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- ウイスキー基礎知識
ウイスキーと梅干しの組み合わせはホットでもアイスでも抜群なのはご存じですか。
梅干しはおにぎりやドレッシング、ふりかけのような食事から飴やグミ、ゼリーなど各種お菓子にも使われており万能です。
ウイスキーに入れても遜色なさそうなのは想像がつくのではないでしょうか。
使う梅は塩味の強いものより、甘口のものがいいでしょう。
市販でも梅味のお酒は様々販売されていますが、ウイスキーに直接梅干しを入れてのむ梅酒は絶品です。
通常、漬け込み梅酒の手造りというと使うお酒はホワイトリカー(焼酎)が主流で氷砂糖と一緒に果実用瓶に入れるのをイメージされるのではないかとおもいますが、ウイスキーに梅干しを入れるハイボールは最高で、健康効果まで期待できてしまうのです!
ウイスキーと梅干しの相性や、レシピ・美味しい飲み方についてご紹介します!
この記事のポイント
焼酎に梅干しをプラスするなら塩味が合っていますが、ウイスキーの場合は蜂蜜梅干しのような甘味のある方がマッチします。
ウイスキーは熟成のほのかな甘みがある銘柄と非常に合うので味わいも合わせた方がいいというわけです。
ウイスキーのおすすめはブラックニッカクリアです。
フルーティで美味しいウイスキーの梅干しハイボールをご紹介しましょう。
お手頃価格で嬉しいブラックニッカクリアで作れます。
クリアという名前の如く飲みやすくすっきりしていて、ほんのりと甘味を感じさせるのが特徴のウイスキーです。
アルコール度数も37度と少し低め。
水や炭酸水で割ると少し物足りないかなという印象もあります。
合わせるウイスキーはブラックニッカでなくてもいいですが、癖や主張がつよい銘柄だとケンカしてしまうので、すっきりとしてのみやすい銘柄が最適です。
そこで、梅干しと蜂蜜をいれると、飲みごたえのあるさっぱり甘酸っぱいハイボールが完成するのです。
手順 | 梅干しとはちみつのハイボールイスキーのレシピ |
1 | グラスに梅干しとはちみつ小さじ1杯を入れてマドラーで軽くつぶし、氷を適量入れる |
2 | ブラックニッカ クリア30mlを注ぎ、炭酸水120mlを注ぐ |
3 | 軽く混ぜて完成! |
使用する梅干しは紫蘇で塩漬けされたものでなく蜂蜜でつけた甘味のあるものにしてください。
さらに蜂蜜も加わることで完熟した果実のようなまろやかさが出てブラックニッカにも味に芳醇な深みが増します。
お酒の強い人には物足りなさもあありますが、女性やウイスキー初心者の方には飲みやすい一品でしょう。
ホットで飲む時はさらにデザート感覚が増すウイスキー。
身体が芯から温まるので、寒い日だけではなく、疲れて体調がすぐれない日等もうってつけです。
ホットウイスキーを夜飲むことでリラックス効果や風邪を予防する効果もあります。
ホットウイスキーに合うウイスキーはハイボールと同じく、まろやかで、はちみつや果実のあじわいを思わせるバニラ香が特徴のものが多いです。
ところが、意外と好き嫌いが分かれるピートの効いた麦芽が特徴のウイスキー、『ラフロイグ10年』にもマッチするのです。
ラフロイグは1994年、チャールズ皇太子より王室御用達許可証を賜り、モルト蒸溜所としては初めて王室御用達の認定を受けました。
海沿いの場所柄ということもあって、磯の香りと油分の強い個性的な味わいを持つウイスキーなので好き嫌いが分かれ、人によっては正露丸のような匂いがして好まない人も少なくありません。
どちらかというと玄人好みといったところですが、ホットウイスキーとして飲むのは最高です。
強いピートの香りが梅干しのフルーティさとあいまって強いスモーキーさを生み出します。
手順 | 梅干し入りホットウイスキーのレシピ |
1 | 耐熱グラスなどにお湯を入れてグラスを温めておく |
2 | お好きなウイスキー30mlを注ぎ、80℃のお湯を90ml |
3 | 梅干しを入れ、軽く混ぜて完成! |
お好みで梅干しを潰しながら飲んでみて下さいね。
注意すべき点としては、お湯を注ぐ際はゆっくりと注ぐことです。
勢いよく入れてしまうと芳醇な香りが飛んでしまいます。
お湯割りも、ハイボールも大体ウイスキーの分量の2~3倍でいれるようにしましょう。
ラフロイグには後味に仄かな甘味がありますが、お好みではちみつを小さじ1杯足してもおいしいです。
ウイスキー初心者でホットに初チャレンジしようという方は梅干しやレモンといった果実をちょい足しして頂くとファーストインプレッションでもう飲みたくない!
ということもさけられるかもしれません。
また、ウイスキーにちょい足しするだけでワンランクアップしたリッチさを演出できるのでおすすめですよ。
日本ではウイスキーに梅干しを入れるより、ホワイトリカーなどの焼酎で漬けこんだものを飲む梅酒の方が認知されていますね。
梅仕事などとよばれて、コロナ禍で自宅にいる期間が長くなった人には流行もしました。
ウイスキーでも梅は漬けられるし、ウイスキーに梅干しをいれても美味しいのにどうしてなのか?
やっぱり梅干しには焼酎のほうが合うのかというとそうではありません。
単純にコストパフォーマンスの問題です。
日本は焼酎を大量生産ができるので、安く飲みなれているという理由が強いといった背景があります。
ウイスキーにちょい足しをするとリッチなイメージ、味わいになるのもそういったことからきているのですね。
ウイスキーも梅干しも好きだけれど健康のことを考えるとお酒自体身体に悪いし、梅干しも塩分が高いから控えたほうがいいのではないか、と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、適量を守って定期的に摂取すれば最強のくみあわせのヘルシーフードなのです。
ウイスキーにみられる健康効果
ウイスキーには「樽ポリフェノール」と言われる抗酸化作用がふんだんに詰まっており、健康に悪いどころか、美容と健康というたくさんの恩恵が受けられます。
木樽の成分がウイスキーの原材料と融合して更に深みのある複雑な香りを生み出すのですが、この香りを嗅ぐことでストレスを和らげリラックスすることができます。
更に女性にうれしいのが美白効果があること。
一番気になるところといってもいいのが、生活習慣病の予防効果でしょう。
ウイスキーの「樽ポリフェノール」には赤ワインをしのぐポリフェノールが含まれており、動脈硬化の他、癌・心臓疾患といった生活習慣病を予防する効果が期待できるといわれています。
コレステロール、中性脂肪、ストレスなどでドロドロになった血液をサラサラにしてくれる健康食品のような一面もあるのです。
ウイスキーをストレートで飲むのは体に悪い?実は美容と健康の効果も!
次に日本のソウルフードともいえる梅干しの健康効果も絶大です。
梅干しにみられる健康効果
お弁当のご飯の中に梅干しが入っていることが多いのはお弁当が腐敗するのを予防するためと聞いたことがありませんか?
梅干しは美味しいのにも関わらず様々な健康作用をもたらすので、是非ウイスキーにも入れて美味しくいただいてみて下さいね。