山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
富士山ウイスキーは、ミレックスジャパンが販売する国産ブレンデッドウイスキーです。
使われている仕込み水は富士山の天然水であり、山梨県で製造される富士山の名を冠するにふさわしい銘柄となっています。
フルーティーな香りにすっきりとした口当たりが特徴であり、クセが少なくまろやかで飲みやすいことからウイスキー初心者へのおすすめ銘柄として勧められるだけでなく、和食を中心とする食事と合わせることも可能です。
この記事では、富士山ウイスキーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
富士山ウイスキーは山梨県に拠点を置く株式会社ミレックスジャパンから販売される国産ブレンデッドウイスキーです。
世界遺産にも登録され、日本中から愛されており、世界からも注目されている富士山の名を冠するウイスキーであり、「誰もが愛する富士山のように、このウイスキーに親しんでもらいたい」という思いから名づけられました。
まろやかな風味が特徴的であり、全体的にクセがなくすっきりとした味わいであることから、多くの人が親しみやすいウイスキーとなっています。
富士山ウイスキーの歴史と製造方法について見ていきましょう。
株式会社ミレックスジャパンは、マツムラ酒販の関連会社として2001年に山梨県に設立されたワインを中心とした酒類の販売を行う企業です。
2015年までワインを中心に酒類を販売してきましたが、2016年に新しく富士山ビールと同時発売をする形で富士山ウイスキーを発売します。
富士山の名を冠するウイスキーは「誰もが愛する富士山のように、このウイスキーに親しんでもらいたい」という思いのもとに作られ、国内だけでなく世界中に販売されます。
ジャパニーズウイスキーブームであったことから世界中から日本のウイスキーが注目されており、日本の象徴ともいえる富士山の名を冠していたことから日本に興味がある海外の人々からも親しまれ、幅広く世界にも輸出されるようになりました。
旅行者を含めた海外人気の高いジャパニーズウイスキーとしても知られています。
ただし、海外輸入原酒を使用しているため、日本洋酒酒造組合が自主基準として制定するジャパニーズウイスキーの定義からは外れているので、日本国内では基本的に国産ブレンデッドウイスキーという扱いになります。
日本の立場から考えるなら、アメリカでは基準を満たしていないことからバーボンウイスキーとして販売されることが許されていない銘柄でも、日本に輸出して販売する際は基準を満たしていることからバーボンウイスキーとして販売され認知されている状態に近いといえるでしょう。
ただし、話題性だけでなく、世界のウイスキー品評会やおもてなしセレクションなどでも賞を受賞していることから、実力も伴った銘柄です。
富士山の名を冠するジャパニーズウイスキーは他にも存在しているので下記にまとめました。
富士山麓の種類と味わい、おすすめの飲み方
富士ヶ嶺ウイスキーの種類と味わい、おすすめの飲み方
富士山ウイスキーは、ピュアモルトなどの一部の銘柄を除いて、海外輸入を含めたモルト原酒とグレーン原酒をブレンドして製造されています。
割り水には富士山の天然水が使用されていることが最大の特徴です。
海抜1,000mの富士山の森林地帯、その地下160mから汲み上げた玄武岩層が重なる地層で長い年月をかけて濾過された最高品質の天然水です。
この天然水を割り水として、富士山ウイスキーは造られているのです。
富士山ウイスキーの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:Amazon.co.jp
富士山ウイスキーで初めてリリースされた商品であり、その名のとおり40度のアルコール度数でボトル詰めされています。
かすかにウッディな香味があり、樽由来の香りが感じられ、口に含むと熟成された果実のまろやかな風味を感じられます。
こちらがスタンダードボトルであると考えられますが、次に紹介するピュアモルトの2種類が最初に飲む富士山ウイスキーの候補です。
画像引用:Amazon.co.jp
ピュアモルトは、モルト原酒のみをブレンドした日本がこの名称の発祥であるブレンデッドウイスキーであり、グレーン原酒を使用していない富士山ウイスキーになります。
フレッシュな果実の香りが特徴的であり、酸味のある味わいですが、クセがなくすっきりとしています。
40°とピュアモルト、どちらから飲み進めても問題ないので好みで選ぶことをおすすめしますが、フルーティーなウイスキーが好きな方はピュアモルトを選ぶと良いでしょう。
画像引用:Amazon.co.jp
こちらのウイスキーは、白加賀の梅を富士山ウイスキーに漬け込み、梅酒として販売したものです。
梅の香りと富士山ウイスキーが持つ香りが重なり、甘くて芳醇な味わいに仕上がっています。
富士山ウイスキー特有の特徴的な試みとなっていますが、興味を持った方は挑戦してみると良いでしょう。
富士山ウイスキーのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイボールは、ウイスキーの味わいを際立たせ、料理の味わいも引き出すので、食中酒としておすすめです。
さっぱりとした味わいのため、料理の味わいを妨げることなく、ウイスキーを楽しめることでしょう。
ロックは富士山ウイスキーの味わいをそのまま楽しめるだけでなく、氷が溶けることによる味わいの変化を楽しめるので飽きが来ません。
富士山ウイスキーを単体でゆっくり味わいたい方におすすめの飲み方です。
ロックのおすすめの飲み方と作り方についてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
富士山ウイスキーは、クセが少なくすっきりとしていてまろやかな味わいから、食中酒などにも合う銘柄となっています。
さらに、ウイスキーと梅を合わせた梅酒という特徴的なラインナップも販売していることが特徴です。
初めて飲む方は好みに合わせて、スタンダードな40°とピュアモルトのどちらかを選択しましょう。