ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ストロナチーは、ボトラーズのADラトレー社が販売するシングルモルトのスコッチウイスキーです。
以前スコットランドに存在した蒸溜所と同名のブランドであり、ADラトレー社が権利を買い取ったことで復活しました。
過去のストロナチーに近い銘柄としてベンリネスを選び、独自に熟成させることで味わいを再現しています。
この記事では、ストロナチーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ストロナチーは、スコットランドのボトラーズであるADラトレー社が製造・販売するスコッチのシングルモルトです。
すでに消失しているけっして知名度は高くない蒸溜所のブランドを買い取り、別のシングルモルトを使用して味わいを再現しようとする珍しい試みです。
すっきりとしたフルーティーな風味が特徴であり、ベンリネスがベースとなる銘柄に使用されています。
ストロナチーの概要と製造方法を見ていきましょう。
1890年、アレクサンダー&マクドナルド社により、ストロナチー蒸溜所が建設されましたが、1928年に石炭や穀物の価格高騰により、閉鎖されました。
2002年に、ADラトレー社がストロナチーのブランドを買い取り、新たにストロナチーのシングルモルトの販売を開始しました。
ベースとなるシングルモルトにはベンリネスが選ばれ、当時のストロナチーの味わいを再現したボトルが販売されることとなります。
ストロナチーの原酒は非常に希少でしたが、わずかではあるもののストロナチー蒸溜所で製造された原酒が入手できたそうです。
その原酒をテイスティングして、最も近い原酒を製造する蒸溜所がベンリネスであったため、ベンリネスが選ばれました。
ベンリネスの種類と味わいについてはこちらの記事で紹介しています。
ストロナチーはベンリネスの原酒を使用するシングルモルトであり、シェリー樽やワイン樽などのカスクでカスクフィニッシュするなどして、独自に熟成させて製造されます。
ストロナチーの味わいについては、現在の時代ではADラトレー社以外には知り得ないため、味わいの再現の正確さに関しては評価できません。
1890年代から1920年代に製造されたスコッチウイスキーに対して思いを馳せるためのブランドといえるでしょう。
ADラトレー社については下記の記事にまとめています。
ストロナチーの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://store.musashiya-net.co.jp/products/detail/10459
ストロナチー 10年は、10年以上独自に熟成させたベンリネスの原酒を使用したボトルです。
干し草や紙のような香りにヨードのような薬品香があり、りんごのすっきりとした甘みに、ミントと苦みのある後味があります。
流通しているストロナチーの中でも熟成年数が低く、スタンダードなボトルであることから、最初に飲むのにおすすめです。
画像引用:Amazon.co.jp
ストロナチー 10年 シェリーフィニッシュは、ペドロヒメネスシェリー樽とリオハワイン樽でベンリネスをカスクフィニッシュしたボトルです。
ベリー系の果実の甘みが感じられることが特徴であり、後味は爽やかなものとなっています。
シェリー樽熟成やワイン樽熟成のストロナチーが気になる方は、こちらのボトルを購入しましょう。
画像引用:http://yoshitokuya.shop-pro.jp/?pid=101006944
ストロナチー 18年は、18年以上独自に熟成させたシェリー樽熟成とバーボン樽熟成のベンリネスを使用しています。
バニラとハチミツの甘い香りがあり、洋ナシのような甘い味わいと、すっきりとしたフィニッシュが特徴です。
長期熟成のストロナチーを飲みたい場合は、18年のボトルを探してみましょう。
ストロナチーのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ストロナチーの味わいをそのまま堪能するには、ストレートで味わうのがおすすめです。
ADラトレー社が再現する、かつて存在した蒸溜所ストロナチーが製造した原酒の味わいを楽しめます。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ストロナチーはベンリネスを元にしているため、クセのある味わいを楽しみたいならロックがおすすめです。
ゆっくり飲むことで、氷が溶けることによる味わいの変化を楽しめます。
ロックの美味しい作り方とポイントはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ストロナチーは、ADラトレー社がベンリネスを元にかつての蒸溜所の原酒の味わいを再現する新しい試みです。
そもそも、ベンリネスのシングルモルト自体がレアであることから、ベンリネスを飲みたい方にもおすすめになります。
まずは、熟成年数が短い10年のボトルから探してみましょう。