ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
バランタイン 10年は、バランタイン 12年が終売したことで後継として販売された新しいバランタインのラインナップです。
ボトルデザインも12年と酷似していることから実質的なリニューアルではありますが、価格を変えずに熟成年数を引き下げたマイナスなリニューアルという印象が強いかもしれません。
ただし、バランタイン ファイネストの上位ボトルと言う立ち位置は変わらないため、バランタインが好きでファイネストよりも完成度の高いボトルを飲みたいならこちらの銘柄を選ぶことになるでしょう。
この記事では、バランタイン 10年について解説し、味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5000299628713/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
参考価格 | 2,990円 |
参考:サントリー 公式サイト
バランタイン 10年は、ペルノリカール社が販売するブレンデッドウイスキーであり、2024年5月14日に発売されたバランタインの新しいラインナップです。
バランタイン 10年が発売された背景にはバランタイン 12年の終売があり、12年が同年同月に正式に終売したタイミングで入れ替わる形で10年がリリースされました。
10年以上熟成された原酒のみを使用しており、使用する原酒の種類は数十種類にも及びます。
今後はバランタイン 12年の代わりにバランタイン 10年が、バランタイン ファイネストの上位ボトルにあたる定番銘柄を務めていくことになります。
また、バランタインにはバランタイン 7年というラインナップがすでにあり、12年が10年に実質的なリニューアルしたことにより、熟成年数の差が縮まったことも頭に入れておきたいところです。
バランタイン 12年を飲んでいた方は、バランタイン 10年に乗り換えるべきか考えるためにも、新しいボトルについて理解していきましょう。
バランタインの種類と味わいについてはこちらの記事で紹介しています。
バランタインの種類やおすすめは?味の特徴や飲み方についても解説
バランタイン 10年の風味は、サントリー公式サイトでこのように表現されています。
概要 | 内容 |
色合い | 淡い黄金色 |
香り | 蜂蜜の甘さやバランスの取れた華やかさ |
味わい | バニラのような甘さと林檎を想わせるフレッシュ感 |
フィニッシュ | 爽やかに続く甘く長い余韻 |
引用:サントリー イエノバ
バランタインの特徴であるバニラとはちみつのような風味と、フルーティーさは10年でも味わうことができます。
12年と比較すると熟成年数が引き下げられたためにアルコール感の違いや風味が薄くなるなど、原酒の若さが気になるところではあります。
ただし、12年と比較せず10年をファイネストや7年の上位ボトルとして見た場合は、相応の完成度があり、共通して初心者も飲みやすいウイスキーといえるでしょう。
発売の経緯から12年と比較されやすいため、過小評価になりやすい状況にありますが、ファイネスト・7年・12年などの既存のバランタインブランドと比較して大きな路線変更は行われていません。
満足できる味わいであるかどうかは、比較対象の有無などによっても異なるところではありますが、バランタインの味わいが好きな方は一度試してみましょう。
バランタイン 10年のおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
バランタイン 10年は、エステリーの華やかな香りとバニラとりんごのような甘い風味がストレートでは味わいやすく魅力的です。
12年と比較すると若い原酒のアルコール感が強くなることからストレートやロックなどで飲みにくく感じるかもしれません。
しかし、同じ熟成年数の他の銘柄と比較すれば、ストレートで味わいやすいボトルであるといえるでしょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
バランタイン 10年のロックは、ビターな風味などウイスキーが持つ複雑な味わいを引き出してくれます。
氷が溶けて加水されることで、アルコール感のある刺激が和らいでいき、飲みやすく変化します。
バランタイン 10年をゆっくりと味わいたいときにおすすめの飲み方です。
ロックの美味しい作り方とポイントについてこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
少し贅沢なハイボールを味わいたいということであれば、バランタイン 10年のハイボールは十分に魅力的といえるでしょう。
りんごのようなフルーティーさのあるハイボールとなり、加水する飲み方であれば熟成年数の差を実感することも少なくなります。
ハイボールで常飲するウイスキーとしてバランタイン 12年を選んでいた場合は、抵抗感なく10年に代替しやすいといえるでしょう。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーと、コスパのいい飲み方はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
最も大きな違いは使用する原酒の熟成年数ではありますが、どちらも数十種類の原酒を使用していることから原酒構成にも変化があったことが予想されます。
しかし、バランタインはすべての構成原酒を明らかにしているわけではないため、詳細な違いは不明です。
価格・ボトルデザインを含めて共通点が多いことから、実質的なリニューアルという見方が強いです。
バランタイン10年は、2024年5月14日に発売され、サントリーの輸入によって現在では日本で広く販売されています。
同年同月にバランタイン12年は正式に終売しました。
バランタイン 12年の終売の理由についてはこちらの記事をチェックしてください
バランタイン12年の終売の理由は? 似ているウイスキー銘柄もご紹介!
バランタインブランドの新たなラインナップとして発売されたバランタイン 10年は、ボトルデザイン・価格に変化がないことから実質的にはバランタイン12年のリニューアルとなっています。
熟成年数を落としても香りや味わいに大きな変化はなく、乗り換えて常飲できるボトルであることが理想ではありますが、飲む人・飲み方によって評価は異なるところです。
新発売を機会にバランタイン 10年を知った方や、ウイスキー初心者の方を含めて、新しく発売されたウイスキーを試してみましょう。