ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
オーシャンラッキーは、キリンから販売されている国産ブレンデッドウイスキーです。
ハイボール用のウイスキーとして販売されており、ウイスキーを大量に使用する前提であるため、容量も2,700mlから販売されています。
味わいもハイボールにすることを想定して、炭酸の刺激にウイスキーが負けないようにウイスキーの味わいが残る設計となっています。
この記事では、オーシャンラッキーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
オーシャンラッキーは、日本におけるウイスキーのハイボール需要を満たすためにキリンから販売された国産ブレンデッドウイスキーです。
ハイボールにすることを前提に造られているので、ハイボールにしたとしてもウイスキーが持つ本来の味わいが失われにくくなっています。
味わいを濃くするためにグレーン原酒よりもモルト原酒の比率を高めているので、モルト由来の味わいや熟成樽由来のバニラの風味を感じることが可能です。
オーシャンラッキーの歴史と製造方法について見ていきましょう。
1980年代頃から2000年代まで日本のウイスキー業界は冬の時代を迎えますが、その流れを断ち切り、日本のウイスキー消費量を劇的に増やした飲み方がウイスキーを炭酸水で割るハイボールという飲み方です。
ただし、ハイボール自体は戦前から飲まれていたこともありましたが、当時のウイスキーは高価であったことから、ウイスキーを多く消費することが前提となるハイボールは美味しい飲み方であっても流行ることはありませんでした。
日本のウイスキー業界の努力により低価格でウイスキーを提供できるようになったこと、サントリーを中心に宣伝戦略としてハイボールを勧めたことにより、飲食店を中心にハイボールが提供されるようになり、日本において再びウイスキーブームが到来しました。
ハイボールは日本のウイスキーブームを生んだ立役者であり、これにより日本国内のウイスキーの消費量は大きく増加します。
その流れのなかで、ハイボールにはウイスキーを大量に消費するため、大容量のウイスキーボトルが欲しいという需要が生まれた結果、ハイボールに特化した大容量ボトルの「オーシャンラッキー ゴールド」が生まれました。
毎日の晩酌を安くしながら、ウイスキーのハイボールを飲みたい層に狙いをしぼり、ハイボールにすることを前提に味わいを整えています。
ハイボールによるウイスキー消費の増加は日本のウイスキー業界を活発化させた反面、ウイスキー製造の性質から急な需要の増加に対応することは難しく、山崎などの貴重なジャパニーズウイスキーの原酒が失われる原因の一端となった側面もあります。
なぜ山崎を含む国産ウイスキーが販売中止となるのか知りたい方はこちらの記事で解説しています。
なぜ山崎を含む国産ウイスキーが販売中止となるのか?理由を解説
キリンが所有する富士御殿場蒸溜所で製造されたモルト原酒とグレーン原酒をブレンドすることで、オーシャンラッキーは造られています。
仕込み水や割り水には、富士山の伏流水が使用されているのが特徴です。
また、オーシャンラッキーは炭酸水に味わいが負けないように、通常のブレンデッドよりもモルト原酒の比率を大きくしています。
富士御殿場蒸溜所の詳細についてはこちらのページにまとめています。
オーシャンラッキーの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=1571
オーシャンラッキー ゴールドは、容量2,700ml、アルコール度数37度のボトル形式で販売されているハイボール用の国産ブレンデッドウイスキーです。
そのまま香りを嗅ぐとウイスキー樽の濃厚な木の香味が広がり、炭酸水などで加水することで甘みのある香りが開きます。
熟成樽由来のバニラの甘みが強く出ており、ナッティな風味も感じられます。
ハイボール用の大容量ボトルではありますが、骨格がしっかりしており、そのままでも一定の完成度を誇る銘柄といえるでしょう。
画像引用:https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=1572
より大容量で普段飲みのウイスキーを探している方は、4,000mlの容量を持つオーシャンラッキーゴールドを購入するのがおすすめです。
容量が異なるだけであり、味わいやアルコール度数も通常のボトルと変わりありません。
ご自身のウイスキーの消費量に合ったボトルを選びましょう。
オーシャンラッキーはハイボール用のウイスキーであるため、ハイボールで飲むのがおすすめです。
ハイボールにするにあたって、ウイスキーと炭酸水の割合は1:3がおすすめであるとキリンのチーフブレンダーは語っており、この割合で造ったオーシャンラッキーのハイボールをラッキーハイボールと呼びます。
ハイボールにしてもソーダの刺激にウイスキーが負けない飲みごたえのある味わいが特徴的であるため、魅力を楽しむなら過度に炭酸水の割合を大きくしないほうが良いでしょう。
もちろん、普段飲みのウイスキーであることから、自分の好みに合わせて炭酸水の量を調整して、自分に合った割合を探すのもおすすめです。
オーシャンラッキーは、低コストで晩酌の時間を充実したものにする助けになってくれます。
オーシャンラッキーは、通常の700mlの容量を持つウイスキーボトルがなく、普段飲み用のハイボールに特化した銘柄です。
低価格で毎日の晩酌を充実させたいと考えている方は、こちらのウイスキーを試してみることをおすすめします。
容量は2,700ml、4,000mlの2種類が販売されているので、ご自身の消費量に合わせて購入しましょう。