山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ハリスホークは、セブン&アイ・ホールディングスのグループ店舗で限定販売されている国産ブレンデッドウイスキーです。
ハリスホーク(モモアカノスリ)という名称の通り、鷹が飛び立つ様子が描かれており、セブンイレブンなどで見かけた方も多いのではないでしょうか。
3年熟成のモルト原酒を使用しており、ハイボール用のウイスキーとして販売されていますが、スピリッツを原料にしていることから混ぜ物のウイスキーであると推測できます。
この記事では、ハリスホークの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ハリスホークは、日本のセブン&アイ・ホールディングスのグループ店舗のみで販売される限定のブレンデッドウイスキーです。
販売されている場所は限られているものの、代表的なコンビニであるセブンイレブンで販売されていることから、一定の知名度がある銘柄になります。
セブン&アイ・ホールディングスでは他にも限定ウイスキーを販売していますが、ハリスホークはその中でも非常に安く、低価格で飲めることが特徴です。
ハリスホークの概要と製造方法を見ていきましょう。
セブン&アイ・ホールディングスでは複数の限定ウイスキーが販売されてきましたが、ハリスホークもそのうちのひとつとなっています。
ほかにはレジェンダリースコット、サントリー ウイスキープライムがあり、レジェンダリースコットが本格派、サントリーウイスキープライムとハリスホークがより低価格で購入できるウイスキーとして売り出されています。
そのため、セブンイレブンの限定ウイスキーの中でもハリスホークは低価格で飲める普段飲みのウイスキーを探している人に向いているといえるでしょう。
ハリスホークは和名でモモアカノスリと呼ばれる人に慣れやすい鷹であり、ラベルデザインから心を惹かれる人もいるかと思います。
ラベルデザインから感じられる高級さはなく、低価格での購入を前提としたウイスキーであるため、購入する場合は理解しておきましょう。
レジェンダリースコットとサントリーウイスキープライムはこちらの記事で紹介しています。
ハリスホークは、南アルプスワインアンドビバレッジ株式会社が製造していること以外に詳細な製造方法に関する情報は明らかになっていません。
原料の表示欄を確認するとモルトとスピリッツと表記されていることから、グレーン原酒ではなく混ぜ物のスピリッツが使用されていると考えられます。
3年熟成のモルト原酒を使用していますが、グレーンウイスキーを使用していないことから、かつて酒税法の等級制度があった日本で販売されていた二級ウイスキーに近いものであると推測できます。
等級制度の廃止後は、モルト原酒とグレーン原酒のみをブレンドした混ぜ物をしないウイスキーが当たり前となっていきましたが、近年では日本のウイスキーが低価格化を追い求めるなかで、かつての二級ウイスキーのような原酒構成の銘柄が復活しています。
特級・一級・二級などの等級制度が廃止されても、二級ウイスキーをウイスキーとして販売することを規制する法律は存在せず、ハイボールがウイスキーの飲み方として流行した影響から、逆行した流れが生まれているといえるでしょう。
近年ではこのようなウイスキーもジャパニーズウイスキーを名乗れることに危機感を覚え、日本洋酒酒造組合がジャパニーズウイスキーの自主基準を制定しています。
そのため、この自主基準においてハリスホークはジャパニーズウイスキーとは認められません。
ジャパニーズウイスキーの定義についてはこちらの記事で紹介しています。
ハリスホークは一種類しかないため、味わいについて詳しく紹介します。
画像引用:https://7premium.jp/product/search?item_category_category_id=1001
ハリスホークは、セブン&アイ・ホールディングスで販売され、南アルプスワインアンドビバレッジ株式会社が製造する国産ブレンデッドウイスキーです。
モルト原酒をブレンドしていることからモルトの香りや風味が感じられ、青リンゴのようなフルーティーさがあります。
アルコールの苦みや辛みが強いですが、水や炭酸水で割ると緩和することができます。
ライトなスモークも感じられ、シンプルな味わいの銘柄といえるでしょう。
非常に低価格で購入できることから、セブンイレブンをよく利用していて低価格で飲めるウイスキーを探しているなら、選択肢のひとつとして考えられます。
ハリスホークのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハリスホークは、ハイボール用のウイスキーとして販売されていることから、特に理由がなければハイボールで飲むのがおすすめです。
熟成年数の低い原酒とスピリッツをブレンドしたハリスホークはアルコール感が強いため、緩和できる飲み方でシンプルで爽快感のある味わいにして飲むのが良いでしょう。
コスパのいいハイボールにおすすめのウイスキーを探す場合はこちらの記事で紹介しています
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
ハリスホークは水割りにすると、フルーティーな風味が強く残るため、ハイボールが合わなかった場合はこちらを試しても良いでしょう。
ただし、ハイボールよりもアルコールの辛味や苦味を抑えられていないため、苦手に感じる場合もあることから注意が必要です。
ウイスキーの美味しい水割りの作り方とおすすめの銘柄はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
ハリスホークについて紹介しましたが、ハイボールなどの加水をする前提のウイスキーであり、ストレートやロックでは味わいにくいです。
モルト原酒とスピリッツをブレンドしたウイスキーをウイスキーと呼ぶかどうかは人によって分かれるところではあるため、理解したうえで飲むようにしましょう。
セブンイレブンをはじめとする限定ウイスキーであることから人によっては飲める機会は限られており、ここまでの解説を踏まえて気になるなら購入を検討しましょう。