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- ウイスキー基礎知識
ハイボールを作るならウイスキーに割り材となる炭酸水を混ぜる必要がありますが、ウイスキーの銘柄だけでなく炭酸水にもこだわることでより上質なハイボールを作れます。
ハイボールの割り材は味付けがなく糖質を含まないため、ウイスキーの味わいを損ねにくい炭酸水が推奨されますが、味付けがなされたジュースの炭酸水を割り材にしても楽しみが広がります。
またハイボールの割り材は炭酸水だけでなく、果汁や変わり種であればコショウを加えるアレンジ方法も存在しているため、銘柄や気分にあわせて実践すると飲み方の幅も広がることでしょう。
この記事では、普段飲むハイボールをより上質なものにするおすすめの炭酸水を紹介し、ジュースの割り材を含めたアレンジ方法も解説します。
この記事のポイント
ハイボールを美味しく飲むうえで、ハイボールにするウイスキーの銘柄が重要であり、合いやすい銘柄と合いにくい銘柄が存在することはウイスキー好きの方であれば理解していることでしょう。
しかし、割り材となる炭酸水にもこだわることで、ハイボールはより美味しく飲むことができます。
炭酸水の質が悪い場合や、特定の銘柄と相性が悪い場合と、相性のいい質の炭酸水を選んだときのハイボールを比較すれば、同じ銘柄であっても味わいがまったく異なる場合もあります。
また、ハイボールはウイスキー初心者の方におすすめの飲み方ではありますが、ハイボールでもウイスキーが飲みにくい場合は味付けがなされたジュースの炭酸水で割るとより飲みやすいです。
ほかにも、果汁を入れるなどのアレンジをするだけで、普段飲んでいるハイボールの味わいが変化し、新鮮な気持ちで飲むことができます。
ハイボールを美味しく飲むならウイスキーの銘柄だけでなく、割り材にもこだわりましょう。
ハイボールにおすすめの安くて美味しいウイスキーはこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
ハイボールの割り材でおすすめの炭酸水を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
画像引用:https://www.asahiinryo.co.jp/products/carbonated/wilkinson_tansan/
ウィルキンソンは、ハイボールに必要な強炭酸による刺激と爽快感があり、ウイスキーの風味を損ないにくい炭酸水です。
ご自宅でハイボールを作るなら王道的な商品であり、銘柄との相性がわからない場合や、初めてハイボールを作る場合はこちらを買っておけば外しにくいです。
低価格で購入しやすいためコスパが良いこともあり、どの銘柄と割ってもウイスキーの味わいを引き出せる安定感のある炭酸水といえるでしょう。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777183636/
サントリー ザ・プレミアムソーダは、炭酸は弱いですが、名水の里である山崎の天然水を使用しています。
ウイスキーの香りや味わいを最大限に引き出すハイボールを作りやすく、代表的なジャパニーズウイスキーの山崎と同じ水を使っていることから、ジャパニーズウイスキーとの相性は抜群です。
ただし、ウィルキンソンと比較すると高価であるため、コストを取っても質を求めたい方や、割るウイスキーの質も高い場合に向いています。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/jetprice/x81174/
伊賀の天然水強炭酸水は、伊賀の天然水を使用した炭酸水でクリアでキレがあることが特徴です。
そのため、ハイボールの割り材にすると透明感があり、爽快感のあるすっきりとした味わいになります。
ハイボールの魅力には爽やかさがあり、ここまで紹介した炭酸水を割り材にした場合と異なる仕上がりになるため、気になるなら試してみましょう。
ハイボールの定義は蒸留酒を割ったカクテルを指し、炭酸水にはジュースを使用してもハイボールと呼べることとなっています。
ジュースを使ったハイボールでおすすめの割り材を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
画像引用:https://www.coca-cola.com/jp/ja/brands/coca-cola
コカ・コーラはウイスキーの割り材として代表的なジュースであり、その知名度の高さからウイスキーコークやコークハイと呼ばれることがあります。
ハイボールと同様に炭酸の爽快感があり、コーラの甘みのある味わいがウイスキーのクセを緩和してくれるので、ウイスキーを飲みなれていない方でも美味しく飲みやすいです。
甘い味わいのハイボールを飲みたい方におすすめの割り材といえるでしょう。
画像引用:https://www.asahiinryo.co.jp/products/carbonated/mitsuyacderzerostrong/
三ツ矢サイダーは、日本で人気の高いサイダーですが、ゼロストロングは甘みやカロリー・糖質を抑えてジュースでハイボールを作りたい方に向いています。
甘さがすっきりとしているため、コカ・コーラや普通の三ツ矢サイダーなど甘みのあるジュースとは異なり、作ったハイボールの甘みがくどくなりにくいです。
ジュースで割ると甘みが強すぎるため、苦手に感じやすい場合は、控えめな甘さでハイボールの味わいを彩ってくれるジュースを選ぶことをおすすめします。
ウイスキーのサイダー割りについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーとサイダーの相性はいい? サイダー割りのおすすめ銘柄3選
画像引用:https://www.asahiinryo.co.jp/products/carbonated/wilkinson_gingerale/
ウィルキンソン ジンジャーエールは、甘口と辛口のタイプがあるジンジャーエールのなかでも辛口のジンジャーエールとなっています。
甘口のジンジャーエールでウイスキーを割るとコカ・コーラで割った場合と似た印象になりますが、辛口で割るとスパイシーなクセのあるハイボールになります。
甘口と辛口でハイボールにしたときの味わいがまったく変わるため、辛口のジンジャーエールでハイボールを楽しむなら、まずはウイスキーにも合いやすいこちらの商品から探すことをおすすめします。
ウイスキーのジンジャーエール割りについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのジンジャーエール割りとは? カクテルの作り方をご紹介
割り材によるハイボールのアレンジ方法を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイボールにカットしたフルーツや、市販のレモン汁などの果汁を加えるアレンジがあります。
特にレモン、ライムなどの柑橘系の果実のアレンジがハイボールの爽快感と合いやすいことから代表的です。
レモンであればカットしたレモンを絞るか、調理が面倒な場合は、市販のレモン汁を購入することでアレンジできます。
ただし、柑橘系の果実は入れすぎると渋みなどの風味が目立ってウイスキーの味わいを損なうため、少量入れる程度にとどめることが無難です。
また、柑橘系の果実に限らず、りんごやモモなどをアレンジに使用することもあり、フルーティーで甘みのあるハイボールになります。
使用できる果実のバリエーションも多いため、銘柄や好みにあったフルーツを選んでアレンジしましょう。
ウイスキーに合う果物やフルーツはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーに合う果物やフルーツとは? 漬け込みウイスキーも紹介
ハイボールはミントなどのハーブや、コショウなどのスパイスで味付けするアレンジもあります。
ハーブで味付けをすると、ミントであれば、よりすっきりした風味になるため、爽快感のあるハイボールとの相性がいいです。
コショウはスコッチのシングルモルトであるタリスカーのハイボールを作る際に使用されていた代表的なアレンジであり、ウイスキーの銘柄によって合う合わないはわかれますが、スパイシーなハイボールになります。
コショウと同様に山椒などのスパイスも使用されることもあり、銘柄にあったスパイスを使用してアレンジすることでハイボールの旨味が増すことでしょう。
また、ジンジャーエールでハイボールを作る場合は、すりおろしたショウガを入れるアレンジもあります。
このように、ハイボールには割り材によるさまざまなアレンジ方法があるため、銘柄にあわせてアレンジを考えていきましょう。
ハイボールとコショウによるアレンジが合うといわれているタリスカーはこちらの記事で詳しく紹介しています。
スコッチウイスキー『タリスカー』の種類とおすすめの飲み方をご紹介
ハイボールの割り材について紹介しましたが、炭酸水の種類やアレンジ方法を知ることで、ハイボールをより美味しく飲めるようになります。
炭酸水を選ぶうえで、コストパフォーマンスや味わいについてもこだわって作りたいなら、炭酸水メーカーを買ってご自宅で炭酸水を作る選択肢もあるので、ハイボール好きなら検討したいところです。
安い価格で飲めることから普段飲みに最適のハイボールですが、少しアレンジをするだけで同じウイスキー銘柄でハイボールを作っても味わいに幅を出せるため、飽きることなく飲めることでしょう。