ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
エレメンツ・オブ・アイラは、その名のとおりスコットランドのアイラ地方の原酒を使用したスコッチウイスキーです。
アイラ地方のウイスキーはピートによるスモーク香が特徴的ですが、エレメンツ・オブ・アイラはスモークを重視したブレンドをしています。
ピートスモークが感じられる香味であることはもちろん、フルーティーでスパイシーな味わいが楽しめるのが特徴です。
この記事では、エレメンツ・オブ・アイラの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
エレメンツ・オブ・アイラは、イギリスに拠点を置くボトラーズであるエリクサー・ディスティラーズ社が販売するスコッチウイスキーです。
アイラ島の蒸溜所の原酒を厳選してブレンドすることで、アイラ島の特徴であるピートスモークをはっきりと感じられる銘柄となっています。
そのため、風味にはアイラ特有の海風を感じるピートスモークがあり、ボトルごとに異なるフルーティーな甘みも感じられる銘柄です。
エレメンツ・オブ・アイラの概要と製造方法を紹介します。
エレメンツ・オブ・アイラをブレンドするボトラーズのエリクサー・ディスティラーズは、1999年に設立され、ウイスキーを中心にスピリッツを取り扱っており、世界20ヵ国以上に自社ブランドの製品を販売しています。
エリクサー・ディスティラーズが求めるのはユニークさであり、世界に新しい飲み物を送り出すという情熱でウイスキーを製造しています。
エレメンツ・オブ・アイラシリーズの発売を開始したのは2008年のことであり、当初はエレメンツ・オブ・アイラのボトリングを担当した部門はスペシャリティ・ドリンクスと呼ばれていました。
現在ではスペシャリティ・ドリンクスは改名し、共通してエリクサー・ディスティラーズと呼ばれています。
エレメンツ・オブ・アイラは同社を象徴する主力銘柄としてウイスキー愛好家から親しまれています。
エリクサー・ディスティラーズの詳細はこちらのページにまとめています。
Elixir Distillers – エリクサー・ディスティラーズ
エレメンツ・オブ・アイラは、アイラ島の蒸溜所から原酒を厳選しており、その構成原酒やブレンド方法はボトルによっても異なります。
それぞれの原酒の特徴を調和させつつ、アイラウイスキー全体の特徴であるピートスモークを重視したブレンドであることは共通です。
アイラ島の蒸溜所の数はスペイサイドやハイランドなどの地域と比較すると少なく、ブレンドされている原酒の想像がしやすいうえに、多くの蒸溜所がウイスキー愛好家から評価されています。
アイラ島の蒸溜所を知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
エレメンツ・オブ・アイラの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/fitch/10035513/
エレメンツ・オブ・アイラ ピート ピュアアイラは、赤いラベルのボトルがアルコール度数45%の加水タイプのボトルです。
石炭のようなスモークに厚切りのベーコンのような肉の香りのなかに、オレンジピールのような香りがあります。
口に含んでも鼻腔をくすぐるスモークとダークチョコレートの甘い味わいとスパイス感のある風味です。
エレメンツ・オブ・アイラを初めて飲む方は赤いラベルと緑のラベルで特徴がどのように異なるのか、わかりにくいかもしれませんが、特徴を理解した上で銘柄を選んでみましょう。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/kawachi/5060188981763/
エレメンツ・オブ・アイラ ピート フルプルーフは、プルーフがアルコール度数を示すことがわかれば、加水をしない高いアルコール度数でボトリングしたカスクストレングスタイプのボトルであることがわかります。
海藻のような海を感じる香りのなかに焚き火のような勢いのあるスモーク香が感じられます。
肉のようなジューシーな味わいの中に、焼きリンゴのような甘い風味があるのが特徴です。
カスクストレングスタイプのエレメンツ・オブ・アイラを購入したい方は緑色のラベルのボトルを探してみましょう。
画像引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000004419/
エレメンツ・オブ・アイラ ピート&シェリーカスクは、シェリーホグスヘッド樽で熟成させたアイラ原酒を使用したボトルであり、限定450本のみ販売されています。
エレメンツ・オブ・アイラではピートスモークだけでなく、果実のような甘い味わいも重視されており、シェリー樽の甘い味わいがピートスモークと合わさりバランスの良い味わいとなっています。
アイラウイスキーとシェリー樽の組み合わせを堪能したい方におすすめです。
画像引用:https://www.yousyu-kinko.jp/SHOP/225049.html
エレメンツ・オブ・アイラ アードベッグは、アイラ島の蒸溜所の原酒を個別にヴァッティングしたシリーズであり、こちらはシングルモルトであり、ファーストフィルのペドロヒメネスのシェリー樽で熟成された原酒が使用されています。
タバコのようなスモークと焼いたフルーツケーキのような香りがあり、フルーティーですが、オイリーでスパイス感のある味わいが特徴です。
シェリー樽熟成のアードベッグが気になる方は、エレメンツ・オブ・アイラシリーズで試してみるのがおすすめです。
アードベッグを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
画像引用:https://www.sake-kaitori.jp/menu/menulist/caolila-cl8/
エレメンツ・オブ・アイラ カリラは、アードベッグと同様にカリラの複数の原酒をヴァッティングさせたシングルモルトです。
エリクサーディスティラーズはこちらのボトルの味わいをスモーキーバタードポップコーンと表しており、塩気のあるスモーキーさと果実の甘い味わいが楽しめます。
シングルモルトのカリラの味わいを個別に楽しみたい方はこちらのボトルがおすすめです。
カリラを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
エレメンツ・オブ・アイラのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
エレメンツ・オブ・アイラの特徴的なスモークと甘い味わいを楽しむなら、風味が引き立つロックがおすすめです。
ロックでゆっくりと飲むことで変化するエレメンツ・オブ・アイラの味わいを堪能しましょう。
美味しいロックの作り方はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
エレメンツ・オブ・アイラは、独特なスモーク香がハイボールと調和するため、炭酸水で割ることで美味しく飲めます。
ハイボールにしても果実の甘い風味が感じられるので、スモーキーでフルーティーなハイボールが楽しめます。
シングルモルトの場合はハイボールにする場合は銘柄によって相性が変わるところですが、カスクストレングスタイプのブレンデッドの場合はハイボールがよく合います。
シングルモルトをハイボールにするのがもったいないかどうかはこちらの記事で紹介しています。
シングルモルトをハイボールで飲むのはもったいない? その理由とは
エレメンツ・オブ・アイラは、ピートスモークを重視してブレンドされたアイラウイスキーをエリクサー・ディスティラーズ社がボトリングしたブランドです。
銘柄によってブレンデッドまたはシングルモルトであるかも異なる、さまざまなラインナップがリリースされているシリーズであり、アイラウイスキーの特徴が楽しめます。
ブレンデッドから試したい方は、加水タイプを選ぶならピュアアイラ、カスクストレングスタイプを選ぶならフルプルーフを選ぶのがおすすめです。