山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ザ・クワイエットマンは、ロンドンデリーで製造されるアイリッシュウイスキーです。
「静かなる男」の名を持つ銘柄であり、このウイスキーの製造者であるバーテンダーの父の人柄から名づけられました。
華やかな香りと、非常になめらかな口あたりが特徴的なウイスキーであり、ウイスキー初心者の方も飲みやすい銘柄です。
この記事では、ザ・クワイエットマンの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ザ・クワイエットマンは、アイルランドのデリー(ロンドンデリー)の蒸溜所で製造されているアイリッシュウイスキーです。
実在するバーテンダーから名づけられた静かなる男の異名を持ち、シングルモルト、ブレンデッドの2種類がリリースされています。
ファーストフィルのバーボン樽で熟成された、滑らかな口あたりが特徴のウイスキーです。
ザ・クワイエットマンの概要と製造方法を見ていきましょう。
ザ・クワイエットマンの名前の由来となったバーテンダーの名はジョン・マルグルー、ベルファストのパブで働いていた彼は静かなる男と呼ばれていました。
余計なことは一切話さず、常に紳士的な態度で客に接する彼の仕事に対する誇りは、アイリッシュパブに来る人々から認められ、愛されていました。
息子のキアラン・マルグルーはアイルランドのデリーの地で100年ぶりに新しいアイリッシュウイスキーを製造する際に、父の異名であったザ・クワイエットマンをウイスキーに名づけます。
バーテンダーとして理想のあり方を追求し貫いた父を心から尊敬しており、自らアイリッシュウイスキーを製造する際には父の名称を付けることを決めていました。
ハイモルトマッシュから丁寧に造られており、アメリカンオークのファーストフィルバーボン樽で熟成されています。
生産本数は少なく、日本でも広く流通しているウイスキーではありません。
ザ・クワイエットマンの製造元に関する情報は以下のページにまとめています。
ザ・クワイエットマンの種類と味わいを紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
画像引用:https://www.masterofmalt.com/whiskies/the-quiet-man/the-quiet-man-blend-whiskey/
ザ・クワイエットマン ブレンデッドは、伝統的なアイリッシュウイスキーを意識したブレンデッドウイスキーになります。
柑橘系の果実とフローラルな香りが特徴的であり、バニラとオーク由来のスパイシーな味わいと、滑らかな口あたりが魅力となっています。
バランスの良い味わいで完成度が高く、飲みやすさを両立していますが、日本における流通は限定的です。
画像引用:https://bourbonvault.com/products/quiet-man-8-year-single-malt-irish-whiskey
ザ・クワイエットマン 8年 シングルモルトは、8年熟成表記のシングルモルトウイスキーです。
バーボン樽由来のバニラのような香りが強く、ハチミツのような甘さとライトな口あたりが魅力になります。
シングルモルトにこだわる場合はこちらの銘柄から探してみましょう。
画像引用:https://www.finedrams.com/quiet-man-12-year-old-whisky.html
ザ・クワイエットマン 12年 シングルモルトは、12年以上熟成させた原酒を使用したシングルモルトウイスキーです。
柔らかなフルーティーな香り、すっきりとした風味を持つことが特徴であり、熟成年数の長さから洗練されています。
現行のザ・クワイエットマンは上記の2つのボトルですが、それ以外にも過去にいくつかのボトルがリリースされています。
ザ・クワイエットマンのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ザ・クワイエットマンは、滑らかな口あたりからストレートでも飲みやすいウイスキーです。
華やかな風味がダイレクトに感じられる飲み方となっているため、おすすめとなっています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ザ・クワイエットマンは、ハイボールなどのカクテルに使用するウイスキーとしてもおすすめです。
風味の主張が強過ぎないことから、食中酒としても魅力的な爽快感のあるハイボールになります。
ハイボールにおすすめの高級ウイスキーはこちらの記事で紹介しています。
ザ・クワイエットマンは、静かなる男と呼ばれるバーテンダーの名を冠した人気の高いアイリッシュウイスキーです。
初心者にもおすすめできる味わいではありますが、日本において流通が少ないことから、入手難易度の高い銘柄となっています。
ブレンデッドだけでなく、シングルモルトもあるため、好みのボトルを探してみましょう。