ザ・マッカラン ダブルカスクシリーズの種類と味わい、おすすめの飲み方
- ウイスキー銘柄
バレッヒェンは、ハイランドのエドラダワー蒸溜所で製造されるスコッチウイスキーです。
かつてはバレッヒェンというブランドと蒸溜所が存在しましたが、現在はエドラダワー蒸溜所がブランド権を獲得しています。
エドラダワーとは対称的なヘビリーピートタイプのボトルであり、クセが強めでありながら、ハイランドらしいフルーティーな味わいを楽しめることが特徴です。
この記事では、バレッヒェンの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://whisky.com/
バレッヒェンは、ハイランドのエドラダワー蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
バレッヒェンは1927年まで運営されていた蒸留所ですが、エドラダワーがブランド権を引き継ぎ、2002年に復活させました。
ハイランドのシングルモルトでは珍しいヘビリーピートタイプでありますが、ハイランドやエドラダワーらしいフルーティーな味わいを堪能できます。
バレッヒェンの概要と製造方法を見ていきましょう。
代表的なハイランドモルトの種類と地域ごとの特徴はこちらの記事で紹介しています。
ハイランドウイスキーのおすすめ銘柄8選と地域ごとの特徴について
バレッヒェン蒸溜所は、1810年に開始された蒸溜所であり、1927年の100年にわたって稼働していました。
この蒸溜所のブランド権をエドラダワー蒸溜所が取得し、2002年にバレッヒェンを復活させました。
ラフロイグ蒸溜所のイアン・ヘンダーソンがマネージャーとなり、ヘビリーピートタイプのシングルモルトウイスキーがエドラダワー蒸溜所で仕込まれることとなります。
そのため、エドラダワーとは対称的な味わいであっても、どこかラフロイグを感じるようなスモークを含めた風味が特徴です。
バレッヒェンはスタンダードである10年物をはじめ、さまざまな熟成樽で熟成させた銘柄が限定ボトルとして販売されているため、限定ボトルを含めたラインナップが多くなっています。
エドラダワー、ラフロイグの種類と味わいはこちらの記事で紹介しています。
現在販売されているバレッヒェンは、エドラダワー蒸溜所で製造されています。
2002年、ペルノリカール社がボトラーズのシグナトリー・ヴィンテージ社に蒸溜所の売却をきっかけに、生産の幅が拡大し、ヘビリーピートのバレッヒェンの製造もその一環です。
熟成樽は限定品を中心にさまざまなワイン樽が用いられており、ソーテルヌやマディラの空き樽が熟成に使用されました。
また、エドラダワー蒸溜所は生産部門の従業員が3人しかおらず、昔も今もほとんど変わらない製造方法を貫いており、高品質なウイスキーを少量生産することを重視しています。
エドラダワー蒸溜所の詳細はこちらのページで紹介しています。
エドラダワー蒸留所 - Edradour DISTILLERY
バレッヒェンの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/3line/10003165/
バレッヒェン 10年は、バレッヒェンのスタンダードボトルとなる10年熟成の銘柄です。
フェノール値は50ppmと非常に高く、強いスモーク香と柑橘系の果実の風味とクリーミーな味わいが特徴になります。
ヘビリーピートのハイランドモルトが気になる方や、ラフロイグが好きな方におすすめのバレッヒェンを初めて飲むなら、こちらの銘柄を探してみましょう。
画像引用:https://www.sake-kaitori.jp/menu/menulist/edradour-ballechin2nd/
バレッヒェン マデイラカスクマチュアードは、マデイラ・ワイン樽でバレッヒェンを後熟させた限定銘柄です。
強いピートスモークにマデイラカスクの香りがわずかながらあり、ハチミツと熟した果実の風味が感じられます。
マデイラカスクに興味がある方はこちらのボトルを探してみましょう。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/maruyamaya/10013791/
バレッヒェン ソーテルヌカスクマチュアードは、マデイラと同様にソーテルヌ・ワイン樽で後熟させたワインカスクシリーズのひとつです。
ピートスモークの上にナッティな風味が感じられることが特徴であり、バターの香ばしさとオイリーな味わいがあります。
ソーテルヌカスク熟成らしい香ばしい味わいのバレッヒェンを飲みたい方におすすめです。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/chuoshuhan/108408/
バレッヒェン ポートカスクマチュアードは、ブドウの濃厚な甘みとコクが特徴のポートワイン樽で後熟させたバレッヒェンです。
ピートスモークにマスカットの風味があり、甘味だけでなく、辛味もともないますが、後味はさっぱりしています。
ポートワインカスク熟成のバレッヒェンが気になる方は、緑色のラベルを目印に探してみましょう。
画像引用:https://www.maruyamaya.shop/shopdetail/000000000858/
バレッヒェン ボルドーカスクマチュア―ドは、ボルドーワイン樽でバレッヒェンを熟成させたボトルです。
スモークでありながら華やかな香りを持っており、繊細な風味を持ちながら飲みごたえを両立しています。
ピンク色のラベルが目印の目立つバレッヒェンがボルドーワインカスク熟成になります。
バレッヒェンのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
バレッヒェンは、香りや味わいの変化を楽しみながら、ロックでゆっくり飲むことをおすすめします。
熟成樽ごとの特徴も感じやすく、氷が溶けることでさまざまな表情を見せてくれます。
ロックの作り方とおすすめの飲み方はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
バレッヒェンはラフロイグと同様に加水することで飲みやすくなり、炭酸を加えることで爽快感が味わえます。
スタンダードボトルである10年物ではラフロイグと同様にハイボールだけでなく、コーラ割りなどにすれば、ウイスキー初心者の方も気軽に楽しめることでしょう。
シングルモルトをハイボールで飲むのはもったいないかどうかはこちらの記事で紹介しています。
シングルモルトをハイボールで飲むのはもったいない? その理由とは
バレッヒェンは、メインブランドのエドラダワーとは対称的なヘビリーピートでブランドされたクセが強く、限定品の多い銘柄となっています。
エドラダワーを飲んだことがなくても、ラフロイグを気に入った方であれば気に入る可能性があるので、ピートスモークが好きな方におすすめです。
バレッヒェンを初めて飲むなら10年物であれば、購入しやすいといえるでしょう。