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ラベル5の種類と味わい、おすすめの飲み方

2023.07.31 / 最終更新日:2024.11.01

ラベル5は、フランスのラ・マルティニケーズ社が販売し、グレンマレイ蒸留所を中心とするスコッチウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーです。

ラ・マルティニケーズ社はグレンマレイ蒸留所を所有していることから、グレンマレイをキーモルトにすることで格安で販売することが可能となっています。

モルト原酒の割合が高く、スコッチ特有のスモーク香もある本格的なスコッチウイスキーらしい個性的な風味が楽しめる銘柄です。

この記事では、ラベル5の種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • ラベル5の種類と味わいを紹介
  • ラベル5のおすすめの飲み方を解説

ラベル5とは

ラベル5は、フランスのラ・マルティニケーズ社で販売されるブレンデッドウイスキーです。

グレンマレイを中心にスペイサイドのウイスキーをブレンドしており、ジョニーウォーカーバランタインと同様に低価格で購入できるスコッチブレンデッドありながら、これらの銘柄とは方向性の異なる味わいをしています。

年のスコッチウイスキーは、スモーク香や強い個性はウイスキーを飲みなれていない方には受けが悪いため、果実のように甘くて飲みやすい味わいのブレンデッドが多いですが、ラベル5はあえてシングルモルトのようなスコッチの個性を残した銘柄です

ラベル5の概要と製造方法を紹介します。

ラベル5の概要

ラ・マルティニケーズ社は、フランスでもトップクラスの規模を持つ酒造メーカーであり、ラベル5だけでなく、グレンターナーなどのスコッチブレンデッドを販売しています。

フランスの酒造メーカーではありますが、モルト原酒を製造するグレンマレイ蒸留所とグレーンウイスキーを製造するスターロー蒸留所を所有しているため、キーモルトやメインとなるグレーン原酒を自社で賄うことが可能となっています。

ラ・マルティニケーズ社に限らず、低価格で販売されるスコッチブレンデッドの多くが自社が所有している蒸溜所で原酒のほとんどを賄っている場合が多いです。

所有している蒸溜所の設備拡大に意欲的であり、同社の所有下になってからグレンマレイの生産量は大きく拡大しました。

グレンマレイ蒸留所は、ラベル5の原酒の供給をメインに行う形で稼働を続けられています。

しかし、シングルモルトの生産に対しても理解を示し、シングルモルト用の設備も強化したことで、グレンマレイはブレンデッド・シングルモルトともに充実した理想の蒸溜所となりました。

ラベル5はグレンマレイ蒸留所を中心とするラ・マルティニケーズ社の所有下の蒸溜所を利用し、高いクオリティと購入しやすい価格のバランスを合わせ持ったうえで製造されています

グレンマレイの種類と味わいはこちらの記事で紹介しています。

グレンマレイとは?種類や味わい、おすすめの飲み方

ラベル5の製造方法

ラベル5は、キーモルトをグレンマレイ、グレーンウイスキーをスターロー蒸留所を中心に賄い、ブレンドしています。

グレンマレイやスターローだけでなく、スコットランドの蒸溜所の複数の原酒をブレンドしており、個別具体的な原酒はわかっていませんが、スペイサイド地域を中心にブレンドされていることがわかっています

また、スターロー蒸留所ではグレーン原酒の製造だけでなく、ラベル5の製造に欠かせないブレンディングやボトリングを行う設備があるため、スターロー蒸留所内でラベル5の製造を完結することが可能です。

ラベル5の製造に欠かせない蒸留所の詳細はこちらのページにまとめています。

グレンマレイ蒸留所 - Glen Moray DISTILLERY
スターロー蒸留所

ラベル5の種類と味わい

ラベル5の種類と味わいを紹介します。

  • ラベル5 クラシックブラック
  • ラベル5 プレミアムブラック
  • ラベル5 12年
  • ラベル5 18年
  • ラベル5 ゴールドヘリテージ

ラベル5 クラシックブラック

画像引用:https://meidiyaproduct.com/SHOP/854177.html

ラベル5 クラシックブラックは、バーボン樽で3~4年熟成させた原酒を使用した、ラベル5のスタンダードボトルです。

余韻までしっかりと感じられるピートスモークと、バーボン樽由来のバニラとフルーティーな甘い味わいがあります。

低価格で購入できるブレンデッドであり、本格的なスコッチウイスキーが楽しめるコストパフォーマンスの良いボトルです。

ラベル5 プレミアムブラック

画像引用:https://store.shopping.yahoo.co.jp/yamaya-shop/3147699115718.html

ラベル5 プレミアムブラックは、クラシックブラックと比較してモルト比率を高めた3~4年熟成の原酒を使用したボトルです。

モルトの比率が高くなることで、よりウイスキーの個性が強くなり、スモーク香にオークのスパイシーな味わいが感じられます。

クラシックブラックよりもスコッチウイスキーの個性の強さを重視したい方は、プレミアムブラックを探すほうが満足できるかもしれません

ラベル5 12年

画像引用:https://www.sake-brutus.com/SHOP/1012611.html

ラベル5 12年は、バーボン樽で12年間熟成された原酒をブレンドした熟成年数が表記されているラベル5です。

クラシックブラックと比較してより芳醇で深い香りにスモークが感じられ、ベリーのような甘い果実の風味があります。

ワンランク上のラベル5となっていますが、12年物の価格も多くのシングルモルトの12年物と比較して安い価格となっています

ラベル5 18年

画像引用:https://item.rakuten.co.jp/kawachi/5060116320930/

ラベル5 18年は、18年以上熟成されたモルト原酒とグレーン原酒のみを使用したラベル5のなかでも熟成年数の長い銘柄です。

スモーク香と甘味のバランスが非常によく、長期熟成により複雑な風味に仕上がっています。

価格はラベル5のなかでは高く設定されていますが、トップクラスのラベル5を味わいたい方はこちらの銘柄を購入するのが良いでしょう

ラベル5 ゴールドヘリテージ

画像引用:https://nlliquor.com/label-5-gold-heritage-scotch-whisky-1/

ラベル5 ゴールドヘリテージは、さまざまな年代や樽から原酒を厳選してブレンドしたボトルです。

シナモンのスパイス感の香りとトーストしたオークとバニラのクリーミーな味わいが感じられ、ピートスモークの余韻が広がります。

誰かにプレゼントできるような特別感のラベル5となっています

ラベル5のおすすめの飲み方

ラベル5のおすすめの飲み方を解説します。

  • ハイボール
  • ロック

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ハイボール

普段飲みにウイスキーを飲む方や、ウイスキーを飲みなれていない方がラベル5を飲む場合は、ハイボールにすると美味しく飲みやすいです。

スモーク香のあるフルーティーな味わいにハイボールの爽快感が合わさり、ラベル5の風味を損なうことなく、その特徴を楽しめることでしょう

ロック

18年物を中心に熟成年数の長いラベル5の豊かな香りや風味を楽しむならロックで飲むのがおすすめです。

氷が溶けることによる風味の変化を含めて、ラベル5の味わいを堪能しましょう

ロックのおすすめの飲み方と作り方はこちらの記事で紹介しています。

ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介

まとめ

ラベル5は、ジョニーウォーカーやバランタインなどの定番ブレンデッドウイスキーと同様に安く購入できますが、味わいの方向性は本格的なスコッチウイスキーを意識したものとなっています。

クセのあるピート香を重視しており、スコッチウイスキーの個性を堪能しやすい銘柄といえるでしょう。

コストパフォーマンスを求めるならクラシックブラックや12年、より高い品質を求めるなら18年を購入するのがおすすめです。

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