山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ゴールデンホース 武蔵は、日本の東亜酒造が製造・販売する国産ブレンデッドウイスキーです。
スコットランドから輸入したモルト原酒を使用しており、歴史ある酒造会社が作るウイスキーであることから人気の銘柄となりました。
日本人好みでまろやかで飲みやすい味わいであることから、ウイスキーをあまり知らない方にも支持されています。
この記事では、ゴールデンホースの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ゴールデンホースは、埼玉県羽生市にある老舗の酒造会社である東亜酒造から販売されている国産ブレンデッドウイスキーです。
東亜酒造は古くからウイスキー事業に携わっており、地ウイスキーブームが到来した際には東の東亜と呼ばれるほど名高いメーカーでした。
日本のウイスキー製造においてノウハウを持つ老舗の酒造会社が作るブレンデッドウイスキーがゴールデンホースとなっています。
ゴールデンホースの概要と製造方法について見ていきましょう。
1625年(寛永2年)に創業し、当時は埼玉県秩父市でお酒の製造を開始しましたが、1941年に羽生市に移転し、株式会社東亜酒造を設立しました。
東亜酒造がウイスキーの製造免許を取得したのは、1946年のことであり1980年には羽生蒸溜所を設立し、地ウイスキーの製造に取り組んできました。
日本のウイスキー製造において高い地位を築き上げますが、日本のウイスキーは冬の時代が到来し、2000年には羽生蒸溜所の閉鎖を余儀なくされました。
この羽生蒸溜所の閉鎖の閉鎖によって、残った原酒が肥土伊知郎氏の手に渡り、東亜酒造の始まりの地である秩父において新たにウイスキーを製造した結果、イチローズモルトが誕生しています。
ジャパニーズウイスキーブームが到来し、状況が変化したことで東亜酒造で再びウイスキーが製造されるようになりました。
2021年にクラウドファンディングで20年ぶりに羽生蒸溜所を復活させ、新たに「ゴールデンホース武蔵」と「ゴールデンホース武州」を新商品として発表します。
イチローズモルトの元となった原酒を製造した蒸溜所を所有していた東亜酒造が再びウイスキーを製造したことから、新しいブランドのゴールデンホースは大きな話題を呼びました。
イチローズモルトについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ゴールデンホースは種類によって、モルトウイスキーのみを分類するピュアモルトウイスキーをリリースしています。
ピュアモルトウイスキーである「ゴールデンホース武蔵」は、モルトウイスキーのみをブレンドしたブレンデッドウイスキーです。
熟成年数が3年以上のスコットランド産のモルト原酒のみを使用しており、まだ設立したばかりで原酒を用意できない羽生蒸溜所の原酒ではなく海外の原酒を輸入し、東亜酒造が独自でブレンドしています。
羽生蒸溜所の詳細についてはこちらのページにまとめています。
ゴールデンホースの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.toashuzo.com/product/golden-horse-musashi/
ゴールデンホース 武蔵は、3年以上熟成した熟成年数の異なるモルト原酒のみをブレンドした国産ピュアモルトウイスキーです。
青リンゴのフルーティーさ、バニラの甘みがあり、酸味のあるフレーバーが後から表れる複雑な風味が魅力的です。
まろやかで飲みやすい口あたりであり、700mlだけでなく200mlのボトルも販売されていることから、気軽に飲みやすい銘柄です。
画像引用:Amazon.co.jp
ゴールデンホース 武州は、3年以上熟成させたスコットランド産のモルト原酒とグレーン原酒を使用したブレンデッドウイスキーです。
ふんわりとした甘みがある香りが特徴的であり、グレーン原酒をブレンドしていることから味わいのバランスが取れていることが魅力となっています。
現在では赤いラベルで武蔵との違いがわかりやすくなっていますが、発売当時は武蔵と同じ青いラベルであったため、旧ボトルを購入する場合は間違えないように注意してください。
画像引用:https://www.kabukiwhisky.com/domestic-distillery/other-distillery/category-154/chichibu-single-malt-he-23-1-79547/?sl=ja
ゴールデンホース 秩父 8年は、ゴールデンホースの原点とも言える銘柄であり、8年以上熟成させた自家製のモルト原酒のみを使用したシングルモルトのジャパニーズウイスキーです。
地ウイスキーの最高峰ともいわれたボトルであり、柔らかな樽香と力強い味わいが特徴となっています。
プレミアが付く高額なゴールデンホースですが、原酒を含めて日本で製造された純粋な国産で希少なボトルです。
ゴールデンホースのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ゴールデンホースは、まろやかで飲みやすい口当たりからストレートで飲みやすいウイスキーです。
甘みのある香りや味わいをそのまま味わえるだけでなく、熟成年数の若さによるアルコールの刺激も感じにくいことからおすすめの飲み方です。
公式サイトでもゴールデンホース 武蔵はストレート、ロック、水割りで飲むことが推奨されているため、様々な飲み方で楽しめるウイスキーです。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事をチェックしてください。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ゴールデンホースは他の日本のウイスキーと同様にハイボールで美味しく飲みやすいウイスキーです。
料理を選ばず食中酒にできますが、特におすすめであるのはコショウや唐辛子の効いたスパイシーさがある料理や、ピリッと辛い料理です。
ゴールデンホース 武州は公式サイトで、ハイボールと水割りがおすすめの飲み方に指定されており、食中酒にピッタリのウイスキーとして紹介されています。
コスパのいいハイボールの飲み方についてはこちらの記事をチェックしてください。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
ゴールデンホースは、東亜酒造が製造する国産ブレンデッドウイスキーであり、武蔵と武州でそれぞれブレンド方法が異なります。
羽生市のふるさと納税における返礼品にも選ばれているため、オンラインショップなどで購入する以外にも入手の選択肢があります。
それぞれおすすめの飲み方が異なるため、好きな飲み方に合わせてゴールデンホースを選ぶのもおすすめです。