ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ダフタウンは、スコットランドのシングルトンシリーズから販売されているシングルモルトウイスキーです。
ディアジオ社が所有する蒸溜所として、ベル、リアルマッケンジーなどの原酒として主に使用されています。
スペイサイドの蒸溜所らしいフルーティーでフローラルな風味を持ちますが、少しだけオイリーな口あたりがダフタウンの個性です。
この記事では、ダフタウンの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ダフタウンとは、スコットランドのスペイサイドにあるダフタウン蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
ディアジオ社が手掛けるシングルトンシリーズの1つとして販売されており、オフィシャルな形でダフタウンのシングルモルトを飲む手段となっています。
フルーティーでフローラルな風味を持つため飲みやすいウイスキーとなっていますが、シンプルでありながら少しオイリーな口あたりが特徴です。
ダフタウンの歴史と製造方法について見ていきましょう。
ダフタウンを含むスペイサイドモルトについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
「スペイサイドモルト」ウイスキーの特徴とは? おすすめ銘柄10選
ダフタウンは、街の規模としては非常に小さいウイスキーの製造地域の分類において、スペイサイドに分類される街です。
しかし、この小さな街には、ダフタウンのほかにグレンフィディック、バルウェニー、アルタベーンなどの蒸溜所があり、現在進行形でウイスキーの製造が大きく栄えている街です。
このダフタウンを象徴する蒸溜所こそダフタウン蒸溜所であり、食品工場であった建物を改装して作られました。
長い歴史のなかで所有者を転々とし、現在はディアジオ社の所有となりましたが、ディアジオ社のなかでもトップクラスの生産能力を持ちます。
かつては、ピティヴェイヒ蒸溜所と呼ばれる第二蒸溜所がありましたが、1993年に閉鎖しました。
ディアジオ社がリリースするブレンデッドウイスキーを支えており、ベルや、リアルマッケンジーをはじめとする銘柄の構成原酒として知られています。
2006年には、シングルトンシリーズのラインナップに加わり、シングルモルトとしても広く販売されるようになりました。
ダフタウン蒸溜所に関する詳細な情報はこちらのページにまとめています。
ダフタウン蒸留所 - Dufftown DISTILLERY
シングルトンは、主にディアジオ社の傘下にある蒸溜所をシングルモルトとして販売したシリーズのことです。
以下が主なラインナップになります。
それぞれのシングルモルトが異なる味わいを持っていることが特徴です。
グレンオードはナッティで甘い風味があり、グレンダランは麦芽の香ばしい甘味とバニラの風味が特徴となっています。
また、それぞれ意識している市場が異なり、ダフタウンは欧州、グレンオードはアジア、グレンダランはアメリカをターゲットにしています。
ダフタウン以外のシングルトンについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ダフタウンの種類と味わいについて紹介します。
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ディアジオ社から販売されているシングルトンシリーズのひとつであるダフタウンの12年物であり、ダフタウンのスタンダードボトルに位置します。
シェリー樽とバーボン樽の原酒をヴァッティングさせており、スペイサイドらしいフルーティーで甘みのある味わいですが、酸味もあり、オイリーな口あたりが特徴です。
ダフタウンのシングルモルトの入門酒であることはもちろん、シングルトン全体でもスタンダードボトルとなる立ち位置になります。
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シングルトンのダフタウン12年の上位ボトルに位置するのが18年物のダフタウンになります。
トフィーなどのお菓子のような風味や、オークの風味が12年物と比較して強くなっており、芳香で複雑な風味に仕上がっています。
より洗練されたダフタウンのシングルトンを飲みたい方におすすめです。
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ダフタウンの厳選したモルト原酒をブレンドした特別なボトルであり、12年ものよりも甘い味わいを意識して作られています。
そのテーマのとおり、12年物のダフタウンと比較すると甘い味わいに仕上がっており、りんごやレモンなどのフルーツの甘味がはっきりと感じられます。
スペイサイドらしいフルーティーなスコッチウイスキー好きの方におすすめです。
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こちらのダフタウンはヴァッティングにこだわっており、シェリー樽の原酒とバーボン樽の原酒をブレンダーの優れたバランスによってブレンドすることにより、深みのある味わいが生まれます。
チョコレートの甘い香りと、後味にはビターな風味が感じられ、12年物のダフタウンにより深みが増して、複雑な味わいに仕上がりました。
ノンエイジでありながら完成度の高い味わいであるため、初めて飲む方もこちらから挑戦しても良いかもしれません。
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シングルトン ダフタウンのサンレイは、その名からは想像しにくいですが、バーボン樽熟成の原酒のみを使用しています。
バーボン特有のバニラとキャラメルの風味が強くなっており、ドライフルーツとはちみつのシンプルな甘みもあります。
バーボン樽熟成のダフタウンに興味がある方はこちらのボトルを選びましょう。
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ダフタウン テイルファイアはサンレイとは対称的にその多くをシェリー樽の原酒で構成しています。
りんごやラズベリーなどの熟した果実の甘みが強くなっており、シェリー樽由来の甘味が贅沢に感じられます。
シェリー樽熟成のダフタウンに興味がある方はこちらのボトルがおすすめです。
ダフタウンのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ダフタウンはスペイサイドモルトの一つであり、スコッチ特有のスモーク香がほとんどなく、初心者にも飲みやすいウイスキーとなっています。
味わいをそのまま楽しむためにも、ストレートで飲むようにすることで、フルーティーさとフローラルな風味とともにオイリーな口あたりであることが実感できるはずです。
ストレートで美味しいウイスキーの条件についてはこちらの記事をチェックしてください。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ダフタウンは比較的にストレートで飲みやすいウイスキーですが、ストレートではキツイと感じる方や、ウイスキー初心者の方はハイボールを試してみるのも良いでしょう。
ハイボールにするとダフタウンが持つフルーティーな香りや風味が立ちやすくなるので、より飲みやすくなり、甘いお酒が好きな方におすすめになります。
シングルモルトをハイボールにするのはもったいないかについてはこちらの記事で紹介しています。
シングルモルトをハイボールで飲むのはもったいない? その理由とは
シングルトンのシリーズとして販売されているダフタウンは、同シリーズのなかでも飲みやすいウイスキーであり、スペイサイドモルトらしい味わいを持っているので、ウイスキー初心者にもおすすめです。
12年・18年物がありますが、ノンエイジで発売されている銘柄も魅力的なラインナップになっているので、合わせて試してみましょう。
基本的には12年物から試すことをおすすめしますが、気になるノンエイジがあれば、そちらから試すのもおすすめです。