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アンバサダーの種類と味わい、古酒のおすすめの飲み方を解説

2025.02.21 / 最終更新日:2025.02.21

アンバサダーは、1885年に創業されたテイラー&ファーガソン(Tailor & Ferguson)社が発祥のスコッチウイスキーのブランドです。

20世紀から日本でも輸入されたウイスキーであり、現在では終売していることから、愛好家やコレクターを中心に高値で取引されています。

ハイランドモルトを中心に約40種類以上の原酒をブレンドしたといわれており、バランスが良く深みのある味わいが今でも愛好家から評価されている銘柄です。

この記事では、アンバサダーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • アンバサダーの種類と味わいを紹介
  • アンバサダーのおすすめの飲み方を解説

アンバサダーとは

アンバサダーは、19世紀に立ち上げられたスコッチウイスキーのブランドであり、日本では20世紀から輸入されていた古酒です。

輸出先は主にアメリカ市場と日本市場であり、日本市場における流通が限定的であったことから、コレクターを中心に現在も高値で取引されています。

ブレンドはハイランドモルトを中心としており、複数のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドして、数多くのラインナップがリリースされました。

アンバサダーの概要と製造方法を見ていきましょう。

アンバサダーの概要

1885年に創業されたテイラー&ファーガソン社は、英国駐在の大使のニーズに応えるためのウイスキーブランドを立ち上げました。

その名の通り英語で大使を意味するアンバサダーが銘柄名となり、イギリスの大使館、公式行事で使用されるウイスキーとして採用されたことがあります。

当初は一般に販売されるウイスキーではありませんでしたが、20世紀ではアメリカ・日本などの海外市場の輸出用のウイスキーとなりました。

輸出当初は、イギリスを代表するお酒と認知されるほど知名度が高いウイスキーだったといわれています。

元々は銘柄名の通り国のお客様をもてなす格式の高いウイスキーであったことから特別感があり、かつては高い知名度を持っていました。

上記の背景を含めてウイスキーコレクターから人気があり、現在でもアンバサダーは古酒市場を中心に取引されています。

アンバサダーの製造方法

アンバサダーはブレンデッドウイスキーに分類され、ハイランドモルトをブレンドの中心に使用していることがわかっています。

原酒は40種類以上ブレンドしているといわれており、複数のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして味わいのバランスを整えています。

25年以上熟成させた長期熟成のボトルもあり、限られた個数しか現在では流通していない大変希少なウイスキーです。

ハイランドモルトについては以下の記事で紹介しています。

ハイランドウイスキーのおすすめ銘柄8選と地域ごとの特徴について

アンバサダーの種類と味わい

アンバサダーの種類と味わいを紹介します。

  • アンバサダー ロイヤル 12年
  • アンバサダー 25年
  • アンバサダー エンバシー

アンバサダー ロイヤル 12年

画像引用:https://www.bbreeze.jp/items/27490210

アンバサダー ロイヤル 12年は、20世紀に日本で流通していたため、特級表記が確認できる12年熟成のブレンデッドウイスキーです。

ほのかなスパイシーさとモルトの風味を感じる味わいとなっています。

流通しているアンバサダーでは大きく高騰していないため、入手しやすいボトルといえるでしょう。

アンバサダー 25年

 

画像引用:https://item.rakuten.co.jp/fukuchann/oyfu-1429011/

アンバサダー 25年は、アンバサダーの中でも高値で取引されている25年熟成の長期熟成ボトルです。

流通年度によって価値が変化するボトルであり、上記のボトルは1980年代に流通したと考えられています。

そのため、ボトルによって味わいや価格が異なる場合があります。

アンバサダー エンバシー

画像引用:https://item.rakuten.co.jp/kawachi/5010886130338/

アンバサダー エンバシーは、アンバサダー(大使)に対してエンバシー(大使館)の名前が付けられた熟成年数表記のないブレンデッドウイスキーです。

特に他のアンバサダーと比較して高値で取引されているわけではありませんが、現在の時点において古酒市場への流通数が少ない一本です。

ウイスキーの特級表記など古酒について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ウイスキーの特級とは? 廃止となった 級別制度について解説!

アンバサダーのおすすめの飲み方

アンバサダーをコレクションせずに飲む場合は、希少な古酒であるため、ストレートで飲むことをおすすめします。

古酒は同じ銘柄であってもボトルによって個性があることが魅力であり、ランシオ香と呼ばれる地下室やダンボールのような香りが発生することもあります。

終売した古酒のウイスキーでしか味わえない魅力があるため、ストレートでそのままにゆっくり味わってみましょう。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?人気の銘柄・安い銘柄10選!

まとめ

アンバサダーは、1885年にテイラー&ファーガソン社によって創設されたスコッチウイスキーのブランドです。

主にハイランドモルトを中心に40種類程度の原酒がブレンドされ、深みのある風味を実現しています。さらに、25年以上の長期熟成を経た限定ボトルも存在し、その希少性から市場では特に注目されています。

アンバサダーは、その希少性と歴史的な背景から、現在もコアなウイスキー愛好家を中心に高い需要があるボトルです。

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