山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ローダーズは、同名のバーである「LAUDER’S」のオーナーが販売を開始したスコッチウイスキーです。
その歴史は1834年に遡り、現在では世界中に輸出されているブレンデッドウイスキーのブランドになりました。
軽やかで滑らかな口あたりが特徴的ですが、銘柄によってさまざまなフレーバーが感じられる銘柄です。
この記事では、ローダーズの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ローダーズは、グラスゴーに現在もあるバーの「LAUDER’S」を名前の由来とするブレンデッドウイスキーです。
1800年代にバーのオーナーが作り出したブランドであり、現在もバーとともにウイスキーも残っている歴史ある銘柄といえます。
ラインナップによって熟成樽が異なるためフレーバーの方向性は異なりますが、共通してライトで滑らかな口あたりを持っているのが特徴です。
ローダーズの歴史と製造方法を見ていきましょう。
アーチボルド・ローダーが始めたグラスゴーのバー「LAUDER’S」は、地下に理髪店があり、お酒を飲みながら散髪ができることで有名になったバーです。
バーのオーナーでありながら優れたブレンディング技術を持っていたアーチボルド・ローダーは、1834年に自身でブレンデッドウイスキーのブランドであるローダーズの販売を開始します。
数々のコンペティションで受賞を重ねるローダーズは、アーチボルド・ローダーによって友人やゲストなどを招いて自身のブレンドしたウイスキーを飲んでもらうことで、消費者調査を行いながら綿密にウイスキーを製造していたといわれています。
現在では50ヵ国以上の国にローダーズは輸出されており、価格も安い傾向にあるので、入手しやすいコストパフォーマンスの高いブレンデッドウイスキーです。
ブレンデッドウイスキーを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ローダーズは、スペイサイド、ハイランド、ローランドのモルト原酒を中心にブレンドして製造されています。
スタンダードとなるバーボン樽で熟成させたファイネストを中心に、オロロソカスク(シェリー樽)、ルビーポート樽(ワイン樽)で後熟させたブランドも販売しています。
異なる熟成樽でカスクフィニッシュすることで、ラインナップを増やしているのが特徴です。
ウイスキーの熟成樽の種類を詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ローダーズの種類と味わいを紹介します。
画像引用:Amazon.co.jp
ローダーズ ファイネストは、バーボン樽で4ヵ月熟成させた原酒をブレンドしたローダーズのスタンダードボトルです。
スペイサイドやハイランドの原酒を感じるフルーティーな味わいに、ローランドウイスキーの軽やかで滑らかな味わいが楽しめます。
初めて飲むローダーズに迷ったなら、こちらのファイネストから飲み進めると良いでしょう。
画像引用:Amazon.co.jp
ローダーズ オロロソシェリーカスクは、ボトル詰めの前のファイネストをオロロソシェリーカスクで半年間後熟させた銘柄です。
シェリー樽由来の熟した甘みのあるリッチな味わいと、軽やかで滑らかな口あたりが特徴になります。
ファイネストと価格差が少ないことから、シェリー樽熟成のローダーズを飲みたい場合はこちらから飲み進めるのもおすすめです。
画像引用:https://liquor-t.stores.jp/items/60461fa3c19c45500da9c034
ローダーズ ルビーカスクは、オロロソシェリーカスクと同様にルビーポートワイン樽で半年間、後熟させた銘柄です。
ルビーポートワイン樽による華やかで芳香なアロマが特徴的であり、ファイネストの特徴と相性良く融合しています。
こちらもファイネストと価格差が少ないため、ポートワイン樽熟成に興味がある方におすすめです。
画像引用:https://lauderswhisky.com/15-year-old/
ローダーズ 15年は、日本ではほとんど流通していない15年以上熟成させた原酒のみを使用してボトリングした銘柄です。
バニラと柑橘系の果実の香りとスパイス感のあるフルーツケーキの風味があるまろやかな味わいです。
ローダーズのブランドが好きな方であれば一度は飲みたい銘柄となっています。
画像引用:http://lauderswhisky.com/25-yo/
ローダーズ 25年は、ローダーズのなかでも最高傑作といわれている25年以上熟成させた長期熟成銘柄です。
柔らかいヘザーハニーと滑らかなレザーの香りがあり、穏やかな温かみのあるノートは、柔らかいオークとモルトの甘さの間で完璧にバランスが取れています。
ローダーズのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
軽やかな口あたりが特徴であるローダーズは、価格も安いことからハイボールで楽しむのがおすすめです。
甘い味わいに爽快感が加わわり、ゴクゴク飲めることでしょう。
ローダーズをじっくりと飲みたい場合は、ロックで飲むのがおすすめです。
氷が溶けることで変化する味わいを楽しみながら、オロロソシェリーカスクやルビーポートワインカスクによる熟成の変化を味わいましょう。
ロックの作り方やおすすめの飲み方こちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ローダーズは、昔ながらのスコッチのブレンデッドであり、コストパフォーマンスが高いことで知られています。
特に日本で購入しやすいファイネストと、オロロソシェリーカスク・ルビーカスクに価格差がないため、好きな熟成樽の銘柄を選びやすいです。
スタンダードとなる銘柄はファイネストになりますが、気になる熟成樽があれば、そちらから飲み進めるのがおすすめです。