サーデイヴィス シグネチャーとは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ジェントルマンジャックは、ジャックダニエルの種類のひとつとして販売されているアメリカンウイスキーです。
その名の通りウイスキーの風味におけるジェントル(優しさ)を追求した銘柄であり、ジャックダニエルのスタンダードと比較してチャコール・メローイングを2回行っているのが最大の特徴です。
樽由来の芳香な香りとメープルシロップのまろやかで優しい甘い味わいがあります。
この記事では、ジェントルマンジャックの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ジェントルマンジャックは、アメリカのテネシー州で製造されるジャックダニエルのラインナップのひとつとして販売されているウイスキーです。
ジャックダニエルのラインナップであるため、ジェントルマンジャックはバーボンウイスキーではなく、テネシーウイスキーに分類されます。
スタンダードボトルのブラック(OLD No.7)と比較すると全体的にまろやかで優しい味わいになっていることから、ウイスキー初心者の方や飲みなれていない方はスタンダードボトルよりもジェントルマンジャックのほうが口に合う方もいることでしょう。
ジェントルマンジャックの歴史と製造方法について見ていきましょう。
ジャックダニエルについてはこちらの記事で紹介しています。
ジャックダニエル蒸留所は、ジャスパー・ニュートン・ジャック・ダニエルによって創業された蒸溜所です。
アメリカ合衆国で初めて政府の公認を受けた蒸溜所でもあり、禁酒法による閉鎖の危機に直面しても生き残りました。
ジャックダニエル蒸溜所からジェントルマンジャックが発売されたのは1988年のことです。
チャコール・メローイングを2度行うことで、ジェントルな味わいに仕上げた新商品となりました。
ボトルは発売当初からリニューアルされており、現行品のほかにオールドボトルがありますが、オールドボトルと現行品では味わいが変化しています。
ジェントルマンジャックは、ジャックダニエルにおける特徴的な製法であるチャコール・メローイングを2度行っていることです。
チャコール・メローイングとは、ウイスキーの原酒をサトウカエデの木炭で濾過して、雑味が消す製法のことです。
雑味を消すだけでなく、ジャックダニエルを象徴するメープルシロップの甘味はこの工程によって生まれています。
100年以上続けてきた伝統的な製法であるチャコール・メローイングですが、ジェントルマンジャックに限ってはこの工程を2度行います。
2度行うことで、ジェントルマンジャックは通常のジャックダニエルよりもソフトでまろやかな味わいに仕上がるのです。
ジャックダニエル蒸溜所の詳細についてはこちらのページで紹介しています。
ジェントルマンジャックの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://sp.asahibeer.co.jp/products/detail.psp.html?SITE=whisky_brandy&CATEGORY=tennessee&BRAND=jackdaniels&ID=44956
ジェントルマンジャックは、スタンダードボトルのブラック(OLD No.7)よりも価格は上がりますが、チャコール・メローイングの回数を増やすことでその名のとおりジェントルな味わいを実現した銘柄です。
スタンダードではピリピリとした刺激を感じるジャックダニエルですが、ジェントルマンジャックは非常にソフトで優しい軽やかな味わいに変化しています。
バニラとキャラメルと木樽の芳香な香りが感じられま、バナナのフルーティーさとメープルシロップの優しい味わいが特徴的です。
ウイスキー初心者の方を含めて、飲みやすく優しい味わいを求めているウイスキー好きの方におすすめできる銘柄となっています。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/vintagebox/aws00548185/
ジェントルマンジャックはボトルがリニューアルされており、旧ボトルは特徴的な新ボトルと比較して、一般的に販売されているウイスキーボトルに近い形状をしています。
旧ボトルはより味わいが濃厚であり、コクもありますが、味わいはマイルドです。
オンラインショッピングを中心に流通しているショップもありますが、在庫も少なくなり、価格も高騰し始めています。
ジェントルマンジャックのおすすめの飲み方について解説します。
それぞれ詳しく解説します。
ジェントルマンジャックは加水しなくても飲みやすいウイスキーであるため、ロックまたはストレートをおすすめしますが、甘い味わいを強く堪能したい方はロックが良いでしょう。
風味が堪能しやすいうえに、口当たりもより滑らかですっきりした味わいになるので、飲み方に迷うならロックから試しましょう。
ロックの作り方について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ジェントルマンジャックはストレートでも飲みやすいウイスキーであるため、スタンダードボトルのジャックダニエルやオールドボトルとの飲み比べもしやすいです。
ブラック(OLD No.7)と飲み比べることで、チャコール・メローイングの回数を重ねたジェントルマンジャックの飲みやすさがわかることでしょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件についてはこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ジェントルマンジャックはアメリカンウイスキーを代表する銘柄の1つであるジャックダニエルのスタンダードボトルであるブラック(OLD No.7)よりもウイスキー初心者の方にも飲みやすい銘柄です。
スタンダードボトルよりも値は張りますが、質を重視するならジェントルマンジャックから飲み進めるほうがアメリカンウイスキーになじみやすくなる可能性があります。
スタンダードボトルと製法に明確な違いがあり、オールドボトルも存在するため、飲み比べが楽しい銘柄となっています。