ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
越ノ忍(こしのしのぶ)は、日本の新潟県で製造されているブレンデッドウイスキーになります。
新潟麦酒はその名のとおりクラフトビールの製造をメインに行っている酒造メーカーですが、近年ではウイスキーの製造にも取り組んでいます。
越ノ忍の特徴は非常に香りが豊かであり、深みのあるコクと本場スコッチ思わせるスモークがあることも特徴です。
この記事では、越ノ忍の種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
新潟麦酒株式会社-忍蒸溜所 - https://shinobudistillery.com/home/
越ノ忍(こしのしのぶ)は新潟麦酒が製造するブレンデッドウイスキーであり、さまざまな蒸溜所から輸入した原酒をブレンドしています。
新潟麦酒では2016年に初めてウイスキー蒸溜免許を取得しており、シングルモルトの生産体制が整うまで販売されていたブレンデッドウイスキーが越ノ忍です。
柑橘系の風味が漂う甘いスモークの豊かな香りが特徴的であり、数々のウイスキー品評会で賞を受賞してきた完成度の高い味わいになります。
越ノ忍の種類と製造方法について見ていきましょう。
新潟県は、雪・米・酒の揃った美しい土地として知られており、地元の自然環境をもとにクラフトビールを提供してきたのが新潟麦酒になります。
宇佐美健氏はクラフトビール界でも革新的な試みを数々行ってきた人物であり、高く評価されています。
宇佐美氏の試みはクラフトビールにとどまらず、地元の清水を使用して高品質な新潟のウイスキーを提供することになりました。
2016年には、新潟市初のウイスキー蒸溜免許を取得し、目標へと近づいていきます。
しかし、0から忍蒸溜所を設立し、シングルモルトを生産するには熟成などの期間を考えると時間もかかるので、宇佐美氏はハンドメイドのブレンデッドウイスキーである越ノ忍をリリースしました。
越ノ忍は権威ある品評会のサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)で受賞するなどの実績を重ねており、新潟麦酒は世界中から期待されるウイスキーの製造会社となります。
新潟麦酒の蒸溜所である忍蒸溜所についてはこちらのページにまとめています。
新潟麦酒はクラフトビールの製造会社であるため、ウイスキーを造ろうと考えても設備がないため、忍蒸溜所の生産体制が整うまで、すぐに原酒を造ることはできません。
そのため、さまざまな蒸溜所でウイスキー樽を購入し、その原酒を独自にブレンドしてオリジナルウイスキーを販売する形になります。
越ノ忍はブレンデッドウイスキーになりますが、一般的にグレーン原酒とモルト原酒を混ぜ合わせて作るブレンデッドウイスキーだけでなく、モルト原酒のみをブレンドして作るピュアモルトウイスキーも販売しています。
そして、最大の特徴は日本特有のウイスキー樽であるミズナラ樽を使用してカスクフィニッシュした越ノ忍もあることです。
新潟という豊かな自然環境を活かして作られる独自のブレンドとカスクフィニッシュは、その多くが輸出用のウイスキーとして造られ、米国を中心に評価されています。
ミズナラ樽熟成のウイスキーが人気の理由についてはこちらの記事をチェックしてください。
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越ノ忍の種類と味わいについて紹介します。
画像引用:Amazon.co.jp
越ノ忍のなかでも最もスタンダードとなっているのは、白いラベルが特徴のブレンデッドウイスキーになります。
ブレンドされている原酒の若さは目立ちますが、アルコールの刺激などがキツい印象はなく、香り豊かでコクのある味わいに仕上がっています。
越ノ忍に興味を持った方は、シンプルな白のラベルが目印のボトルを探してみましょう。
画像引用:Amazon.co.jp
先ほどの白ラベルとは打って変わって凝ったデザインに変化した越ノ忍のブレンデッドウイスキーになります。
より熟成年数の長い原酒が使用されていることがわかる優しい味わいに仕上がっており、ローストしたナッツの風味を感じます。
白ラベルの実質的な上位ボトルとなっているので、より品質の良い越ノ忍のブレンデッドウイスキーを求めている方におすすめです。
画像引用:Amazon.co.jp
越ノ忍のピュアモルトウイスキーは、モルト原酒のみをブレンドしたスタンダードなピュアモルトウイスキーです。
鼻を通り抜ける甘いスモークにまろやかでコクのある味わいに仕上がった銘柄になります。
ピュアモルトらしくモルト原酒のそれぞれの個性を感じられますが、きれいにまとまっていることから飲みやすい味わいといえるでしょう。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/yunyuusyu/16249/
越ノ忍のノンエイジは若い原酒も多いですがこちらのボトルは、10年以上熟成させた原酒のみを使用したうえでミズナラ樽でフィニッシュした高級な銘柄です。
ミズナラの白檀のオリエンタルな香味がはっきりと感じられ、フレッシュな果実の風味が楽しめます。
ピュアモルトウイスキーでワンランク上のボトルが欲しい場合はこちらがおすすめです。
越ノ忍のおすすめの飲み方について詳しく解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
越ノ忍は、加水することで香りや甘みを引き出すことができるのでおすすめです。
熟成年数の若い原酒が使用されていることも多いので、水で割るようにすれば原酒の若さは気にならなくなることでしょう。
原酒の若さが目立つと感じる方は、ストレートやロックよりも加水する飲み方のほうが向いています。
ウイスキーの水割りの作り方とおすすめの銘柄についてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
越ノ忍は、ほどよいスモークとミズナラの爽やかな香りがあることから、ハイボールとも相性が良いです。
ハイボールにすることでより爽やかで爽快感のある味わいになり、ウイスキー初心者にも勧められる飲み方になります。
越ノ忍は、海外を中心にリリースされているブレンデッドウイスキー(ピュアモルトウイスキー)となっており、ミズナラ樽フィニッシュのウイスキーを飲みたい方に向いています。
新潟麦酒から将来的に販売される忍蒸溜所のシングルモルトにも期待したいところです。
越ノ忍を購入するなら、最も入手しやすいのは白くシンプルなラベルが特徴のブレンデッドウイスキーになります。