山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ザ エピキュリアンは、ボトラーズのダグラスレイン社が販売するスコッチウイスキーです。
ローランドのモルトウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーであり、オーへントッシャンやグレンキンチーなどがブレンドされています。
ローランドらしいすっきりとした味わいであり、まろやかな口当たりに仕上がっているのが特徴です。
この記事では、ザ エピキュリアンの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ザ エピキュリアンは、ボトラーズのダグラスレイン社が販売するローランドモルトをブレンドしたブレンデッドウイスキーです。
モルトウイスキーの産地としてはあまり着目されることがないローランド地域に焦点をあてています。
ローランドモルトの特徴は、モルトウイスキーとは思えないほど飲みやすい口当たりとすっきりとした味わいがあり、ザ エピキュリアンの風味や味わいから堪能できます。
ザ エピキュリアンの概要と製造方法を見ていきましょう。
ダグラスレイン社では、スコットランドの各地域をテーマにしたブレンデッドウイスキーを販売しています。
地域ごとにデザインの方向性も異なるラベルデザインが採用されているのが特徴です。
ザ エピキュリアンは、シルクハットを被った表情の柔らかい陽気な印象の英国紳士男性が描かれています。
エピキュリアン(epicurean)は快楽主義者という意味を持ち、その意味の方向性は美食を追い求めることに使用されることが多いです。
快楽主義者(美食家)そのものをイメージして、ラベルデザインに採用していると考えられます。
つまり、より良いウイスキーを求めて、さまざまなウイスキーを飲み歩くウイスキー愛好家にも当てはまる言葉であるといえるでしょう。
ザ エピキュリアンは、ローランドモルトをヴァッティングして製造しています。
判明している構成原酒は、オーへントッシャンとグレンキンチーであり、ローランドモルトを代表する銘柄です。
ただし、シークレットローランドモルトと呼ばれている構成原酒が含まれており、こちらの原酒に関しては蒸留所がローランドにあるという情報以外はわかっていません。
ローランドモルトを幅広く飲んでいる方であれば、シークレットローランドモルトの種類を当てることができるかもしれません。
オーへントッシャンとグレンキンチーの種類と味わいを知りたい方は
ザ エピキュリアンの種類と味わいを紹介します。
画像引用:Amazon.co.jp
ザ エピキュリアンは、ダグラスレイン社がローランドモルトのみをヴァッティングして製造したスタンダードボトルです。
柑橘系の果実の香りとハーブの香りが感じられる、すっきりとした香味が特徴的です。
モモのような甘さとスパイス感が感じられ、まろやかな味わいと心地よい余韻があります。
ザ エピキュリアンを初めて飲むならこちらの銘柄から飲み進めてみましょう。
画像引用:Amazon.co.jp
ザ エピキュリアン 12年は、12年以上熟成させたローランドモルトのみをブレンドしたスタンダードボトルのワンランク上の銘柄です。
シトラスと、草やハーブのような緑を感じさせる香りがあります。
フルーツの甘みは熟しているように感じられ、スパイシーさとナッティさなどすっきりとした味わいのなかに複雑な風味があるのが特徴です。
ノンエイジのザ エピキュリアンを飲んで、興味を持ったなら12年物も飲み進めると良いでしょう。
画像引用:Amazon.co.jp
ザ エピキュリアン トゥニ―ポートフィニッシュは、ザ エピキュリアンをトゥニ―ポートワイン樽でカスクフィニッシュした銘柄です。
トゥニ―ポートワイン樽由来のラズベリーの風味がザ エピキュリアンを彩っており、甘味と酸味が強く感じられるようになっています。
ポートワイン樽によるカスクフィニッシュに興味があるなら、こちらの銘柄がおすすめです。
画像引用:https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/item/000000017916
ザ エピキュリアン グラスゴーエディションは、黒いボトルにラベルにはグラスゴーエディションと書かれたボトルです。
洋ナシや青リンゴなどのフルーティーさが強く、ハチミツの甘い味わいとショウガのスパイシーさがあります。
ダグラスレイン社はグラスゴーで創業したボトラーズであるため、地元の地名を銘柄名にしています。
ザ エピキュリアンのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ザ エピキュリアンは、ストレートでも飲みやすい味わいと口当たりです。
ストレートで飲むとローランドモルトの特徴もわかりやすいため、基本的には加水せずストレートで飲むようにしましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
味わいの変化を楽しみたい方は、ロックにするのもおすすめとなっています。
氷が溶けることによる味わいの変化を楽しみたいなら、ゆっくりとロックで飲むようにしましょう。
おいしいロックの作り方はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ザ エピキュリアンは、シングルモルトではあまり注目されることが少ないローランドモルトの特徴を理解したい方におすすめの銘柄となっています。
オーへントッシャンとグレンキンチーの他にシークレットと呼ばれている蒸溜所の名称を当てるというウイスキー愛好家なら挑戦したいクイズを楽しむことも可能です。
最初にザ エピキュリアンを飲むなら、スタンダードボトルであるノンエイジのザ エピキュリアンから飲み進めるのが良いでしょう。