山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
オールドパースは、モリソン&マッカイ社から販売されるブレンデッドのスコッチウイスキーです。
シェリー樽熟成の原酒のみを使用しており、ハイランドの街「パース」をリスペクトした銘柄となっています。
シェリー樽由来の甘いアロマが魅力であり、ブレンデッドウイスキーでありながらカスクストレングスのラインナップがあることも特徴です。
この記事では、オールドパースの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
オールドパースとは、ボトラーズのモリソン&マッカイ社から販売されるシェリー樽熟成の原酒のみを使用したブレンデッドのスコッチウイスキーです。
厳選されたシェリー樽熟成の原酒を使用し、ノンカラー、ノンチルフィルターのボトリングをしており、ブレンデッドでは珍しいカスクストレングスの銘柄もあります。
ドライフルーツのような熟した果実のフルーティーさが特徴であり、スタンダードボトルであるオリジナルを含めて高いアルコール度数でボトル詰めされた豊かな風味がダイレクトに味わえる銘柄です。
オールドパースの概要と製造方法を紹介します。
オールドパースを製造するモリソン&マッカイ社は、元モリソン・ボウモア取締役のブライアン・モリソンとウイスキー業界に貢献した人に贈られるキーパー・オブ・ザ・クエイクを受賞しているケニー・マッカイで創業したボトラーズです。
ウイスキー業界の中心にいた2人のコネクションによって、高品質のウイスキーカスクを用意できることがボトラーズの強みとなっています。
オールドパースの名は、ハイランドの街「パース」にリスペクトを込めた名であり、過去に現地で流通していたシングルモルトウイスキーの銘柄と同一です。
昔のオールドパースはシェリー樽熟成のシングルモルトウイスキーであり、1960年代頃から流通していたといわれる愛好家の間では伝説のウイスキーです。
モリソン&マッカイ社はオールドパースを現代に復活させるべく、シェリー樽熟成を引き継いだ新しいオールドパースを誕生させました。
シェリーカスクについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
シェリーカスクの特徴とは? 種類と歴史とおすすめ銘柄を5つ紹介
オールドパースではシェリー樽熟成の原酒のみが使用されており、その中身はスペイサイドのウイスキーが中心です。
具体的には、オルトモア、モートラックがブレンドされているといわれており、その他にも厳選したモルトウイスキーをブレンドしています。
また、ボトル詰めはすべてノンカラー、ノンチルフィルターであり、加工による調整をおこなっていない銘柄となっています。
オリジナルはアルコール度数46%、カスクストレングスはアルコール度数 58.6 %と、加水を控えた高いアルコール度数によるボトル詰めです。
カスクストレングスについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
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オールドパースの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/oldperthoriginal/
オールドパース オリジナルは、シェリー樽熟成の原酒のみを使用したブレンデッドウイスキーであり、オールドパースのスタンダードボトルになります。
ふくよかな香りで、上品なシェリー樽由来のドライフルーツのアロマが広がります。
ドライフルーツとハチミツの甘い味わいの中に、ほのかなスパイスがあり、甘くてスパイシーな味わいが魅力的です。
ブレンデッドであることからシェリー樽熟成のスコッチウイスキーの中でもコスパが良いため、シェリー樽熟成のウイスキーをできる限り低価格で味わいたい方におすすめです。
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/oldperthcaskstrength/
オールドパース カスクストレングスは、加水をせずに高いアルコール度数でボトル詰めした銘柄になります。
香りも味わいもよりダイレクトになり、より重厚感のあるドライフルーツの香りとオーク由来のスパイスが特徴的です。
甘みはオリジナルと比較してもより凝縮したものとなり、ジンジャー、シナモンのスパイシーさが加わり、複層的な味わいに仕上がっています。
ブレンデッドウイスキーでは大変貴重なカスクストレングスの銘柄であるため、カスクストレングスにこだわる方には魅力的といえるでしょう。
オールドパースのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オールドパースのノンカラー、ノンチルフィルター、高いアルコール度数によるボトル詰めのダイレクトな味わいを楽しむならストレートがおすすめです。
シェリー樽由来の強い香味を味わうことができるだけでなく、高いアルコール度数でありながらカドが立つ刺激はないため飲みやすさもあります。
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オールドパースは、ハイボールとの相性が良く、炭酸水で割っても香りや味わいを楽しめます。
フレーバーもハイボールと相性が良いフルーティーな風味が強調されることから、非常に飲みやすくなります。
ハイボール向けの安いウイスキーと比較するとコストは高くなりますが、同様の特徴を持つシングルモルトよりもコストは低いため、総じてコスパに優れるといえるでしょう。
コスパの良いハイボールの楽しみ方についてはこちらの記事で紹介しています。
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オールドパースは、シェリー樽熟成のブレンデッドウイスキーであり、ノンカラー、ノンチルフィルター、カスクストレングスなどの個性を持つこだわる人に魅力的な銘柄です。
もちろん、ウイスキーを飲み慣れていない初心者の方もハイボールは特に飲みやすいため、試してみることをおすすめします。
オリジナルとカスクストレングスの2種類がありますが、カスクストレングスにこだわるかどうかで銘柄を選択すると良いでしょう。