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フィンラガンとは?種類や味わい、おすすめの飲み方

2022.07.17 / 最終更新日:2022.07.20

フィンラガンはスコットランドのアイラ島でつくられているシングルモルトウイスキーです。

フィンラガンは、ハイランドと島々のウイスキーを中心にボトリングしているヴィンテージ・モルト・ウィスキー・カンパニー社のローンチ・ブランドです。

このブランドは、アイラ島の精神(島の北側、マクドナルド領主の居城があったポート・アスケイグのすぐ西にある湖の名前に由来)を体現するようデザインされており、3種類のコアな味わいでそれを実現しています。

ザ・ヴィンテージ・ウイスキー・カンパニーが製造するシングルモルトは、この城の名前がつけられています

また、モルトに何を加えているかは、一部の人しか知らない秘密にしているそうです。

フィンラガンの価格帯は2000円からと安く、味も本格的であるため、ウイスキー初心者でも手頃に買える商品となっています。

本記事ではフィンラガンの種類と製法と歴史について解説し、おすすめの飲み方も紹介します。

この記事のポイント

  • フィンラガンの伝統の製法や蒸留所を紹介
  • フィンラガンの味わいを堪能できるおすすめの飲み方を解説

フィンラガンの歴史

アイラ島フィンラガン遺跡

フィンラガンは創業者は1992年に、モリソン・ボウモア蒸留所の元ディレクター、ブライアン・クックという人物によって創業されました。

フィンラガンは、同社のローンチブランドのひとつです。

また、2014年:フィンラガンレンジはデザインを一新し、3つのコアエクスプレッションで再スタートさせました。その2年後には、同社は100万本目のボトルを販売することに成功しました。

現在では世界30か国以上の国々に販売されるようになり、スコットランドを代表するボトラーズとなっています。

フィンラガンの製法

フィンラガンの原酒はアイラ・ウイスキーを使用していること以外の情報は現在まで明かされておりません

なので、フィンラガンは一般的に「シークレットボトル」と呼ばれており、こうした製造方法を明かさない方法がよりウイスキー愛好家達を楽しませてくれる一因なのかもしれません。

フィンラガンの種類と味わい

フィンラガンの種類は下記の通りです。

  • フィンラガン オールドリザーブ
  • フィンラガン オリジナルピーティー
  • フィンラガン アイリーン・モア
  • フィンラガン カスクトレンクス
  • フィンラガン シェリーフィニッシュ

それぞれ詳しく解説します。

フィンラガン オールドリザーブ

画像引用:amazon

フィンラガン オールドリザーブは、フィンラガンの中でも最もスタンダードなボトルです。2000円ちょっとから購入でき、コストパフォーマンスの高い商品です。

香りの特徴として、燻製にした食品のに近いです。

味は、樽の甘みがあり、ややオイリーな部分があります。

フィンラガン オリジナルピーティー

画像引用:http://www.bestshotwhiskyreviews.com/2015/12/finlaggan-original-peaty-review.html

フィンラガンオリジナルピーティーは「フィンラガンオールドリザーブ」と違い、塩辛いのが特徴です。値段も「オールドリザーブ」よりも少し安くなっています。

香りの特徴として、浜辺で焼いた貝の匂いに近いです。

味は、甘い大麦、砂糖、コールドスモーク、焦がしたオーク、レモン、バナナ、軽いバニラ、リンゴ酢、ベーコン、コショウ、ナツメグ、金属とミネラルのノートを持つ、オリジナルピーティは苦くて甘いですが少し薄くて水っぽいです。

フィンラガン アイリーン・モア

画像引用:amazon

フィンラガンアイリーンモアはフィンラガンブランドの中で最もピートを感じられる商品です。価格も上記の二品よりも高くなっています。

香りは、なんといってもピートの香りが前面に出ており、他にも、スモーキーな香りや、磯の香りといったようにいろいろな香りを楽しむことができます。

味は、オイリーです。また、バニラやキャラメルといった甘めの味わいに、後半は、コショウなどのスパイシーな香りを楽しむことができます。

フィンラガン カスクトレンクス

画像引用:amazon

フィンラガン カスクストレングスの特徴は、熟成した原酒を加水せずにそのままボトルにしています。なのでアルコール度数が58%あるのでその分うま味が凝縮されています。

香りは、少し甘めの土の香りです。また、柑橘系と柔らかいアメリカンオークの香りがあります。

味は、ウッディなフレーバーで慎重に始まるが、土のような暖かい煙で包まれます。

また、58%のアルコール度数は舌の上で顕著で、チリ・キャッチを想起させます。これらを引っ張ってさらに口の中に入れると、より柔らかい甘い柑橘系のフレーバーまで出てきます。

フィンラガン シェリーフィニッシュ

画像引用:https://www.reddit.com/r/Scotch/comments/s0wkjm/review_20_finlaggan_sherry_finish/

フィンラガン シェリーフィニッシュは、2016年に熟成させた原酒をシェリー樽で後熟させた、少量生産の限定ボトルです。

香りは、クリアなスモーク、甘いレーズン、濃い濾したベーコン、バックのチョコレートにオークとデセンス、わずかにマリンノート、甘いダークフルーツとベリー、時間が経つとスモークは消え、甘みが出てきます。

味は、ピートスモークに海洋性とブドウの香り、シェリーやシトラスフルーツ、ナッツのアロマ、ハチミツの香りで、最後に海やブドウの香り、柑橘類、蜂蜜、ナッツのアロマ、ピートスモーク、胡椒のようなスパイシーさが長く続きます。

フィンラガンのおすすめの飲み方はハイボール

ハイボール

フィンラガンのおすすめの飲み方は「ハイボール」です。

フィンラガンに加水すると甘みが強くなる性質があります。

このウイスキーをハイボールにすると、独特のスモーク香と強くなった甘みを同時に堪能することができるようになります。

フィンラガンは価格帯の安いウイスキーなので、高コスパでスモーキーなハイボールを楽しみたい方には特におすすめです。

まとめ

安くて美味しいウイスキーの代名詞でもあるフィンラガン。また、蒸留所がどこにあるのか分からない秘匿性の高さも人気の一つと言えるでしょう。

フィンラガン自体は様々な味わいが共存して、一本で何回も色々な味わいが楽しめるコスパのいいウイスキーといえるでしょう。

ウイスキー初心者に是非おすすめ銘柄となっております。

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