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- ウイスキー基礎知識
ウイスキーの味をダイレクトに感じたい人はストレート派かロック派に分かれるのでは?
今回おすすめしたいのはウイスキーロックを最高のつまみで楽しむ至高の飲み方です
ロックは特に夏場は少しずつ溶けていく冷たい少量のキンキンに冷えた氷水がアルコールの刺激を和らげてくれます。
氷が溶けるとともにカランという心地いい音色もまた食指が動いてしまう魅力があるのでつまみは極上のものを用意したくなります。
香りや味の移り変わりとともに合わせるおつまみも厳選したいところですね。
市販で簡単に買えるおつまみから、ちょっとアレンジして誰かと飲みたい時、またウイスキーと意外な取り合わせなおつまみまでをご紹介いたします。
ストレートの美味しい飲み方はこちらの記事をご参考ください!
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
この記事のポイント
ウイスキーのロックは氷が入っているといえど、お酒の中でもアルコール度の高いお酒です。
悪酔いの防止もかねて美味しく飲めるおつまみもセットでたのしむことをおすすめします。
さて、ウイスキーは蒸留酒で飲み方が様々あるため、飲み方によって合わせるおつまみも変わってきます。
赤ワインには肉、白ワインには魚が合うというのと同じ原理ですね。
オンザロックやストレートの場合は比較的味は薄めで、水割りやハイボールなどは濃いめのおつまみを選ぶのがいいでしょう。
ウイスキーのフレーバーホイールをご存知でしょうか?
こちらは飲み物や食べ物の特徴を専門用語で表した円の形の図表です。
出典:フレーバー・ホイール | WHISKY Magazine Japan
ウイスキーには大まかに区分してもこれほどのフレーバーがあるのです。
例えば、バーボンはキリっとした高いアルコールの舌触りはありますが、完熟したフルーツのような味わいも持ち合わせており、初心者でも飲みやすいです。
つまみはドライフルーツが合います。
ウイスキーに合うドライフルーツは?おすすめの種類を5つご紹介
ドライフルーツの中でもカリカリとしたバナナチップスやドライマンゴーなどの歯ごたえのあるものより、チェリー系のとろみのある甘酸っぱいっものの方がマッチします。
また逆に甘味のあるウイスキーが好みではない方、例えばアイラウイスキーのようなスモーキーな中に磯の潮っぽさを感じる荒々しい味わいが好みの方もいらっしゃるでしょう。
『鬼に金棒』ではないですが、スモーキーにはよりスモーキーなつまみを合わせてみましょう。
アイラウイスキーは潮風の味わいを含んでいるので、乾燥ワカメ、燻製のほたて、牡蠣もいいですが、氷が溶け始めて香りの強さが氷と調和されてきたら香りの少ないナッツに変えてみてもいいかもしれません。
海にまつわるおつまみで考えれば刺身等も合いそうですが、ロックより水割りなどが合いそうで意見が分かれそうです。
このように、飲んでいるうちに香りが変化してきて食べてみたいおつまみも変わってきたりするので、数種類を先に用意して楽しんでみてはいかがでしょうか。
おつまみを用意するのが面倒!手っ取り早く用意できるつまみをご希望なら、コンビニやスーパーに売っているおつまみでもウイスキーにピッタリのおつまみがあります。
どんなお酒にでも合うのがミックスナッツローストです。
ミックスナッツとの違いは塩がついていないこと。
ナッツをローストした原料の甘味がほのかに感じるだけなので、ウイスキーの邪魔をせず、ナッツも数種類入っているので飽きがこないのがいいですね。
塩気がないので飲み過ぎや食べ過ぎを防いでくれて、健康にもいい効果となっています。
更に美容を気にする方などはマヌカハニーをかけて食べてみてもよろしいでしょう。
素面でも食べる手が止まらず困ってしまう美味しさのハニーローストピーナッツは甘じょっぱい味がたまらなく、ミックスナッツとは正反対で落花生のみを使用しています。
落花生に衣が付いた塩気と甘味のバランスがロックやストレートに相性抜群!
こちらもバーボンやシロップのような甘味のあるジャックダニエルに最適です。
ついつい食べ過ぎてしまうので、大容量のものを購入しかなかったら小分けにお皿に出していただきましょう。
カルディコーヒーファームなどで取り扱っているのをよく見かけますね。
リッツパーティのCMでおなじみのクラッカーRITZ。
ナビスコでは1934年から販売され90年近く愛されているクラッカーです。
クラッカーブランドの売り上げとしては4年連続でNO1を取っているので自信をもってご紹介できるクラッカーです。
クラッカーは色んな種類ありますが、このリッツは軽い食べごたえとでサクサクとした食感に定評があります。
リッツの上にお好きなものをのせてカナッペとして食べてもいいですが、面倒であれば市販でも売っているので合うものを色々ためしてみましょう。
おすすめしたいがあっさりとしたアボガドディップです。
アボガドは甘さや酸味がないので、ヨーグルトやアイス・シェイクといったデザートにも対応できる万能な食材です。
ご紹介するディップはあっさりとした味わいですが、アボガド特有のねっとり感がクラッカーのサクサク感と相対するので食感の楽しさもあり、ヘルシーです。
市販でうっているものはコンビーフやベーコンが入っているものもありますが、リッツの塩味もあるので塩分過多が気になってしまう人は具材はアボガドだけで作っても美味しいかと思います。
自宅にお客様をよんでカナッペのようにするなら、オイルサーディンを入れたり、鮭フレークを混ぜたりするだけでごちそうになりますね。
以下のレシピをご参考ください。
手順 | アボガドディップのレシピ(約2人前) |
1 | アボカド(半分)フォークなどで潰す |
2 | 1に塩コショウ少々・レモン汁小さじ2とマヨネーズを大さじ2杯を入れる |
3 | 味が全体にいきわたるようによく混ぜる |
5分程度で完成してしまうので簡単です。
アボガドは1個100円前後なのでリーズナブルな所も嬉しいですね。
ねっとりとしたディップはクリーミィな舌触りが特徴のグレンフィディック12年などが適しているのではないでしょうか。
グレンフィディックはフルーツ感のあるお酒なので、森のバターと呼ばれるフルーツの仲間であるアボガドとの相性もばっちりでしょう。
ナビスコのリッツは同シリーズでチーズを挟んだ商品もありますが、クリーミィなチーズクリームのコクがウイスキーのコク
とあいまって美味しいです。
クリームチーズより圧倒的に安くて、クラッカーとチーズクリームの濃さのバランスも調和されているので、お得感満載といえるでしょう。
しっとりとした食感でじっくりと熟成され、乾燥させているので旨味がギュッと凝縮されているのが生ハムの魅力。
ウイスキーと同じく熟成という工程を経ている生ハムはウイスキーに合わないわけはありません。
生ハムの中でも燻製した生ハムを選んでください。
スモーキーな味わいのシングルモルトとの相性がいいです。
スコッチウイスキーの中でも強い香りが特徴で、正露丸のような味わいと敬遠される『ラフロイグ』。
しかし、以外にもラフロイグが生ハムとの相性が抜群なのです。
ラフロイグを好むひとはウイスキー通だともいわれていますが、生ハムと合わせることでフィニッシュも柔らかくなり、ラフロイグ特有のヨードの香りが鼻を抜け、何とも言えない未体験の風味がかけぬけます。
ロックは濃厚さをダイレクトに感じるので、熟成の進んだものだと特に舌の上でまったりとした濃厚で樹液のとろけるような絶妙な味わいになります。
それゆえに、定番おつまみとしてチーズを合わせる人が多いですが、何となくありきたりな感じがしませんか?
そこで、おすすめしたいのがレーズンバターです。
レーズンバターは単体ではたべにくく、料理に使われることの方が多いですが、フローラル系のジャパニーズウイスキーにぴったりなんです。
甘酸っぱく漬け込んだレーズンにとろりととろける滑らかな舌触りとわずかに感じる塩気が華やかな香りのウイスキーと融合すると堪らないでしょう。
フルーティ×フローラルの最高傑作が口の中に広がります。
自宅にお客様を呼んでウイスキーをふるまいたい時、特別ないいことがあった時少し背伸びして簡単なおつまみを作ってみませんか?
いづれも15分程度で簡単にウイスキーロックに合うレシピです。
材料
<調味料>
手順 | トマトサーディンのレシピ(約2人前) |
1 | トマトは湯むきし、1cm角に切る。 |
2 | 新タマネギは薄くスライスして冷水に放ち、しっかり水気を絞る。大葉はせん切りにする。 |
3 | 白ワイン小さじ1,レモン汁大さじ1と1/2,黒コショウ適量,醤油小さじ1,塩小さじ1/2~1を混ぜる |
4 | 3の材料を混ぜ合わせ、トマト、新タマネギ、オイルを軽く切ったサーディンを和える。 最後に大葉、刻みのりを上に飾る。 |
以下の写真はバジルを使って洋風にアレンジしています。
ウイスキーなので見栄え的にはこちらのほうがあっていそうですね。
材料
手順 | あさりのウイスキー蒸し |
1 | 水を入れたボウルにあさりを入れたザルを入れ、ぐるぐる早めにかき混ぜて砂をはかせる。★塩水につけなくても、勢いよくかき混ぜることで砂を一気にはかせることができ、調理時間の短縮につながる。 |
2 | 深めのフライパンにみじん切りにしたニンニク、あさり、ウイスキーを入れフランベし、ふたをして、あさりの殻が開いたら出来上がり。★IH調理器具の場合は、火がつかないので、アルコール分が気になるようであれば、ライターなどで火をつけてフランベしてもよい。 |
こちらは通常日本酒で蒸す工程をウイスキーを入れてフランベすることであっさりした味わいに仕上げています。
ジャパニーズウイスキーに合うようですよ。
お酒のおつまみといえば何となく塩気のある食べ物というイメージでスイーツはちょっと・・・。
という方も多いかと思います。
ウイスキーにチョコレートを合わせる方もよくいらっしゃいますが、どんな味わいなのでしょうか。
チョコレートとウイスキーの相性の良さはウイスキーの香りと樽の甘い香りが似ている上、両者とも主原料が麦という共通項があるのです。
さらに口の中でウイスキーの苦味のあるコクをチョコレートの甘さが補ってくれるというのが相性の所以だといわれています。
それでも、甘いものとウイスキーの組み合わせにまだ疑念がある人はお酒の入っているチョコレートで合わせてみてはいかがでしょうか。
コンビニやスーパーで購入できるロッテのラミー、バッカスといった洋酒入りのチョコレートはお酒のつまみと合うように商品開発されています。
おすすめなのがんご蒸留酒”カルヴァドス”をチョコの中に閉じ込めた、冬季限定のチョコ菓子ロッテ「カルヴァドス」です。
最近では見かけなくなり、ロッテ『アップルブランデー』という名前で改良されて販売されています。
洋酒漬けの角切りりんごと生チョコが入って滑らかさの中に甘酸っぱい歯ごたえも感じられるようになっています。
ロック・ストレートでウイスキーを飲む時は意外にも濃厚でコクがあるチーズケーキのような洋菓子がおすすめです。
先程のチョコレートやパウンドケーキにもウイスキーが使われていますので、違和感はなく堪能できると思います。
苦味成分の濃いコーヒーと洋菓子、和菓子には煎茶がマッチするのと似ています。
また、ウイスキーと合わせることでスイーツの食べ過ぎを抑えられる点もあるでしょう。
ウイスキーの種類によって合わせるおつまみも多種多様に存在することがお分かりになりましたでしょうか。
コンビニやスーパーなどでも凝ったおつまみが様々売られている時代になりましたので、ロックが溶ける段階に合わせて数種類購入してもコスパがいいでしょう。
おつまみの探求も楽しいですね!
ウイスキーに合うフルーツも以下の記事でご紹介しています。