ザ・マッカラン ダブルカスクシリーズの種類と味わい、おすすめの飲み方
- ウイスキー銘柄
バリンダロッホは、スペイサイドのバリンダロッホ蒸溜所で製造されるシングルモルトのスコッチウイスキーです。
2014年に設立されたばかりの家族経営の小規模な蒸溜所であり、ウイスキーのリリースが期待されていましたが、ついに日本史上向けにシングルモルトがリリースされました。
スペイサイドの隠れた宝石と呼ばれるバリンダロッホは、スペイサイドモルトらしいフルーティーな風味となめらかな口あたりを楽しめるボトルです。
この記事では、バリンダロッホの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
バリンダロッホは、スコットランドのスペイサイドにあるバリンダロッホ蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
家族経営でスペイサイドの中でも最小規模の蒸溜所であり、シングルモルトを中心に製造しています。
長期熟成を前提としたニューメイクを製造していることから、今後のリリースにも期待が持てる蒸溜所といえるでしょう。
バリンダロッホの概要と製造方法を見ていきましょう。
マクファーソン・グラント家は、バリンダロッホ城があるこの地に長く居を構える一族です。
スコットランドで最も美しい場所といわれることがあるこの地で、バリンダロッホ城の23代当主であるガイ・マクファーソン・グラント氏じゃバリンダロッホ蒸溜所を2014年に創業しました。
グラント一族は、かつてクラガンモア蒸溜所に対して投資を行っていたことがあり、古くからウイスキーに関わってきた一族です。
クラガンモア蒸溜所がDCLに売却されると、50年以上ウイスキーとの関わりはありませんでしたが、近年になって蒸溜所を設立してウイスキーの生産を開始しました。
ただし、クラガンモア蒸溜所との繋がり自体は続いていたと考えられ、バリンダロッホがリリースされる前に一族の所有しているプライベートカスクを試飲することができました。
創業から10年近い時を経てついに、「バリンダロッホ ヴィンテージリリース 2015」が発売され、日本市場向けに流通します。
クラガンモアについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
バリンダロッホで生産されるシングルモルトは年間で 10 万リットルとスペイサイドでは最小規模の希少なウイスキーです。
木製ウォッシュバック、1対の小型ポットスチルの設備を整えて、伝統的な製造方法によりシングルモルトが製造されます。
コンデンサーではなくワームタブを用いることで、長期熟成を前提としたニューメイクを製造しています。
そのため、ファーストリリースだけでなく、今後もリリースされると考えられる長期熟成ボトルに期待が持てる蒸溜所です。
バリンダロッホ蒸溜所については以下のページにまとめています。
バリンダロッホの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/ballindallochvintage2015/
バリンダロッホ ヴィンテージリリース 2015は、8年以上熟成された原酒を使用し、ファーストフィルとリフィルのバーボン樽を均等にヴァッティングしたシングルモルトです。
バーボン樽で熟成したことからバニラの甘い香味が感じられ、柑橘系の果実と穀物由来の香りが感じられます。
フルーティーな風味があり、ウェハースのような麦の香ばしさが前面に出た豊かな味わいが特徴的です。
日本市場向けにこちらのボトルはリリースされていることから、日本でも入手しやすいバリンダロッホとなっています。
画像引用:https://www.masterofmalt.com/whiskies/ballindalloch/ballindalloch-2015-oloroso-sherry-single-cask-cask-112-whisky/?recommended_by=136442
バリンダロッホ オロロソ シェリー シングルカスク2015は、ファーストフィルのオロロソシェリー樽で9年以上熟成されたボトルです。
シングルカスク・カスクストレングスでボトル詰めされています。
シェリー樽好きにとっては今後のバリンダロッホにおいて、シェリー樽で熟成されたボトルの日本向けリリースが期待されるところです。
シェリーカスクで熟成されたウイスキーはこちらの記事で紹介しています。
シェリーカスク(シェリー樽)のウイスキーのおすすめ銘柄10選!
バリンダロッホのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
新しいシングルモルトであるバリンダロッホの味わいをダイレクトに感じたい方はストレートで飲んでみましょう。
スペイサイドらしい甘さと熟成樽による風味がわかりやすい飲み方です。
ただし、熟成年数がまだ若いことからウイスキーの本当の実力がわかるのは、長期熟成のボトルが販売されてからになるかもしれません。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?人気の銘柄・安い銘柄10選!
バリンダロッホは、まだ熟成年数が若いことからハイボールも適しています。
柑橘系の果実の風味が爽やかな炭酸と相性が良いため、熟成年数の若いボトルはハイボールで飲むのがおすすめです。
ハイボールに合うスコッチウイスキーはこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
バリンダロッホは、スペイサイドの由緒正しき一族による家族経営の蒸溜所であり、長期熟成を前提としたウイスキーを製造しています。
現状では熟成年数の短いボトルしかリリースされていませんが、今後のリリースに期待したい蒸溜所といえます。
新しいスペイサイドモルトを飲みたい方は購入を検討してみてください。