ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
Rebel(レベル)は、アメリカのケンタッキー州で製造されるバーボンウイスキーであり、2020年まではRebel Yell(レベルイェル)という名称でした。
スティッツェル・ウェラー蒸留所で製造されていた歴史あるバーボンですが、現在はラックス・ロウ蒸留所で生産されています。
アメリカ南部のみに流通していたウイスキーであり、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズが愛飲していました。
この記事では、Rebelの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
Rebel(レベル)は、2018年からケンタッキー州のラックス・ロウ蒸溜所で生産されているアメリカンウイスキーです。
1930年代からスティッツェル・ウェラー蒸留所で製造されており、マッシュビルに小麦を使用する珍しいバーボンでした。
この製法によって従来のバーボンよりもライトで飲みやすい味わいに仕上がりやすくなります。
アメリカ南部で流通させる目的で製造されてきましたが、1980年代には全国的に流通するようになりました。
当時の名称でもあるレベルイェルは、南北戦争における南軍兵士の戦闘時の雄たけびが由来となっています。
しかし、アメリカ南部以外でも全国的に流通するようになった状況でこの名称は適さないと判断され、南軍の印象を避けるためレベルに名称を改称しました。
また、ロンドンで結成されたイギリスのロックバンドであるローリング・ストーンズのキース・リチャーズは、当時のRebel Yellの愛好家としても知られています。
ロックミュージシャンのビリー・アイドルがリリースした「Rebel Yell」はローリング・ストーンズがRebel Yellを飲む様子を見てインスピレーション得たようです。
そのため、音楽業界においても影響を与えたバーボンウイスキーであり、業界によっては知名度の高いバーボンとなっています。
ラックスロウ蒸溜所がリリースする他のバーボンについてはこちらの記事で紹介しています。
Rebelの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://milroysofsoho.com/ja/products/rebel-kentucky-straight-bourbon-40-70cl
Rebel ケンタッキーストレートバーボンは、スモールバッチでラックスロウ蒸溜所で製造された新たなRebelです。
バーボンらしいキャラメルとバニラの甘い香り、チョコレートのような甘みとシナモンのスパイシーな風味が広がります。
1849年当時に開発されたレシピを守って造られており、現在のスタンダードなRebelのボトルといえるでしょう。
画像引用:https://www.sake-brutus.com/SHOP/1031750.html
Rebel 100プルーフ バーボンは、日本であればレベル(Level) 100という意味に勘違いされやすいですが、プルーフ表記のアルコール度数を示しており、50%のアルコール度数を持つRebelという意味になります。
アルコール度数が高いことからバーボン特有の香りがより濃厚になり、ハチミツの風味を感じた後にドライなフィニッシュがあります。
高いアルコール度数でボトル詰めされたRebelが気になる方に向いているボトルです。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/yunyuusyu/71526/
Rebel ストレートライウイスキーは、Rebelブランドのプレミアムライウイスキーです。
オークのスパイス感が強く感じられ、チョコレートの甘みとスパイシーな風味が魅力となっています。
Rebelブランドのライウイスキーを飲みたい方におすすめです。
画像引用:https://rebelbourbon.com/whiskey/10-year-single-barrel-bourbon/
Rebel 10年 シングルバレルは、10年以上熟成した原酒を使用したウイスキーであり、San Francisco World Spirit Competition(SWSC)2022で金賞を受賞しています。
柑橘系の果実のようなフルーティーな香りが感じられ、ベルベットのようになめらかな口あたりが特徴的です。
Rebelの中でもトップクラスの完成度となっている実績を持った銘柄となっています。
画像引用:https://rebelbourbon.com/whiskey/rebel-100-aged-6-years/
Rebel 100 6年は、6年以上熟成した原酒をアルコール度数50%でボトリングしたボトルです。
黒蜜のような濃厚な甘みと、フルーティーな味わいとほのかなスパイス感が特徴となっています。
10年と同様にRebelの中でも珍しい熟成年数が表記された銘柄です。
画像引用:https://rebelbourbon.com/whiskey/small-batch-reserve/
Rebel スモールバッチリザーブは、マスターディスティラーのジョン・レンペが厳選した樽を使用した希少なボトルです。
バニラとキャラメルの香り、ハチミツの甘い風味、Rebelの特徴をそのままにより洗練された印象の味わいとなっています。
55%と100プルーフよりも高いアルコール度数でボトル詰めされていることも特徴です。
画像引用:https://rebelbourbon.com/whiskey/ginger-whiskey/
Rebel ジンジャーウイスキーは、ピリッとした刺激のあるショウガをRebelに加えたフレーバードウイスキーです。
スパイシーなジンジャーの風味に、バニラやバタースコッチの甘みがあり、甘くてスパイシーな味わいとなっています。
画像引用:https://rebelbourbon.com/whiskey/root-beer-whiskey/
Rebel ルートビアウイスキーは、アメリカにおいて人気の高い炭酸飲料であるルートビアの風味を取り入れています。
クリーミーなルートビアの風味と、Rebelの甘くてスパイシーな風味が調和しています。
画像引用:https://www.tycreation.com/product/bourbon/index.html
Rebel Yell ケンタッキー ストレートバーボンは、Rebelに改称される前に販売されていたオールドボトルです。
基本的に味わいは現在のRebelと共通していますが、レーズンのような風味やバターのような香ばしさが感じられます。
歴史の長いボトルであることから、オールドボトルも数多くあるため、気になる場合は探してみましょう。
Rebelのおすすめの飲み方を紹介していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Rebelのライトでなめらかで飲みやすい口当たりを堪能するならストレートがおすすめです。
バーボンらしい甘みが感じられ、シンプルでありながら洗練された味わいを楽しめます。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事をチェックしてください。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
Rebelをより飲みやすくしたうえで、味わいの変化を楽しむなら、ロックで飲むのがおすすめとなっています。
氷が溶けることによるRebelの変化をゆっくりと飲むことを味わってみましょう。
ロックの美味しい作り方のポイントは以下の記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
Rebelは、1930年代頃から歴史が続いているバーボンであり、ロックバンドのローリング・ストーンズやビリー・アイドルのリリースした曲の元になっていることから、ファンなら飲みたいウイスキーといえるでしょう。
ラックス・ロウ蒸溜所でリリースされるようになってから順調にラインナップを増やしており、アルコール度数の高いボトルやライウイスキーもRebelブランドで飲むことができるようになりました。
現時点で最もスタンダードなボトルはRebel ケンタッキー ストレートバーボンですが、日本では現在でもオールドボトルが広く流通しているため、入手できる機会にRebelブランドのバーボンを飲んでみましょう。