山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
メーカーズ・マークは、ボトルのキャップ部分に赤い蝋が垂らしたような特徴的なデザインが特徴のバーボンウイスキーです。
アメリカのケンタッキー州で作られるこちらのウイスキーはビームサントリー社が保有しており、日本でも手軽に入手しやすいアメリカンウイスキーとなりました。
ハチミツやオレンジを思わせる滑らかな口あたりの味わいはウイスキーの入門酒と言われるほど、初心者にも飲みやすい味わいに仕上がっています。
この記事では、メーカーズ・マークの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
メーカーズ・マークは、アメリカのケンタッキー州で製造されるバーボンウイスキーです。
他のバーボンウイスキーと大きく異なる点には原料の違いが挙げられ、とうもろこしやライ麦ではなく冬小麦が使われているのが特徴になります。
原料の冬小麦がメーカーズ・マークの口当たりを滑らかにしており、他のバーボンウイスキーとは飲み口が異なるので、まだメーカーズ・マークを飲んでいない方はバーボンウイスキーに対する印象が変わるかもしれません。
メーカーズ・マークの蒸留所と製造方法について解説していきます。
メーカーズ・マーク蒸留所は、1953年にケンタッキー州ロレットの前身であるバークス蒸留所をサミュエルズ家が購入したのが始まりです。
メーカーズ・マークは製造者の印という意味を持ち、マージー・サミュエルズによって考案されたものになります。
こちらの蒸留所は1953年から施設を大型化することなく、手作りにこだわった昔ながらの製造方法を守りながら続けられています。
2011年にはビームサントリー社の一部となり、小さな蒸留所の数少ないウイスキーが日本でも広く購入できるようになったのです。
蒸留所の詳細な解説はこちらのページをチェックしてください。
1953年当時から製造方法を大きく変えることなく、伝統的な製法を守り続けてきたメーカーズ・マークはこだわりを持って作られています。
「たとえもっと早くつくれたとしても、私たちはそうしない」受け継がれてきたこの言葉だけで、メーカーズ・マークの信念をうかがうことができます。
さまざまな穀物フレーバーを試し、最適と考えた冬小麦を原料に使用し、仕込み水はライムストーンウォーターと呼ばれるスプリング・フェド湖の湧水は、石灰岩の影響で鉄分が少ないクリアな水です。
熟成樽も蒸留所内で製造し、3年ごとに樽の貯蔵位置を手動で入れ替え、均等な熟成になるようにローテーションしています。
そして、メーカーズ・マークのボトルにおいて特徴的な赤の蝋は手作業で封蝋されるので、同じボトルは1つとして存在せず、購入すれば自分だけのオリジナルボトルを入手できます。
そのため、お店で見つけた際は1つ1つ手に取って、蝋の垂れかたを比較してみるのもメーカーズ・マークの楽しみ方の1つでもあるのです。
メーカーズ・マークの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/085246500576/
メーカーズ・マークのレギュラーボトルで最も購入しやすい銘柄であり、ボトルトップの赤い封蝋からレッドトップと呼ばれることもあります。
ハチミツ、オレンジ、バニラの甘い味わいとシルクと表現される滑らかかつしなやかな口あたりが特徴のレギュラーボトルでありながら完成度の高い一本です。
メーカーズ・マークを初めて飲む方は、近所のスーパーマーケットや、酒店で赤い蝋が目印のこちらのボトルを探してみましょう。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/085246502327/
レギュラーボトルであるメーカーズ・マークと同様にサントリーのラインナップにある銘柄が、メーカーズ・マーク 46です。
インナーステイブと呼ばれる焦がしたフレンチオークの板を原酒に沈めることで、バニラとキャラメルの甘さが口一杯に広がります。
46という数字は、インナーステイブのオーダー番号に由来しており、レギュラーボトルと比較して高級感のあるボトルとなっています。
アルコール度数と考えた方もいるかもしれませんが、メーカーズ・マーク 46のアルコール度数は47%です。
画像引用:https://surdyks.com/makers-mark-cask-strength/
メーカーズ・マークを50%以上の高いアルコール度数でボトル詰めした銘柄が、メーカーズ・マーク カスクストレングスになります。
キャラメルとバニラの風味のなかにスパイスが感じられますが、苦味はなく調和のとれています。
レギュラーボトルと比較して全体的に濃厚な味わいになっているので、メーカーズ・マークの持つ風味を味わいつくすためにも、ウイスキーを飲みなれている方はストレートで挑戦したいところです。
画像引用:Amazon.co.jp
メーカーズ・マーク プライベートセレクトは、販売メーカーごとにオリジナルの味わいを作り上げるプライベートセレクションと呼ばれるプログラムから誕生した限定ウイスキーです。
こちらのボトルは「Amazon.co.jp」の限定銘柄であり、販売店ごとに味わいが異なります。
販売店ごとに異なる味わいが楽しめるメーカーズ・マークの世界で一つだけのオリジナルテイストを作り上げる企画で、高い人気を集めています。
画像引用:https://whiskyauctioneer.com/lot/132540/makers-mark-gold-label-label-kentucky-straight-bourbon
レギュラーボトルがレッドトップと呼ばれるのに対して、金色の蝋で封蝋したこちらのボトルはゴールドトップと呼ばれます。
現在は終売となったウイスキーであり、メーカーズ・マークの最高峰とも呼ばれ、現在でも高い人気を集めています。
チョコレートのコクのある味わいとアロマの香る高級感のあるメーカーズ・マークです。
最後に、メーカーズ・マークのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう
メーカーズ・マークは優しい味わいであることからハイボールに合いやすい銘柄です。
ウイスキー初心者の方も飲みやすいので、爽やかな香りと爽快感のある味わいが楽しめるハイボールから試すのがよいでしょう。
飲みやすい味わいであることから、ある程度ウイスキーを飲みなれている方であればロックから試してみるのもおすすめです。
飲み方が限定される銘柄ではないので、ハイボールを中心にさまざまな飲み方を試してみましょう。
メーカーズ・マークの公式サイトでは、「Maker’s & Ginger」という名称でジンジャエール割りを紹介しています。
ジンジャエールの辛みとバーボンの甘みが調和する上に、レモンやライムなどの柑橘系の果物も添えれば酸味がアクセントになり、どんどん飲み進められます。
メーカーズ・マークはコーラなどの炭酸ジュースで割っても美味しいので、ジュース割りでより飲みやすくするのもおすすめです。
ウイスキーのジュース割りについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーのジュース割りおすすめは? 魅力と最適な銘柄も解説
メーカーズ・マークはサントリーから日本で広く販売されていることから入手しやすく、飲みやすい味わいであることからあらゆる面で敷居が低いため、初心者でも飲みやすい銘柄です。
レギュラーボトルと46はサントリーのラインナップに入っているので入手しやすいですが、他の銘柄は入手しにくいので、初めて飲むならこの2つの銘柄から選ぶのがおすすめになります。
飲み方はハイボールやジュース割りが推奨されるので、自分の好きな飲み方でメーカーズ・マークを楽しみましょう。