ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ザ・ディーコンは、ソブリン・ブランズ社が製造し、日本ではペルノリカール・ジャパンが販売するスコッチウイスキーです。
名前は熟達で堪能な名匠を意味しており、ラベルデザインは特徴的なマスクを着用するペスト医師となっていることが特徴です。
アイラのシングルモルトとスペイサイドのシングルモルトをブレンドしており、スモーキーでありながらフルーティーで飲みやすい味わいに仕上がっています。
この記事では、ザ・ディーコンの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ザ・ディーコンは、スパークリングワインなどを製造するソブリン・ブランズ社のウイスキーブランドであり、同社では初めて製造したウイスキーになります。
年代、ブランド、カテゴリーにとらわれない新感覚の味わいを追求した、新しいイノベーションとなるウイスキーを目指して造られました。
アイラモルトとスペイサイドモルトをブレンドすることにより、両方の特徴を持った複層的な味わいに仕上がっており、飲みやすいことからウイスキー初心者にも向いている銘柄となっています。
ザ・ディーコンの概要と製造方法を見ていきましょう。
ソブリン・ブランズ社は、1999年に創業し、ニューヨークに拠点を持つワイン・スピリッツなどの生産・販売業者です。
同社の商品では、スパークリングワインのリュック・べレールが有名であり、ザ・ディーコンで初めてウイスキーを製造しています。
ザ・ディーコンは新しいイノベーションを起こすことを目的に、伝統的なウイスキーの概念にとらわれず、新感覚で味わえるスコッチウイスキーとして造られました。
ボトルデザインはコッパーカラーのメタリックなボトルに、14世紀に猛威を振るったペスト(黒死病)と戦う帽子、コート、特徴的なマスクを着用した医師がラベルに描かれています。
銅色を選んだ理由は、ザ・ディーコンが熟達で堪能な名匠を意味することから、ウイスキーの製造に必要な銅製ポットスチルとそれを支える作り手の職人をリスペクトしているからです。
これまでウイスキーに関わったことがない会社から新しいイノベーションを起こすことを目的に製造されているものの、先人への敬意を忘れない姿勢がうかがえます。
日本では2024年4月にペルノリカール・ジャパンから発売されました。
ザ・ディーコンは、蒸溜所不明のアイラのモルトウイスキー、スペイサイドのモルトウイスキーをブレンドしています。
容量は700ml、アルコール度数は40%であり、この点に関してはスタンダードなウイスキーボトルであるといえます。
また、ザ・ディーコンは特徴的なボトルデザインを含めてブランディングしており、プロモーションビデオを作るほど力を入れていることも特徴です。
アイラモルトとスペイサイドモルトのブレンドへの興味にとどまらない、購入したくなるような魅力をブランディングしています。
アイラモルトとスペイサイドモルトについてはこちらの記事をチェックしてください。
ザ・ディーコンは1種類しかないため、味わいについて詳しく解説していきます。
画像引用:https://www.pernod-ricard-japan.com/news/whisky/20240401/4522/
ザ・ディーコンは、アイラモルトとスペイサイドモルトをブレンドしたプレミアムブレンデッドスコッチウイスキーです。
アイラモルト思わせる潮気のあるスモーキーさが目立ち、柑橘系の果実や、香ばしいビスケットの香りがあります。
口に含むとピリッとしたスパイシーな風味と、フルーティーで甘い味わいが感じられ、複層的な味わいとなっています。
余韻はアイラモルトとスペイサイドモルトのブレンドから想像がつきやすいスモーキーで甘いフィニッシュです。
アイラウイスキーのクセはそのままにスペイサイドモルトとブレンドすることで飲みやすくなった印象であり、初心者から愛好家まで幅広く楽しめる銘柄となっています。
ザ・ディーコンのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ザ・ディーコンは、ハイボールにすることでスモーキーで甘い風味が楽しめる親しみやすい味わいになります。
柑橘系の果実を思わせる甘みが炭酸の爽快感と相性が良く、ウイスキーを飲み慣れていない人も気軽に飲みやすいです。
コスパの良いハイボールの飲み方はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
ザ・ディーコンのスペイサイド由来のフルーティーで甘い味わいを堪能したい場合は、ロックでゆっくり飲むのがおすすめです。
甘い味わいが前面にありながら、確かにアイラモルトのスモーキーで潮気のある風味を感じることができます。
ロックの美味しい作り方とポイントについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ザ・ディーコンは、新たにウイスキーに参入したソブリン・ブランズ社がイノベーションを起こすために製造したボトルであり、デザインはもちろん中身の完成度も高くなっています。
スコッチが好きでアイラモルトスペイサイドモルトのブレンドが気になる方や、ボトルデザインに惹かれた方も飲んでみましょう。
種類は現在の時点で1種類しかないため、ペストマスクの特徴的なラベルを目印に探してみてください。