ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ラフロイグ 18年は、アイラ島のラフロイグ蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーであり、2015年に終売していましたが9年の時を経て2024年に販売再開を果たしました。
世界的に愛好家の多いウイスキーの18年熟成のボトルであり、終売してからは入手困難なウイスキーとなっていましたが、販売再開により入手できる機会が増える可能性があることから愛好家の間で注目が集まっています。
ラフロイグらしい強烈なスモーキーさと、濃厚なバニラとフルーツの甘みが楽しめる複雑な風味であり、熟成によって味わいがまろやかなものになりました。
この記事では、ラフロイグ 18年の味わいとおすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.laphroaig.com/whiskies/18-year-old
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 48% |
参考価格 | 138.48ユーロ |
日本円換算 | 26,311円※1 |
※1 「1ユーロ=190円」のレートで計算
ラフロイグ 18年は、スコットランドのアイラ島にあるラフロイグ蒸溜所で製造される18年熟成のシングルモルトウイスキーです。
「アイラモルトの王」の名で知られるアイラウイスキーの中でもトップクラスの人気を誇っています。
「好きになるか嫌いになるか」というインパクトのあるキャッチコピーで販売されており、同じウイスキー愛好家であっても好き嫌いが別れる銘柄として知られています。
ラフロイグ 18年は2015年に製造が終了し、終売品となっていたウイスキーであり、多くの愛好家が終売を惜しみプレミア価格で取引されていました。
しかし、2024年に製造を再開し、新たなパッケージとボトルデザインで18年が販売されることとなりました。
バーボン樽で18年以上熟成された原酒のみを使用しており、より洗練されたラフロイグの味わいが楽しめます。
新たに販売されるラフロイグ 18年は日本における流通は少なく限定的であることから、国内においては入手困難な状況が続くことが予想されます。
ラフロイグの種類や特徴については以下の記事で紹介しています。
ラフロイグ 18年は、18年以上熟成した原酒を使用したことでクセが強いだけでなく、より柔らかい印象の味わいに変化しています。
バニラの甘みのある強い香りと、ベリー系の果実を思わせるフルーティーさがあり、ラフロイグらしいピート香も強く感じられます。
口に含むと焼きりんごを思わせるような香ばしい果実味が広がり、シナモンのスパイシーさがあり、全体的に柔らかでまろやかな印象です。
ハーブのアロマとともに、強いピートスモークが鼻腔を刺激するフィニッシュとなっています。
ラフロイグが好きで10年よりも洗練された味わいを楽しみたい方におすすめのボトルです。
ラフロイグのエントリーボトルには10年とセレクトがありますが、それぞれの違いについてはこちらの記事で紹介しています。
ラフロイグセレクトと10年の違いは? どちらを飲むべきか選ぶポイントも紹介!
ラフロイグ 18年のおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ラフロイグ 18年の特徴的な風味をダイレクトに味わうならストレートがおすすめであり、スタンダードな10年と比較すると飲みやすいところが魅力です。
アイラモルトらしいスモーキーさ、フルーティーで甘みのある味わいが感じられ、柔らかく飲みやすい印象となっています。
香りや味わいが洗練されたことにより、10年よりもストレートで飲める人が多い口あたりになっているといえるでしょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ラフロイグ 18年のロックはラフロイグの愛好家にこそおすすめの飲み方であり、熟成感はそのままに強い個性を味わうことができます。
甘みのある味わいが控えめになることから、ラフロイグの強いスモークによる個性的な風味を味わいやすいボトルといえるでしょう。
氷が溶けることでフルーティーな風味が出てくるため、ゆっくりと飲むことで変化する味わいも魅力です。
ロックの美味しい作り方とポイントはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ラフロイグ 18年は、ピートスモークが炭酸との相性が良いことから、他のラフロイグと同様にハイボールが飲みやすいです。
ハイボールにしても深みのある味わいが感じられることから、非常に贅沢で魅力的な飲み方になります。
飲みやすさを重視するならハイボールがおすすめです。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーはこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
ラフロイグ 18年は2015年に終売しましたが、2024年に販売を再開しています。
販売再開時にはボトルをリニューアルしていることから、旧ボトルの希少性が高いことに変わりありません。
また、18年の終売後には16年のボトルが限定的にリリースされていたことがありましたが、現在はこちらも終売しています。
引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010019640253/
概要 | 内容 |
容量 | 750ml |
アルコール度数 | 43% |
純アルコール量(100mlあたり) | 34.4g |
参考価格 | 6,440円(税込) |
ラフロイグ 10年は、海藻のような潮気とヨード香と表現される薬品臭が強く、非常に個性的な銘柄となっています。
10年と比較すると18年は、個性が弱まり爽やかな印象に仕上がっており、丸みのある味わいに変化しています。
10年のような強い個性を求めている場合は、ラフロイグ 18年は合わないかもしれません。
ラフロイグに限らずアイラウイスキーの長期熟成ボトルは、熟成年数の若いボトルと比較して個性が丸くなり、代わりに風味が深みのあるものに変化する銘柄が多いです。
ラフロイグ 18年は、終売から販売を再開した待ち望まれたラフロイグのラインナップであり、飲める機会が増えることに期待が持てます。
ただし、日本における流通は少ないことから、販売再開後もレア度の高いウイスキーではあります。
ラフロイグの愛好家でより熟成年数を経たボトルに興味があるなら、販売再開を機会に探してみましょう。