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終売したボウモア12年 シルクプリントとは? 現行品との比較と飲む方法を解説

2024.05.30 / 最終更新日:2024.05.30

ボウモア12年は、ボウモアの中でもスタンダードボトルに位置する銘柄であり、終売されたオールドボトルには1990年代頃に流通していたシルクプリントのボトルもあります。

ボウモア12年 シルクプリントの特徴は香水や石鹸のようなパフューム香であり、現在のボウモア12年にはない香りとなっています。

アイラウイスキーは個性やクセが強いことが特徴であるため、ボウモアのパフューム香に関しても好みである人や、全く受けつけられないという人もいますが、現在ではパフューム香を持つウイスキー自体がなくなっている状態にあります。

この記事では、終売したボウモア12年 シルクプリントについて、現行品との比較、味わいの特徴、飲む方法を紹介します。

この記事のポイント

  • 終売したボウモア12年 シルクプリントについて紹介
  • ボウモア12年 シルクプリントを飲む方法について解説

終売したボウモア12年 シルクプリントとは?

画像引用:https://best.meijiis.shop/mart/detail/m44100599113787.html

概要 内容
熟成年数 12年
容量 750ml
アルコール度数 43%
流通した年代 1990年代

こちらは1990年代に流通したボウモア12年であり、カモメを描いたデザインがシルクプリントされていることから、ボウモアの中でもシルクプリントラベルのボトルと呼ばれています。

製造は1970年代~1980年代と推測できるこちらの銘柄ですが、この時代に製造されたボウモアはパフューム香があることがウイスキー愛好家の間で話題になりました。

現在のボウモアはもちろん、それ以前のオールドボトルのボウモアにも確認できなかった香味であるといわれています。

日本ではサントリーから販売されている現行品のボウモア12年は以下の通りです。

画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010496001448/

概要 内容
容量 700ml
アルコール度数 40%
純アルコール量(100mlあたり) 32g
参考価格 6,600円(税込)

ラベルデザインがシンプルなものに変更されただけでなく、香りや味わいもオールドボトルとは異なります。

アイラモルトの女王と呼ばれるボウモアは、アイラウイスキーの特徴であるスモーキーな香りのバランスが良いことが特徴です。

アイラウイスキーの中にはラフロイグやアードベッグなど人を選びやすいクセの強い銘柄もありますが、過去のボウモアも方向性は違えど好みが別れやすい銘柄であったようです。

ボウモアについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ボウモアは潮風感じる島のウイスキー!種類とおいしい飲み方は?

ボウモア12年 シルクプリントの味わいの特徴

ボウモア12年 シルクプリントの特徴は、香水や石鹸のようなパフューム香であり、アイラウイスキーらしいピートのスモーキーな香りもあります。

フローラルでオイリーな味わいであり、現在のボウモアと比較するとフルーティーな甘みはほとんどなく、別物であるといえるでしょう、

そのため、ボウモアが好きで古酒を集めたいウイスキー愛好家だけでなく、現在のウイスキーではほとんど見ることができない独特のパフューム香を味わうための需要があります。

ウイスキーの味わいで影響しやすい要素では、熟成樽の違いが風味を決定する要素として挙げられますが、特定のフレーバーが発生する理由は熟成樽だけでは説明がつかないこともあり、ウイスキー造りの奥深さがうかがえます。

ボウモア12年 シルクプリントのみで発生する香味も、具体的にどのような製造過程を理由に発生したフレーバーであるのかわかっていません。

ボウモア以外でも特定の年代のウイスキーであれば発生したこともある風味ですが、現在のウイスキーの製造環境では消えつつあります。

そのため、香水や石鹸のようなパフューム香をウイスキーで味わうなら、オールドボトルを購入する以外に方法が無くなっており、ボウモア12年 シルクプリントのような特定の銘柄に需要が集まることがあります。

ボウモア12年 シルクプリントを飲む方法

ボウモア12年 シルクプリントを飲む方法を紹介します。

  • オンラインショップなど古酒を取り扱う店を探す
  • オーセンティックバーなど古いスコッチを取り扱う店で飲む

それぞれ詳しく見ていきましょう。

オンラインショップなど古酒を取り扱う店を探す

ボウモア12年 シルクプリントは古酒を取り扱うオンラインショップを中心に流通しています。

人気銘柄の終売品であるものの、人を選ぶ味わいであり、当時も一定の本数が流通していたことから、入手難易度は他の人気スコッチのオールドボトルと比較すると高いわけではありません。

実店舗の酒店を巡る場合でも、売っている場所が見つけられる可能性があるため、自分に合った方法で探してみましょう。

オーセンティックバーなど古いスコッチを取り扱う店で飲む

ボウモア12年 シルクプリントは古いスコッチを取り扱うオーセンティックバーを中心に探すことで見つけられるかもしれません。

ボトルで購入する場合はコレクションを目的にする場合とは異なり、飲む目的であれば人を選ぶ味わいであることから楽しめない可能性もあります。

バーで一杯注文するのであれば合わなかったとしても、一杯飲むだけでとどめることができるため、パフューム香のウイスキーを味わったことがない場合はバーで探すことをおすすめします。

バーでウイスキーを楽しむ方法はこちらの記事で紹介しています。

バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説

まとめ

ボウモア12年 シルクプリントは現行品とは異なる味わいから、一部のウイスキー愛好家の間で注目された古酒であり、コレクションはもちろん、飲む需要もある銘柄です。

現在では味わうことが難しいパフューム香は、ピート香と同様に人を選ぶため、ボウモア以外のオールドボトルで味わったことがない場合はボトルの購入は慎重に検討することをおすすめします。

コレクションはもちろん、飲む場合でも非常にコアな人向けの楽しみ方になりますが、気になる方はボウモア12年 シルクプリントのボトルを探してみましょう。

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