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ローズアイルの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.07.30 / 最終更新日:2024.07.30

ローズアイルは、スペイサイドで製造されるシングルモルトのスコッチウイスキーです。

2009年に設立されたディアジオ社が所有する蒸溜所のひとつですが、シングルモルトとしてボトリング化されることがほとんどない幻の銘柄でした。

しかし、ディアジオ スペシャルリリース 2023において、ついにローズアイルの12年物のシングルモルトはリリースされて飲めるようになりました。

この記事では、ローズアイルの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • ローズアイルの種類と味わいを紹介
  • ローズアイルのおすすめの飲み方を解説

ローズアイルとは

ローズアイルは、ディアジオ社が所有するスコットランドのスペイサイド地域にあるローズアイル蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。

年間生産能力は1,000万リットルを超える大規模な蒸溜所であり、ディアジオ社のブレンデッドウイスキーの製造を支えています。

ディアジオ スペシャルリリース 2023でリリースされた12年物は、スペイサイドらしいフルーティーさとナッティかつスパイシーな風味が特徴です。

ローズアイルの概要と製造方法を見ていきましょう。

ローズアイルの概要

ローズアイル蒸溜所は、スペイサイドのモレイシャーに大規模な蒸溜所を設立することを2007年に発表し、2009年に設立されたディアジオ社の蒸溜所です。

年間1,000万リットルを超える生産能力を持つ大型の蒸溜所であり、40万ポンドも投資されたディアジオ社における大規模プロジェクトとなりました。

ローズアイルはモルトウイスキーの生産をメインに行う蒸溜所となっていますが、スコットランドでもトップクラスにモルトウイスキーを生産できる蒸留所といわれました。

しかし、シングルモルトのリリースはほとんどなく、ボトラーズ(独立瓶詰業者)を含めて音沙汰のない状況が続いていました。

ディアジオ社が販売する数量限定のウイスキーコレクションである「ディアジオ スペシャルリリース 2023」において、「ローズアイル 12年 -The Origami Kite-」がリリースされます。

ローズアイルの中では日本でも一般的に飲める初のシングルモルトであることから、スコッチ愛好家の間で大きな話題となりました。

ディアジオ スペシャルリリース 2023の種類と味わいについてはこちらの記事で紹介しています。

ディアジオ スペシャルリリース 2023の種類と味わい、おすすめの飲み方

ローズアイルの製造方法

ローズアイルは、モルトウイスキーを主に製造する蒸溜所ですが、最大の特徴は環境への配慮がなされていることです。

バイオマスプラントによって、エネルギーを自家発電し、蒸溜所本体だけでなく麦芽製造所のエネルギーにも使用されています。

2013年には、ディアジオ社全体の総二酸化炭素排出量の26%を削減しました。

製造されるウイスキーの特徴は、フルーティーなスペイサイドモルトとハイランドモルトの複雑な風味をあわせもつ質の高いモルト原酒です。

ローズアイル蒸溜所の詳細はこちらのページにまとめています。

ローズアイル蒸留所 - Roseisle DISTILLERY

ローズアイルの種類と味わい

ローズアイルは1種類しかないため、味わいについて詳しく紹介します。

ローズアイル 12年 -The Origami Kite-

画像引用:https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/item/000000020527

概要 内容
容量 700ml
アルコール度数 56.5%
希望小売価格 13,700円

ローズアイル 12年 -The Origami Kite-は、「ディアジオ スペシャルリリース 2023」でリリースされた12年以上熟成した原酒を使用するシングルモルトウイスキーです。

メロウな香りで全体的に豊かな印象であり、バニラのような甘い香りとシリアルのようなフレーバーがあり、複雑でありながら綺麗にまとまっています。

濃厚なフルーツの甘味に、ナッツの風味が加わり、ホワイトペッパーを思わせるスパイシーさとクリーミーな味わいが特徴的です。

フィニッシュは長く続き、甘い余韻が魅力となっています。

ディアジオスペシャルリリース全体に共通することではありますが、カスクストレングスでボトリングしているため、ローズアイルが持つ風味をそのまま味わいやすくなっています。

カスクストレングスについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ウイスキーのカスクストレングスとは? おすすめ銘柄・飲み方も紹介!

ローズアイルのおすすめの飲み方

ローズアイルのおすすめの飲み方を解説します。

  • ストレート
  • ハイボール

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

カスクストレングスでボトリングされるローズアイルは、ストレートで味わうことでその特徴を理解することができます。

スペイサイドモルトらしいフルーティーさと、それだけではないナッティなフレーバーや、コショウを思わせるスパイシーさを含めて複雑な風味を堪能したいところです。

加水をすると甘みが強くなる性質であるため、甘いウイスキーが好きな方はワンドロップなど少量の加水から試してみましょう。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

ハイボール

ローズアイルは、加水すると甘みが強まる性質とスパイシーさと塩気のある風味からハイボールと相性が良いです。

甘くてスパイシーな風味のハイボールになるため、海鮮料理などの食中酒にも最適となっています。

炭酸の爽快感とマッチする風味であるため、ハイボール好きの方はローズアイルのハイボールを試してみましょう。

ハイボールに合いやすいスコッチウイスキーの選び方はこちらの記事で紹介しています。

ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説

まとめ

ローズアイルは、スコッチ業界でも大きな影響力を持つディアジオ社が所有するブランドであり、近年になってついにシングルモルトがリリースされました。

2009年からジョニーウォーカーをはじめ、ブレンデッドウイスキー専用のモルトウイスキーとしてディアジオ社を支え続けてきましたが、ついに日の目を見ることになりました。

ローズアイルの味わいに興味がある方は、新たにリリースされたローズアイルのシングルモルトを探してみましょう。

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