ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
グレンオードは、ハイランド地方で製造されるシングルモルトのスコッチウイスキーです。
ディアジオ社が手掛けるシングルモルトのシリーズの1つである「シングルトン」に選ばれており、アジアをターゲットにしたシングルモルトになっています。
フルーティーでまろやかな味わいが特徴であり、優雅な余韻が楽しめることから、日本人の口にも合いやすい銘柄です。
この記事では、グレンオードの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
グレンオードは、スコットランドのハイランド地域にあるグレンオード蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
シングルモルトの歴史は1980年代から始まっていますが、必ずしもグレンオードの名でリリースされておらず、現在ではディアジオ社のシングルトンが代表的なオフィシャルボトルとなっています。
甘くまろやかな味わいから販売はアジアを意識しており、日本人を含めたウイスキー好きの方におすすめのスコッチシングルモルトです。
グレンオードの歴史と製造方法を見ていきましょう。
シングルトンを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
グレンオード蒸溜所は、1838年にトーマス・マッケンジーによって建設されました。
ジャス・ワトソンの経営となり蒸溜所は拡張されますが、1923年には売却され、DCL社(当時のディアジオ社)の傘下に入ります。
1961年までフロアモルティングを行っていた蒸留所でしたが、現在ではフロアモルティング用の施設が撤去されています。
再び蒸溜所の施設の拡張が行われ、蒸溜器の数が増え、生産能力が上昇しました。
ディアジオ社の原酒供給などのために歴史のなかで施設が拡張されており、現在では蒸溜器は7基になり、年間1,000万リットルを超える生産能力を持つようになりました。
基本的にはデュワーズ、ジョニーウォーカーの原酒を供給する蒸溜所ではありますが、シングルモルトの歴史は1980年代とほかのディアジオ社の蒸溜所と比較しても早く始まっています。
しかし、グレンオード以外にもグレノーディ、オーディ、オード、ミュアー・オブ・オードなどの名前で乱立してシングルモルトが生産されました。
シングルトンのグレンオードが発売されてからは、シングルトンがグレンオードのシングルモルトの主力となり、現在ではウイスキーへの興味関心が高い地域である日本や台湾などのアジア市場を中心に積極的なプロモーションを行っています。
デュワーズ、ジョニーウォーカーを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
デュワーズとは?種類や味わい、おすすめの飲み方
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グレンオードはディアジオ社の蒸溜所のなかでも珍しい麦芽を自給している蒸溜所でもあります。
自給するだけでなく、ほかのディアジオ社の蒸溜所に麦芽を供給する役割を果たしているので、非常に重要な拠点といえるでしょう。
濃厚な風味を造るために蒸溜時にはスチルを高温にして、ゆっくりと加熱しています。
発酵時間も含めて長いため、全体的に丁寧な工程で造られていることがわかります。
またディアジオ社の設備拡張も頻繁に行われていますが、近年ではサステナビリティも重視しているようです。
グレンオード蒸溜所の詳細はこちらのページで紹介しています。
グレンオード蒸留所 - Glen Ord DISTILLERY
グレンオードの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/okajimaya-sake/5000281021010/
グレンオード 12年 シングルトンは、シングルトンシリーズから販売されているグレンオードの12年物のシングルモルトです。
フルーティーな香りとチョコレートのようなリッチでまろやかな味わいが感じられ、優雅な余韻が楽しめます。
シングルトンのグレンオードを初めて飲む方は、12年物から探してみましょう。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/cbeer/15070311/?scid=s_kwa_pla_unpaid_567665
グレンオード 18年 シングルトンは、先ほど紹介したシングルトンの上位ボトルにあたるグレンオードです。
フローラルな芳香が感じられ、ドライフルーツとチョコレート思わせる風味がある、18年物とは思えない完成度があります。
シングルトンのグレンオードでより風味が洗練された味わいを求める場合は、こちらのボトルがおすすめです。
画像引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000002408/
グレンオード 12年 オールドボトルは、1990年代に流通していたオフィシャルボトルのシングルモルトです。
現行品とは異なるモルトやキャラメルといった原料や樽由来の風味が強調されている古き良き味わいが感じられます。
シングルトンが販売される前のグレンオードのシングルモルトを試したい方はこちらを試してみましょう。
グレンオードのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
グレンオードは、飲みやすいまろやかな味わいからウイスキー初心者を含めてストレートで味わうのがおすすめです。
フルーティーな甘みや、18年物で感じられる複雑で洗練された風味をそのまま楽しめます。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
グレンオードは、ロックにすることでチョコレートの甘みと苦みのある風味が強調されます。
ストレートを最初に飲んでから、ロックで飲んでみるとこちらのほうが好みに感じられるかもしれません。
ロックのおすすめの飲み方はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
グレンオードはシングルトンでシングルモルトがリリースされており、シングルトンのなかでもアジアを意識してリリースされているため、日本の好みに合いやすい味わいをしています。
シングルトンで好みに合う銘柄を悩んでいる方にも最初に飲む銘柄におすすめしやすいといえるでしょう。
初めて飲むならシングルトンの12年物から飲み進めることをおすすめします。