山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
I.W. ハーパー12年は、バーボンとしては珍しい長期熟成のボトルを販売していることが特徴の銘柄でしたが、その中でもI.W. ハーパー12年は惜しまれながらも終売しました。
終売は2022年のことであり、新たに製造されることがなくなった銘柄になりますが、その人気の高さから現在でも需要があり、今でもプレミア価格で取引されています。
バーボンはスコッチと比較して地域の特徴から熟成の進みが早いことから、12年でも長期熟成となっており、バーボンの長期熟成銘柄を味わってみたい方におすすめです。
この記事では、I.W. ハーパー12年の終売の理由について解説し、入手方法やおすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:Amazon.co.jp
概要 | 内容 |
容量 | 750ml |
アルコール度数 | 43% |
参考価格 | 不明 |
I.W. ハーパー12年は、アメリカのケンタッキー州で製造される12年以上熟成させた原酒を使用した長期熟成のバーボンウイスキーです。
スタンダードボトルであるI.W.ハーパー ゴールドメダルは、5年熟成のボトルとなっており、I.W. ハーパー12年はその倍以上の期間、熟成させた銘柄となっています。
I.W.ハーパーでは15年熟成のボトルも販売されたことがあり、こちらは日本ではほとんど手に入らないI.W. ハーパー12年よりもレアな銘柄です。
I.W. ハーパー12年は2022年に終売しており、販売当時は熟成年数の長いバーボンでありながら入手難易度はけっして高くありませんでしたが、現在では高騰し、入手が難しくなっています。
長期熟成による完成度の高さから現在でも日本における人気が高く、終売してから時間が経つほど値上がりが予測されるバーボンです。
I.W. ハーパーの種類と味わいについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
I.W. ハーパー12年の終売の理由は以下の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2022年、販売元のディアジオ・ジャパンによると海外を中心にバーボンブームが続いていることから、I.W. ハーパー12年の原酒を安定確保できない状況が続いていると発表しています。
これにより、I.W. ハーパー12年を供給することができないことから、終売に踏み切りました。
バーボンに限らずウイスキーの原酒は世界的に不足しているため、熟成年数が長く原酒を確保しにくいI.W. ハーパー12年は終売になりやすい状況であったといえるでしょう。
I.W. ハーパー12年のボトルは、他のウイスキーボトルと比較しても特殊な形状をしていることがわかります。
独特なデキャンタボトルのデザインは、I.W. ハーパー12年の魅力であるとともに生産コストを高める原因にもなったようです。
2022年当時、新型コロナウイルスの影響でボトル資材の入手が困難になったことも終売の理由であったことがディアジオ・ジャパンから明かされています。
仮に生産本数を絞ったうえで、値上げをしてI.W. ハーパー12年の販売を継続する判断となった場合でも、魅力的なデキャンタボトルのデザインはリニューアルされていたと考えられます。
I.W. ハーパー12年の入手方法・飲む方法について解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
I.W. ハーパー12年は、古酒を取り扱う酒店を巡ることで入手できる可能性があります。
複数の店舗を巡って探せば、思いがけない値段で売られているお店を見つけられるかもしれません。
I.W. ハーパー12年だけでなく、よりレア度の高い15年なども含めて、楽しみながら探してみましょう。
I.W. ハーパー12年は、記事執筆時点では終売銘柄でありながら、多くのオンラインショップで販売されています。
すでに終売しているボトルであることから、店舗によって販売価格は大きく異なりますが、信頼できる店舗で購入を検討しましょう。
I.W. ハーパー12年を入手するならインターネットからオンラインショップを探すのが確実です。
I.W. ハーパー12年はおしゃれなデキャンタボトルのデザインから特別感があることから、現行で販売されている時代にはバーに置いてあることも多かったため、このボトルとの出会いがバーであった人もいます。
バーボンの古酒を置いているバーであれば、今でもI.W. ハーパー12年を店舗に置いており、飲むことができるかもしれません。
ボトル価格はプレ値がついて高騰していることから、できる限り安くI.W. ハーパー12年を飲みたいならバーで探して飲みましょう。
バーでウイスキーを初めて飲む方はこちらの記事を参考にしてください。
バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説
I.W. ハーパー12年のおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
I.W. ハーパー12年は少し加水しても香りや風味を楽しみやすいことから、ロックでゆっくり飲むのがおすすめです。
少しずつ飲むことで、氷が溶けて変化するI.W. ハーパー12年の味わいを楽しめます。
ロックなどの加水しない飲み方が苦手な人でも、非常に飲みやすいため、ウイスキー初心者にも向いています。
ウイスキーのロックの美味しい作り方についてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
I.W. ハーパー12年は、加水しても風味が薄まりにくく、肉料理などの食中酒にも合うことから水割りもおすすめです。
水割りにすることで、よりすっきりした飲み心地になり、クセが少なく飲みやすくなります。
水割りの作り方やポイントについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
I.W. ハーパー12年は、2022年にすでに終売している銘柄ではありますが、現在も一定量は古酒市場に流通しています。
日本でも愛好家が多く、需要の高い銘柄であることから、飲める機会に飲んでおきたいところです。
I.W. ハーパーを飲んだことがない方は、入手しやすいスタンダードボトルのI.W.ハーパー ゴールドメダルから飲み始めるのもおすすめです。