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ブレットの種類と味わい、おすすめの飲み方

2023.05.31 / 最終更新日:2023.05.31

ブレットは、アメリカのケンタッキー州で造られているアメリカンウイスキーです。

主要銘柄である「ブレット バーボン」は、その名のとおりバーボンウイスキーであるにもかかわらず、ライムギの原料比率が高いことで知られています。

スモーキーでスパイシーなクセのある風味にまろやかな味わいが特徴です。

この記事では、ブレットの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • ブレットの種類と味わいを紹介
  • ブレットのおすすめの飲み方を解説

ブレットとは

ブレットは、アメリカのケンタッキー州のブレット蒸溜所で製造されるアメリカンウイスキーです。

ディアジオ社が販売しており、主要な銘柄であるブレット バーボン以外にもいくつかのラインナップをリリースしています。

スパイシーでスモークがあるクセのあるウイスキーでありながら、喉への刺激が少なく滑らかに流れていくといわれるほど飲みやすい銘柄です

ブレットの歴史と製造方法を見ていきましょう。

ブレットの歴史

ブレットは、1830年から作られていた歴史あるアメリカンウイスキーです。

ブレットを造ったオーガスタス・ブレッドが1890年に亡くなったことでウイスキーの生産が終了し、居酒屋の店主であったオーガスタスの意志を受け継ぐものがいませんでした。

樽の中に熟成途中のウイスキーが残っていたこともあり、亡くなってからしばらくはブレットは流通していたようです。

1987年、オーガスタス・ブレッドのひ孫であったトム・ブレッドは、当初は周囲から反対されていたにもかかわらず、当時のレシピを再現してブレットを復活させました

しかし、ブレットの歴史はここまで蒸溜所を持たないものであり、復活した後もバッファロートレース蒸溜所に蒸溜を委託している状態にありました。

ディアジオ社の傘下になってから2017年に新しく最新鋭の設備を整えた蒸溜所が設立され、現在ではブレット蒸溜所を所有しています。

バッファロートレースについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

バッファロートレースの種類と味わい、おすすめの飲み方

ブレットの製造方法

ブレットは、オーガスタス・ブレッドが残した伝統的なレシピに沿って製造されています。

原料は約70%がとうもろこし、そして約30%がライムギとなっており、バーボンウイスキーでありながらライムギの原料比率が大きいことが特徴です。

バーボンウイスキーの原料の条件には、とうもろこしを51%以上使用することであるため、ライムギの比率が大きくてもバーボンウイスキーを問題なく名乗れます。

ライムギの原料比率が大きいことから、スパイシーな風味が楽しめ、アメリカンオーク樽を強く焦がすことで、強いスモーク香が生まれています。

さらにアメリカンウイスキーとしては長い6年以上の熟成期間を経ることにより、なめらかで飲みやすい味わいを実現しているのです

ブレット蒸溜所の詳細を以下にまとめました。

ブレット蒸留所

ブレットの種類と味わい

ブレットの種類と味わいを紹介します。

  • ブレット バーボン
  • ブレット ライ
  • ブレット バーボン 10年

ブレット バーボン

画像引用:Amazon.co.jp

ブレット バーボンは、「喉を焼かない滑らかさ」といわれるほど、滑らかな口あたりを持つウイスキーであり、ブレットのスタンダード銘柄です。

スパイシーでスモーキーな風味に、まろやかな味わいであり、ライムギの比率を高めたバーボンウイスキーの特徴がわかることでしょう。

ブレットを初めて飲むならブレット バーボンを選ぶのがおすすめです

ブレット ライ

画像引用:https://item.rakuten.co.jp/yunyuusyu/71422/

ブレット ライは、ライムギの原料比率が大きいバーボンウイスキーから完全なライウイスキーに変化した銘柄であり、ライムギを95%使用しています。

ライムギ由来のスパイシーさとタバコのような香りが感じられる、バーボンよりもクセの強い風味に仕上がっています。

ライウイスキーが好きな方や、よりライムギの比率を高めたときの味わいが気になる方はこちらの銘柄を購入すると良いでしょう

ブレット バーボン 10年

画像引用:https://product.rakuten.co.jp/product/-/ab7e55b27ec45618aeb8afe6a75bebde/

ブレット バーボン 10年は、ブレット バーボンを10年以上熟成させた流通量の少ない希少なボトルです。

スパイスとスモークだけでなく、ドライフルーツのような果実の甘味も感じられる複雑な風味を持ち、余韻も非常に長いです。

ブレット バーボンのワンランク上のボトルを飲みたい方はこちらの銘柄を探してみましょう

ブレットのおすすめの飲み方

ブレットのおすすめの飲み方を解説します。

  • ロック
  • ハイボール

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ロック

ブレットはロックでゆっくりと飲み、風味が少しずつ変化していく様子を楽しむのが良いでしょう。

スパイシーでスモーキーさを中心とした複雑な風味が感じられることでしょう。

ブレットは西部開拓時代に生まれたウイスキーであるため、西部劇を意識してロックで飲むのがおすすめです

ロックの作り方を詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介

ハイボール

ブレットは加水しても風味が崩れず、スパイシーでスモークな風味と炭酸の爽快感の相性が良いため、非常に飲みやすくなります。

ウイスキーを飲みなれていない方をはじめ、万人受けしやすい飲み方がハイボールです。

まとめ

ブレットはライムギの原料比率を高めた個性的なバーボンウイスキーであるため、気になる方は飲んでみることをおすすめします。

個性的な風味でありながらなめらかで飲みやすい味わいとなっているので、飲み方を考えればウイスキー初心者の方でも飲みやすいはずです。

ブレットのラインナップのなかでも一番スタンダードな銘柄はブレット バーボンとなっています。

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