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アイリーク(イーラッハ)の種類と味わい、おすすめの飲み方

2023.02.17 / 最終更新日:2024.11.29

アイリーク(イーラッハ)は、スコットランドのザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニーからリリースされているシングルモルトになります。

同社はフィンラガンでも同様にアイラ島のどこかの蒸留所ということ以外の情報を公開しないシングルモルトを販売しているのが特徴です。

アイラモルトのスモークと磯の香りが特徴的であり、黒コショウのスパイシーな味わいも感じられます。

この記事では、アイリークの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • アイリーク(イーラッハ)の種類と味わいについて紹介
  • アイリーク(イーラッハ)のおすすめの飲み方を解説

アイリーク(イーラッハ)とは

アイリークは、スコットランドのヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニーから販売されるアイラモルトです。

同社で販売されているフィンラガンと同様に、蒸留所を明かさない形でブランドとして確立しており、別のブランドとして販売していることからフィンラガンとは異なる蒸留所の原酒が使用されていると考えられます。

アイラモルトの特徴である薬品のようなピートスモークと、磯の香りがあり、味わいはスパイシーでオイリーな味わいです

アイリークの歴史と製造方法について見ていきましょう。

アイリークと同じ特徴を持つアイラウイスキーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

スコッチ・シングルモルトでおすすめのアイラモルトの特徴と種類について

フィンラガンに次ぐ新たなブランドとして販売される

アイリークを販売するヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニーは1992年に設立されました。

創業者のブライアン・クルック氏は、ボウモア蒸溜所の元スタッフであり、アイラ島の蒸留所に関わった経験を持つ人物です。

同社では、蒸留所を伏せたアイラモルトのブランドであるフィンラガンをリリースします。

1997年に、フィンラガンに続いて同じコンセプトで販売されたシングルモルトがアイリークです。

アイリークはゲール語でイーラッハであることから、地域によってはこのように呼ばれることもあります。

アイリークは、現在もリーズナブルな価格でアイラモルトを消費者に提供されています。

フィンラガンについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

フィンラガンとは?種類や味わい、おすすめの飲み方

中身や正体を想像して飲むのが醍醐味のアイリーク

アイリークの製造方法についてですが、アイラモルトであるという情報以外はすべて謎に包まれています。

ただし、アイラウイスキーを製造する蒸留所はアイリークがリリースされた時点で8種類であるため、候補は少ない範囲に絞り込めている状態です。

つまり、アイラウイスキーを中心にウイスキーを飲みなれている方であれば、アイリークの中身や正体を判別できる可能性があります。

有力な候補としては、ラガヴーリンまたはラフロイグが挙げられていますが、公式に発表はないので正しいとは限りません。

ウイスキー愛好家を中心にアイリークの中身や正体を当てようと議論されているので、中身や正体を想像して飲むのが醍醐味といえるでしょう

アイラウイスキーの蒸留所について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

アイラウイスキーが造られる9つの蒸留所を一覧形式で紹介

アイリーク(イーラッハ)の種類と味わい

アイリークの種類と味わいについて紹介

  • アイリーク
  • アイリーク カスクストレングス
  • アイリーク 12年

アイリーク

画像引用:Amazon.co.jp

熟成年数が表記されていないアイリークのスタンダードボトルになります。

蒸留所は明かされていませんが、使用している原酒が若く、薬品のような強いスモークを潜り抜けるとオイリーでスパイシーな味わいが訪れます。

アイリークに興味を持った方や、蒸留所を予想してみたいと考えた方はこちらのボトルから購入してみましょう

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アイリーク カスクストレングス

画像引用:Amazon.co.jp

ボトルデザインがスタンダードボトルとほとんど変わりませんが、カスクストレングスと確かに表記があるボトルは58%という高いアルコール度数でボトル詰めされています。

カスクストレングスであるため、アイリークが持つ風味が濃厚になっているので、こちらのほうが蒸留所を当てやすいかもしれません。

特別に理由がなければスタンダードボトルを飲んでから購入すべきボトルですが、デザインが非常に似ているので間違いのないようにしましょう

アイリーク 12年

画像引用:https://whiskyauctioneer.com/lot/116113/ileach-12-year-old

アイリーク 12年は、現在は終売しているアイリークのなかでも熟成年数を明らかにしている銘柄です。

スタンダードボトルは原酒の若さが気になる所でしたが、12年以上の熟成期間を経ているため、全体的にスモークが落ち着いており、熟成感のあるふくざつ味わいが楽しめます。

アイラウイスキーの多くは12年物が発売されているため、同じ熟成期間で比較するほうが分かりやすいかもしれません

アイリーク(イーラッハ)のおすすめの飲み方

アイリークのおすすめの飲み方を紹介します。

  • ハイボール
  • ロック

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ハイボール

アイリークは、リーズナブルな価格でアイラウイスキーが飲める銘柄であるため、ハイボール用の普段飲みのウイスキーにもおすすめです。

加水しても風味が崩れにくく、スモークとハイボールの相性も良いので、ウイスキー初心者にも飲みやすい飲み方と言えます。

シングルモルトをハイボールにするともったいないかどうかはこちらの記事で紹介しています。

シングルモルトをハイボールで飲むのはもったいない? その理由とは

ロック

上級者向けのアイリークの飲み方はストレートまたはロックであり、スモークの香りを味わうならロックがおすすめです。

アイリークは加水しても風味は崩れにくいですが、加水しない飲み方を選ぶことで、どの蒸留所のウイスキーであるか判断しやすくなるでしょう。

最初に飲んで分からない場合は、色々な飲み方を試すことでウイスキーの香りや味わいが広がり、これまでの経験から銘柄が分かるかもしれません

ロックのおすすめの飲み方と作り方についてはこちらの記事で紹介しています。

ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介

まとめ

アイリークについて解説しましたが、リーズナブルな価格でアイラウイスキーを飲めることと、どのアイラウイスキーなのか中身や正体を当てる醍醐味があることを紹介しました。

公式から答えが発表されていないため、有力な銘柄はあっても必ずしも正しいとはいえませんが、ご自身なりの答えを見つけてみましょう。

アイラモルトファンの方は、価格が安いことから普段飲みのウイスキーにするのもおすすめです。

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