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入手困難なウイスキーランキング! レアなウイスキーを入手する方法は?

2024.02.29 / 最終更新日:2024.02.29

入手が困難になるウイスキーといえば、すでに終売となっている銘柄や、限定販売の銘柄を考える人が多いと思いますが、近年では現行で販売されているボトルであっても入手困難になるケースが増えています。

特にジャパニーズウイスキーは人気が高く需要が大きいことから、品薄が続きお店で売られることがほとんどなくなっているウイスキーも存在します。

ただし、現行で販売されているウイスキーであれば、高いプレミアがつき定価で購入することが夢のような状況であっても、購入できる可能性がある方法も存在するため、入手困難であっても諦めなければ購入できるかもしれません。

この記事では、入手困難なウイスキーランキングを紹介し、レアなウイスキーを入手する方法も解説します。

この記事のポイント

  • 入手困難なウイスキーランキングを紹介
  • レアなウイスキーを入手する方法も解説

ウイスキーが入手困難になる理由

ウイスキーが入手困難になる理由を3つ紹介します。

  • 品薄が続きお店で売られなくなる
  • 終売して新しく販売されなくなる
  • 原酒の熟成に時間がかかるため供給を増やせない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

品薄が続きお店で売られなくなる

現行で販売されているウイスキーが入手困難になるのは需要が供給を上回り、品薄が続くことでお店で売られなくなってしまうからです。

酒店や百貨店などのお店から姿を消したウイスキーは、購入することが難しくなります。

オンラインショップなどでは販売されていることがありますが、高いプレミアがついた状態になることも多いため、定価での入手が困難になっていきます

終売して新しく販売されなくなる

品薄が続いた結果であったり、元から限定品として販売されたウイスキーは終売し、新しく販売されなくなります。

ウイスキーが終売するということは供給がなくなることであるため、当然ながら酒店などのお店から姿を消します。

そして、オンラインショップや古酒を取り扱うお店などでプレミア価格で取引されることになるため、より入手困難になるといえるでしょう

原酒の熟成に時間がかかるため供給を増やせない

品薄で供給が不足しているなら、ウイスキーの生産を増やせばいいと考える方もいるかもしれませんが、ウイスキーは製造の過程から供給を増やすことが難しいお酒です。

ウイスキーの重要な製造過程には熟成があり、例えば、12年物のウイスキーを製造するには最低でも12年、25年物のウイスキーを製造するには25年かかることになります。

つまり、一度でも品薄の状態に陥れば、その状況を解消するには時間がかかるため、入手困難になったウイスキーが入手しやすくなるように期待するのは難しくなります

入手困難なレアなウイスキーの特徴

入手困難なレアなウイスキーの特徴を3つ紹介します。

  • 人気が高く需要が大きい
  • 熟成年数が長い
  • 終売してから時間が経っている

それぞれ詳しく見ていきましょう。

人気が高く需要が大きい

入手困難になるウイスキーは、人気が高く需要が大きい銘柄です。

特に生産本数が限定されているシングルモルトは、愛好家からの人気も高く入手困難になりやすいです。

品薄も需要が供給を上回ることで発生するため、他のウイスキーよりも人気が高く需要の大きい銘柄はレアなウイスキーになる可能性が高いといえるでしょう

熟成年数が長い

熟成年数が長いウイスキーは、単純に計算しても製造するためにその年数が必要になるため、供給を増やすことが困難です。

そのため、品薄の状態に陥ったときに供給本数を増やすことが困難になるため、熟成年数の長いウイスキーは入手しにくいです。

熟成年数が長いウイスキーは価格を高いことから購入できる人は限られるため供給の本数が低くても問題はありませんが、人気のウイスキーであれば想定以上に需要が高まることもあります

終売してから時間が経っている

すでに終売してしまったウイスキーは、年数が経つほどプレミアが高まり、ついには市場に出回らなくなり入手できなくなることがあります。

そのため、終売して入手困難になることが想定されるウイスキーを購入する場合は、できる限り早く行動することをおすすめします。

ただし、終売が発表されたタイミングから少し時間が経つと相場が落ち着くこともあるため、短期的には価格が下がり入手しやすくなる方向に動くこともあることから、場合によってはタイミングを見きわめるのもいいかもしれません

入手困難なウイスキーランキング【ジャパニーズウイスキー】

入手困難になっているウイスキーは、現在はジャパニーズウイスキーが主流となっており、海外のウイスキーと比較しても高い値上がりが起きています。

そのため、今回はジャパニーズウイスキーのみを対象に入手困難なウイスキーランキングを発表します。

  • 1位:山崎25年
  • 2位:響30年
  • 3位:白州25年
  • 4位:余市20年
  • 5位:竹鶴35年

1位:山崎25年

画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777347700/

山崎25年は、酒齢25年以上のミズナラ樽をはじめとする複数の樽の原酒をヴァッティングし、年間の生産本数も限られているジャパニーズイスキーを代表する銘柄です。

海外でも人気が高く、100万円を超える高いプレミア価格を出さなければボトルで飲むことが難しいウイスキーになりました。

ここまで入手困難で人気である山崎は、多くのウイスキー愛好家にとって憧れの存在となっています

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2位:響30年

画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777043725/

響30年は、ブレンデッドウイスキーの最高峰と呼ばれる高級ウイスキーであり、カットされたクリスタルボトルが美しく高い人気があります。

30年以上熟成させた原酒のみを使用した響は、ブレンデッドウイスキーでありながら大変希少で、魅力的な味わいを持ちます。

ボトルデザインも魅力的であることから、空のボトルにも値段がつくことがあるほどの魅力があるウイスキーです

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3位:白州25年

画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777170834/

白州25年は、山崎と同じサントリーから販売されるシングルモルトであり、ジャパニーズウイスキーのシングルモルトでは最高クラスの知名度を持ちます。

25年以上熟成させたピートスモークの効いたフルーティーな原酒を厳選して使用した最高級のシングルモルトです。

山崎・白州・響は値上がりしているものの、現行で販売が続けられているボトルでありながら、最高クラスの入手難易度となっています

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4位:余市20年

画像引用:https://kakaku.com/item/K0000695166/

余市20年は、ここまで紹介したウイスキーとは異なりすでに終売しており、新たな供給が期待できないジャパニーズウイスキーです。

2015年に余市はノンエイジボトルを除いて熟成年数が表記されたボトルがすべて終売となったため、残されたボトルは二次市場で価値が高まっています。

新たな供給が期待できないことから、これからも値上がりするウイスキーと考えられるでしょう

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5位:竹鶴35年

画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/news/2007/1015.html

竹鶴35年は、2007年に1,200本限定で販売されたレアなウイスキーであり、限定販売のウイスキーであるため入手が困難です。

当初の販売金額が7万円になりますが、10倍以上の価格で取引されており、今後も値上がりすることが予想されます。

限定販売のウイスキーは山崎55年など、1億円近い価格で取引されたことがあったため、青天井になりやすい入手難易度です

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スコッチウイスキーで入手困難なレアなウイスキー

入手困難という意味ではジャパニーズウイスキーが注目されやすいですが、日本に限らず世界でもウイスキーは品薄状態となっています。

そのため、ウイスキーの本場といえるスコッチウイスキーでも入手困難なレアなウイスキーがあるため紹介します。

  • マッカラン30年
  • ボウモア25年
  • グレンフィディック21年 グランレゼルヴァ

マッカラン30年

画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010314013202/

マッカラン30年は、シングルモルトのロールスロイスと呼ばれる高級ウイスキーのシングルモルトの30年物であり、大変希少なボトルです。

日本に輸入される本数も限られるため、ここまで紹介したジャパニーズウイスキーと比較しても同じレベルのプレミアがついています。

マッカラン30年は他にもブルーラベルや、蒸溜所から公式に販売されていないボトラーズのリリースなどもありますが、どれも非常に高価なレアなウイスキーです

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ボウモア25年

画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010496150825/

ボウモア25年は、スモーキーなフレーバーが特徴的なアイラウイスキーに分類される人気のウイスキーです。

熟成年数を重ねたボウモアは、よりピートが穏やかにあり風格を感じる味わいに仕上がっているため、需要が高まっています。

希望小売価格と比較すると一定のプレミア価値のつく価格で取引されることが多い入手困難なウイスキーです

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グレンフィディック21年 グランレゼルヴァ

画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010327324081/

グレンフィディック21年 グランレゼルヴァは、スコッチウイスキーのシングルモルトでも人気の高いグレンフィディックの長期熟成ボトルです。

カリビアンラム樽を使用した銘柄であり、完成度が高く複雑な味わいが楽しめる銘柄となっています。

プレミア価値は現在の時点ではそこまで高くありませんが、品切れになることもあるレアなウイスキーです

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入手困難なレアなウイスキーを入手する方法

オークションなどプレミア価格でウイスキーを購入する以外に、入手困難なレアなウイスキーを入手する方法を2つ紹介します。

  • 抽選販売に参加する
  • ウイスキー福袋を購入する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

抽選販売に参加する

現行販売されているウイスキーであれば抽選販売の対象になるため、参加して当選すれば定価やプレミア価格よりも安く購入できる可能性があります。

当選の確率を高めるためには、複数の抽選販売に参加する必要があるため、情報収集を含めて時間と根気が必要になることでしょう

しかし、入手困難なレアなウイスキーを入手できるチャンスとなっているため、どうしても安い価格で購入したい場合は何度も抽選販売に参加して少しでも当選する確率を高めましょう。

ウイスキー福袋を購入する

入手困難なレアなウイスキーは、目玉商品が豪華であるほど注目が高まることからウイスキー福袋の対象になることがあります。

ウイスキー福袋の購入状況によっては、定価以下の価格でレアなウイスキーを入手できる可能性もあり、夢のある入手方法です。

もちろん、期待したウイスキー以外が当たる可能性もあるため、レアなウイスキー以外が当たっても良いと考えるウイスキー好きの方にのみおすすめできる方法といえるでしょう

まとめ

入手困難なウイスキーをランキング形式で紹介しましたが、レアなウイスキーの多くはジャパニーズウイスキーとなっており、今回紹介した銘柄以外もプレミア価格で取引されている状況です。

特にジャパニーズウイスキーはその人気の高さはもちろん、他の国と比較しても原酒不足による品薄が深刻であることから、高騰している状況にあります。

その状況が今すぐ改善することはなく、今後も値上がりと品薄の深刻化が進むことが予測されるため、レアなウイスキーは今後も入手困難であると考えられるでしょう。

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