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- ウイスキー基礎知識
日本で人気のウイスキーの飲み方であるハイボールは太りにくいウイスキーの飲み方であるため、ダイエットを意識している人にもおすすめです。
しかし、ハイボールで必ずしも太らないわけではなく、飲み方によっては太る原因になる可能性もあるため、注意が必要になります。
事実としてハイボールが太りにくい根拠は存在するため、ハイボールは太らないお酒という意見は基本的には間違っていませんが、痩せたい人は正しいウイスキーとの付き合い方を理解することが重要です。
この記事では、ハイボールが太りにくいウイスキーの飲み方である理由と、ハイボールで太る場合に考えられる理由を解説し、痩せたい人のためのウイスキーとの付き合い方を紹介します。
この記事のポイント
ハイボールはウイスキーを炭酸水で割ったカクテルのことであり、日本ではウイスキーの人気の飲み方となっています。
炭酸の爽快感がウイスキーとマッチして美味しいだけでなく、ハイボールは太りにくいお酒の飲み方としても知られています。
ダイエットを考えるなら、好みに合わない糖質をオフにしたお酒を我慢して飲むよりも、太りにくいだけでなく美味しさも両立したお酒を飲みたいところです。
まずはウイスキーが太りにくいお酒であり、ハイボールという飲み方が太りにくい理由を順序立てて解説していきます。
ウイスキーには糖質、プリン体が含まれていないことから、太りにくく痛風の原因になりにくいといわれています。
代表的なお酒とウイスキーの糖質・プリン体を以下の表で比較しました。
種類 | 100gあたりの糖質量 |
ウイスキー | 0g |
ビール(淡色) | 3.1g |
発泡酒 | 3.6g |
赤ワイン | 1.5g |
白ワイン | 2.0g |
日本酒 | 3.6g |
梅酒 | 20.7g |
種類 | プリン体含量(mg/100mL) |
ウイスキー | 0.1 |
ビール | 3.3~6.9 |
地ビール | 5.8~16.6 |
発泡酒 | 0.1~3.9 |
ワイン | 0.4 |
ブランデー | 0.4 |
日本酒 | 1.2 |
紹興酒 | 11.6 |
代表的なお酒と比較しても、糖質・プリン体がほとんど含まれていないことがわかります。
そのため、ウイスキーは太りにくく、ほかのお酒よりも痛風のリスクが少なく、健康にいいお酒といえるのです。
尿酸値などプリン体や痛風などのお酒と健康の関係が気になる方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーと尿酸値の関係は? 痛風の原因やプリン体についても解説
ウイスキーの製造過程における熟成は、長い時間をかけて樽の中で寝かせることにより、ウイスキーにさまざまなフレーバーを与えてくれます。
しかし、樽による熟成によってウイスキーに影響を与えるものは味わいだけでなく、樽ポリフェノールと呼ばれる健康にさまざまな良い影響を与えることが期待される成分も溶け出しています。
ウイスキーに含まれるポリフェノールのなかでもエラグ酸は、脂肪の合成を防ぎ、肥満を改善させる効果を期待可能です。
ただし、ハイボールは熟成年数の若い銘柄が使用されることが多いですが、エラグ酸が多く含まれるのは熟成年数の長い銘柄であることに注意が必要になります。
ウイスキーが太りにくいお酒であることを説明しましたが、ハイボールも太りにくいといわれる理由は、ウイスキーを炭酸水で割るシンプルな飲み方であることが挙げられます。
一般的なハイボールを割る炭酸水は、糖質とカロリーを含まず、味付けされていないものが使用されることから、太りにくいウイスキーを太りにくい炭酸水で割れば同様にハイボールも太りにくいと言えるでしょう。
ウイスキーはストレートでは飲みにくい銘柄もあれば、飲みなれていない人はキツいと感じることもありますが、ハイボールにすることで飲みやすくなります。
そのため、ハイボールはストレートで飲むのと同様に太りにくく、ウイスキーを飲みなれていない人も飲みやすいことから、万人受けしやすい飲み方となっているのです。
ハイボールにおすすめの炭酸水はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールで太る場合に考えられる理由を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイボールで太る理由として、もっとも有力な理由は、割る炭酸水をコーラやジンジャエールなどのジュースにしている場合です。
ウイスキーのハイボールの定義は幅が広く、炭酸水であれば糖質が含まれる炭酸ジュースで割ったものも含まれます。
コーラやジンジャーエールなどのジュースには糖質が含まれていることから、ウイスキー自体に糖質やプリン体を含まないハイボールであっても太る原因になる可能性があります。
飲み過ぎることがあれば、炭酸ジュースをたくさん飲んで太る人がいるように、ウイスキーのハイボールで太ると考えられるでしょう。
ハイボールが太りにくいとはいえ、一緒に食べるおつまみが高カロリーで糖質を多く含んでいる場合は、飲酒が太る原因になることは変わりません。
飲酒で太りにくくするために、普段飲みするお酒を変えても、食べるおつまみにも気を配らなければ太る原因となります。
ハイボールを飲むときのおつまみは食べるとしても太りにくいものを選択しましょう。
普段飲むお酒をハイボールにして、おつまみを太りにくいものに変えても、体重が増えるためにハイボールが太らないお酒であるのは嘘と考える人もいるかもしれません。
飲酒の習慣は太る原因のひとつに過ぎないことから、飲酒以外の生活習慣に根本的な問題があるなら太る可能性があります。
実際に生活習慣に問題があるなら全体的に見直して、お酒は糖質を含むものでも好きなものを適量飲むほうが痩せると考えられます。
お酒が太る理由の多くを占めている人であれば、飲むお酒をハイボールに変えることで痩せることが期待できるかもしれませんが、それ以外に理由があれば必ずしも効果は実感できないでしょう。
ハイボールで太らないのは嘘という意見が出る多くの理由は、それ以外の生活習慣に理由があるにもかかわらず、飲むお酒をハイボールに変えても思うような効果が出ないことにあります。
痩せたい人のためのウイスキーとの付き合い方を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
痩せたい人のためのウイスキーとの付き合い方を考えるなら、飲み過ぎに気をつけて適量を守って飲むことです。
ハイボールはウイスキーをゴクゴク飲める飲み方であるため、つい飲み過ぎてしまうこともあるかもしれません。
しかし、ウイスキーに糖質は含まれていませんがカロリーは含まれていることや、アルコールの過剰摂取が健康に悪影響を与えることから、適量を守って飲むことが重要です。
ハイボールを30mlのウイスキーを使用して作る場合、厚生労働省が発表する適切なアルコール量から男性と女性の適量を求められます。
性別 | アルコール量 | ウイスキーへの換算 |
男性の適量 | 20g | 60ml |
女性の適量 | 10~15g | 30~45ml |
参考元:厚生労働省
男性であれば1日の適量はハイボール2杯分、女性の適量はハイボール1杯分から1.5杯分になります。
必ず適量を守ってウイスキーと付き合うようにしましょう。
ハイボール以外にも一緒に食べるおつまみなど、ウイスキー以外の食習慣にも気をつけるようにしましょう。
ウイスキーのおつまみに合う太りにくいおつまみは、塩分をほとんど含まないナッツ類やカカオの配合割合が高いチョコレートなどが挙げられます。
スモーク香のあるウイスキーでハイボールを作るなら、低糖質で高たんぱくであるスモークサラダチキンもおつまみとしておすすめです。
また、ウイスキーは単体で味わっても風味が複雑であり、おつまみがなければ味気がないわけではないため、おつまみを食べなくても楽しめます。
ウイスキーを食中酒として飲む場合も、一緒に食べる料理のカロリーなどにも気を配ります。
ウイスキー以外の食習慣にも気をつけることで、普段飲みのお酒をハイボールにする効果も出やすくなるでしょう。
ウイスキーと上手に付き合うなら飲むタイミングも重要であり、特に寝る前の飲酒は肥満の原因になります。
そのため、就寝の3時間前には飲酒をやめるようにしましょう。
また、ダイエットをしながら飲酒する場合に気をつけたいことは、空腹の状態で飲酒をするとアルコールの吸収スピードが速くなり、肝臓に負担をかけることです。
飲む時間・タイミングにも気を配りながら、ウイスキーと付き合うようにしましょう。
ウイスキーのハイボールは、適量を心がければ毎日飲む場合でも太りにくいことから、ダイエットを考えて今飲んでいるお酒を糖質のないものに変えるならおすすめになります。
ハイボールはコストパフォーマンスの高い銘柄を使用すればお金をかけずに美味しいハイボールを作りながら、ダイエットすることができます。
普段飲みのハイボールに適したコストパフォーマンスの高い銘柄を知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。