山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ダークネスは、ボトラーズのアトムブランズがリリースするスコッチウイスキーです。
シェリーバットの樽を組み替えた約60Lのオクターブ樽でフィニッシュさせるシリーズとなっています。
独自のカスクフィニッシュによって、力強く濃厚で飲みごたえのあるウイスキーを追求するコンセプトです。
この記事では、ダークネスの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ダークネスは、ボトラーズのアトムブランズがリリースするスコッチであり、アトムブランズはオンライン小売業者の Master of Maltから始動した酒類を中心とした飲料を製造するグループです。
数々の酒類のブランドを持つアトムブランズですが、複数のウイスキーブランドを所有しており、その中でも入手しやすいボトルに「ダークネス 8年 シェリーカスク」があります。
シェリーカスクによるカスクフィニッシュをコンセプトにした銘柄であり、樽のサイズ・手作りの樽であることなどにこだわっています。
シェリー樽の一般的な樽のサイズであるバットは、500リットルものウイスキーを貯蔵・熟成できる大型の樽です。
大きなシェリーバットのウイスキー樽を分解して、わずか60リットルの容量を持つ小型の樽であるオクタブにします。
ウイスキー樽はサイズを小さくするほど短い熟成期間でウイスキーに与える影響が大きくなり、濃厚な味わいを付与しやすくなります。
ダークネスにおけるオクタブの樽で後熟される期間はわずか3ヵ月。しかし、樽のサイズが小さいことからウイスキーの味わいは大きく変化します。
シングルモルトをシェリーのオクタブ樽で後熟させることによる、力強く濃厚で飲みごたえのある味わいを楽しむことができるコンセプトのボトラーズウイスキーです。
ウイスキー樽のサイズによる違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
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ダークネスの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/darkness8yo/
ダークネス 8年 シェリーカスクは、蒸溜所を明らかにしない2.5回蒸溜で造られるスペイサイドのシングルモルトをダークネスシリーズ特有の製法で仕上げた8年熟成のウイスキーです。
レーズン、ダークチョコレートを思わせるシェリー樽特有の香味が強く感じられ、シナモンやクローブのようなスパイス感も広がります。
プルーンのような甘みがあり、クッキーのような香ばしさやナッティな風味、ドライな印象もある複雑で飲みごたえのあるオイリーな飲み口です。
ダークネスシリーズの中でもフラッグシップボトルと言えるほど入手しやすいボトルであり、コンセプトが気になった方はこちらのボトルから探してみましょう。
画像引用:https://captainscotch.de/whisky/darkness-laphroaig-18-years-pedro-ximenez-cask-finish-germany-exclusive-05l/
ダークネス ラフロイグ 18年は、ペドロヒメネスのシェリー樽でラフロイグを後熟させたシングルモルトウイスキーです。
ラフロイグ特有のスモーキーさとヨード香、さくらんぼやレーズンを思わせるシェリー樽の特徴が調和しています。
飲みごたえのあるシングルモルトと飲みごたえのカスクフィニッシュが融合した、スペシャルなシングルモルトです。
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画像引用:https://masudaya-ec.com/item-detail/903563
ダークネス アードベッグ 14年は、ファーストフィルのシェリー樽でアードベッグを後熟させたシングルモルトウイスキーです。
アイラウイスキーの中でもトップクラスのスモーキーさを誇るアードベッグ、ピートスモークに包まれるような形でドライフルーツを思わせる甘みが広がります。
ダークネスシリーズではラフロイグをはじめ、アードベッグなど個性的で人気の高いシングルモルトがシェリーカスクフィニッシュの対象に選ばれています。
画像引用:https://milroysofsoho.com/ja/products/springbank-21-year-old-darkness-oloroso-cask-finish-46-5-50cl
ダークネス スプリングバンク 21年は、オロロソシェリー樽でスプリングバンクをフィニッシュした21年熟成のウイスキーです。
スプリングバンクの塩気のあるスモーキーさ、トフィーのような甘さと、ナッツの風味に肉を思わせるような味わいもあります。
熟成年数が長く、濃厚で完成度の高い味わいが楽しめるボトルです。
画像引用:https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/item/000000020371
ダークネス リンクウッド 15年は、日本限定で販売されたダークネスであり、オロロソシェリー樽でリンクウッドを後熟させています。
ベリー系の果実のアロマがあり、キャラメルやバニラのような甘みとジンジャーのスパイス感も感じられるウイスキーです。
シェリー樽の特徴だけが強く出ているのではなく、リンクウッドの甘い風味を含めて、バランスの良い味わいに仕上がっています。
ダークネスのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ダークネスには味わいの傾向が異なるいくつものラインナップがあることから、最初はストレートで味わいたいところです。
ダークネスシリーズのシェリーカスクフィニッシュによるシェリー樽特有の風味と、シングルモルトの個性が調和する様子がわかります。
飲みごたえを求める人に向けたシリーズであるため、濃厚な味わいを楽しみやすいストレートがおすすめです。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ダークネスシリーズの中でも入手しやすいダークネス 8年 シェリーカスクは、ハイボールで飲むと美味しいウイスキーです。
濃厚な味わいをそのままにすっきりした余韻と、爽快感のある炭酸がマッチしていることが魅力になっています。
ダークネスはボトルによってはハイボールも合うため、ストレート以外の飲み方も試してみることをおすすめします。
ハイボールに合う高級ウイスキーについてはこちらの記事で紹介しています。
ダークネスは、独自のシェリー樽でカスクフィニッシュすることで生まれる濃厚で飲みごたえのある味わいを楽しめるマニア向けのウイスキーです。
ラフロイグ、アードベッグなど、シングルモルトの名称を公開しているボトルに関しては入手困難で貼りますが、シングルモルトの名称を公開していないダークネス 8年 シェリーカスクに関しては入手しやすくなっています。
気軽にダークネスを試したい方は、ダークネス 8年 シェリーカスクを探して飲んでみましょう。