山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
アイル オブ ジュラ 10年は、ジュラ島で製造されるシングルモルトウイスキーを代表するボトルです。
アイラウイスキーと同様に島で製造されたウイスキーであるため、個性の強いウイスキーを想像するかもしれませんが、フルーティーで甘みのある味わいが特徴となっています。
そのため、ウイスキーを飲み慣れていない方にもおすすめできるシングルモルトであり、アイランズウイスキーでも人気の高い銘柄です。
この記事では、アイル オブ ジュラ 10年の味わいとおすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://meidiyaproduct.com/SHOP/854842.html
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
参考価格 | 5,280円 |
参考:明治屋 公式サイト
アイル オブ ジュラ 10年は、スコットランドのジュラ島のアイル オブ ジュラ蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
アイラ島以外の島で製造されたウイスキーが分類されるアイランズウイスキーであり、アイランズウイスキーは地理的に大きく離れていることもあるため、共通した特徴をあまり持ちません。
しかし、アイランズウイスキーは、ハイランドパーク、タリスカーをはじめ人気や評価の高い銘柄が多くあり、完成度の高さから個々に名を上げており、ジュラもスコッチのシングルモルトにおいて人気の高い銘柄となっています。
10年物のアイル オブ ジュラは、現在ではノンエイジのジャーニーがエントリー商品となっているものの、ジュラのブランドを代表するボトルです。
バーボン樽で10年以上熟成させた後に、シェリー樽でカスクフィニッシュしており、アイラ島をはじめとする島で製造されたウイスキーの特徴であるクセのあるスモーキーな香りはほとんどありません。
そのため、アイラウイスキーよりもスペイサイドやハイランドに近い特徴を持ったアイランズウイスキーと言われることがあります。
シングルモルトの入門酒にもなりやすく、ウイスキー初心者におすすめのスコッチウイスキーとなっています。
ジュラの種類についてはこちらの記事で紹介しています。
アイル・オブ・ジュラの特徴とは?種類や味わい、おすすめの飲み方
アイル オブ ジュラ 10年は、バーボン樽で熟成させシェリー樽でカスクフィニッシュした、2つの樽の風味の特徴を持っているライトで飲みやすいウイスキーです。
バニラを思わせるような甘い香りに、レーズンやアプリコットなどの濃厚な果実のフレーバーから、甘くてフルーティーな印象です
口に含むと原料である麦の風味がしっかりと感じられ、ダークチョコレートのような苦みやシナモンのスパイス感が広がります。
甘くてスパイシーであり、長く続いていくフィニッシュです。
アイル オブ ジュラは現在のウイスキーのトレンドにも合った銘柄であり、この味わいの魅力からスコッチウイスキーのシングルモルトでもトップクラスに飲まれています。
スコットランドではシングルモルトで3位の消費量になったこともあり、それを裏付けるほどの完成度の高い味わいが魅力です。
アイル オブ ジュラ 10年のおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アイル オブ ジュラ 10年は、シングルモルトの個性的な風味が少なく、アルコールの刺激もほとんどないためストレートで飲みやすい銘柄です。
味わいはフルーティーで甘い印象であり、水割りなどで加水量が多くなり過ぎると苦みが出る傾向にあるため、甘い味わいが好きであればストレートで飲むことをおすすめします。
ただし、ワンドロップなど少量の加水であれば、フルーティーな風味をより引き立ててくれます、
適量の加水が一番美味しいと感じることもあるため、分量を調整して加水してください。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
アイル オブ ジュラ 10年のロックは、バニラやオレンジのようなフレーバーが強くなり、氷が少しずつ解けることで複層的な味わいが楽しめます。
ウイスキーの複雑な風味を楽しみたい場合におすすめの飲み方であり、甘みだけでなく様々な風味を味わうことができます。
氷が溶ける変化を味わうためにゆっくり飲むだけでなく、冷やしたグラスと丸氷を用意して急速に解けないように工夫して飲みたいところです。
ロックの美味しい作り方とそのポイントについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
アイル オブ ジュラ 10年は、ハイボールにするとフルーティーで甘い風味と炭酸の爽快感がマッチして美味しく味わえます。
スパイス感のある香ばしさも強調されるため、フルーティーでスパイシーなハイボールになります。
ストレートの飲みやすさとは異なり、ハイボールのほうが少しだけクセのある風味になっていることも魅力です。
ハイボールに合うスコッチウイスキーの選び方はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
現行のボトルであるアイル オブ ジュラ10年において終売の事実はありません。
日本では明治屋が直輸入しており、店舗によっては品切れになっている可能性がありますが、正常に販売されています。
ただし、アイル オブ ジュラ 10年は現在のボトルにリニューアルされる前に、アイル オブ ジュラ 10年 オリジンと言うボトルがリリースされていました。
画像引用:Amazon.co.jp
上記のオールドボトルに関してはすでに終売しており、古酒市場において現在も流通が確認されています。
アイル・オブ・ジュラ 10年は、ウイスキーが苦手な人であってもストレートで飲みやすいといわれることも多いほど、評価の高いボトルです。
ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ) 2023では金賞を受賞しており、権威あるウイスキー品評会における客観的な評価も高くなっています。
評論家、個人の愛好家ともに評価に差はなく、多くのウイスキー好きから愛されています。
アイル・オブ・ジュラ 10年は、スコッチのシングルモルトでも入門酒になるウイスキーであり、他の初心者向けのウイスキーを試しても美味しく感じられなかった場合でもジュラは口に合う人も多い銘柄です。
シングルモルトの飲みやすさを実感できる銘柄であるため、飲んだことがない場合は試してみることをおすすめします。
また、ストレートで飲みやすいことから、ウイスキーをハイボールで飲むことがほとんどである人がストレートに挑戦するボトルにも向いています。