやすさを重視してワイルドターキー8年を飲むなら炭酸水で割ったハイボールがおすすめです。
ハイボールにしてもワイルドターキーらしい力強い味わいは健在であり、炭酸の爽快感ともマッチしており、すっきりした飲み心地となっています。
ストレートやロックで飲んでキツいと感じる場合や、食中酒としてワイルドターキー 8年を飲みたい場合に向いています。
コスパの良いハイボールの飲み方と、おすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
ワイルドターキー 8年の旧ボトルの終売の理由は、ボトルデザインのリニューアルであり、現状では銘柄自体の終売の事実はなく、前向きな理由といえます。
高級感のある印象に変化したワイルドターキー 8年の現行ボトルですが、昔ながらの取っつきやすいデザインが好きだった方には残念なリニューアルだったかもしれません。
現在でも、古酒市場を中心に旧ボトルのワイルドターキー 8年は広く流通しているため、入手したい場合は探してみましょう。