山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
クランマクレガーは、ウイリアム・グラント&サンズ社が製造・販売するスコッチウイスキーです。
15種類のシングルモルトとグレーンウイスキーをブレンドしており、スペイサイド、ハイランド、ローランドのウイスキーで構成されています。
1,000円程度の低価格で購入可能であり、バランスが良くなめらかな味わいが魅力となっています。
この記事では、クランマクレガーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
クランマクレガーは、スコットランドのウイリアム・グラント&サンズ社が製造・販売しているブレンデッドウイスキーです。
ウイリアム・グラント&サンズ社は、ブレンデッドウイスキーではグランツ、モンキーショルダーをリリースしている会社です。
シングルモルトではトップクラスに知名度が高いグレンフィディックのブランドを所有しています。
クランマクレガーの構成原酒は明かされていないため、グレンフィディックが入っているかどうか定かではありませんが、ブレンデッドウイスキーの多くは自社が所有しているシングルモルトをキーモルトにする傾向にあります。
スコットランドでもスペイサイド、ハイランド、ローランドの地域で製造された15種類のシングルモルトとグレーンウイスキーをブレンドしていることが特徴です。
アメリカ、ロシア、中東、アフリカなど広く販売されているスコッチウイスキーとなっています。
ウイスキー品評会ではスコッチウイスキーマスターズとインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)で受賞歴があり、インターナショナルスピリッツチャレンジ(ISC)では3年連続金賞を受賞しており、確かな実績を持っています。
1,000円程度で購入できるブレンデッドウイスキーであり、普段飲みのウイスキーを探している方におすすめです。
ウイリアム・グラント&サンズ社に関連するウイスキーを知りたい方は以下の記事をチェックしてください。
クランマクレガーはオールドボトルなどいくつかデザインにパターンがありますが、基本的には1種類しかないため、詳しく紹介していきます。
画像引用:https://sanyo-brands.jp/product/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%83%BC/
クランマクレガーは、ライオンズヘッドの紋章が描かれたラベルが特徴的なブレンデッドウイスキーです。
バニラのような甘さと、シトラスのすっきりした香りがありますが、ストレートではアルコールの刺激とボンドのような薬品香が感じられます。
ハチミツの甘みと、辛いスパイス感があり、程よい塩気も感じられ、バランスが良い味わいと滑らかな口あたりとなっており、ドライなフィニッシュです。
価格の安さからアルコール感はありますが、ハイボールなどの加水する飲み方であれば気にならないことから、普段飲みに向いています。
クランマクレガーのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
クランマクレガーは、加水する飲み方がおすすめであり、香りから感じられる独特なアルコール感がなくなり、飲みやすい味わいに変化します。
ストレートよりも甘みが強くなるものの、全体的にはすっきりした味わいであることから、バランスの良いハイボールを飲みたい方におすすめです。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーとコスパのいい飲み方はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
クランマクレガーは水割りにすることで、ビターな風味が強くなるため、甘さ控えめに渋い味わいを楽しみたい方に向いています。
味わいの主張も強過ぎないことから、料理によっては食中酒にしやすくなっています。
クランマクレガーは加水するほどアルコールの刺激を抑えられるため、ワンドロップを含めて加水する際の変化を楽しむのもおすすめです。
ウイスキーの水割りの作り方のポイントについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
クランマクレガーのキーモルトは構成原酒を含めて公開されていないため、明確にどの原酒が使用されているかどうかはわかりません。
しかし、ブランドを所有するウイリアム・グラント&サンズ社は複数のモルト原酒を製造する蒸溜所を所有していることから、以下のシングルモルトがキーモルトといわれることがあります。
クランマクレガーの有力なキーモルト候補
バランスの良い味わいでなめらかな口あたりのグレンフィディック、クランマクレガーの風味にも一致する部分があるバルヴェニー、ブレンデッド用の原酒を主に製造するキニンヴィ―であるため、すべての原酒が使用されている可能性も十分にあるでしょう。
クランマクレガーは、低価格で購入できるウイスキーであることから評価としては賛否が分かれやすく、必ずしも万人受けするとは言い難いです。
しかし、インターナショナルスピリッツチャレンジ(ISC)では3年連続金賞を受賞していることから、実績は伴っています。
好みが分かれやすく、合う合わないはありますが、低価格で購入できることから気軽に試しやすい銘柄といえます。
クランマクレガーは、グランツやグレンフィディックを販売するウイリアム・グラント&サンズ社のブレンデッドウイスキーであり、確かな実績を持ちながら低価格で購入できます。
独特なアルコール感や苦みのある味わいが人を選びますが、ハイボールなどの飲み方であればバランスの良い味わいの魅力を実感しやすいです。
普段飲みのウイスキーにできる価格帯で新たな味わいに挑戦したい方は、クランマクレガーを試してみましょう。