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- ウイスキー基礎知識
ウイスキーを飲んだ後に残った瓶はそのまま捨ててしまう方もいるかもしれませんが、銘柄によってはおしゃれなデザインも多いので捨てずにインテリアとして再利用したくなる銘柄もあります。
味わいだけでなく瓶のデザインにもこだわる銘柄も多く、なかには他の銘柄とは異なる特徴的なウイスキーも販売されているのです。
ウイスキーの販売元はウイスキー瓶のデザインに並々ならないこだわりを持っていることも多く、ウイスキーの権威ある品評会のワールド・ウイスキー・アワード(WWA)において2012年からテイストだけでなく、デザインに関する評価も行うようになったほどです。
この記事ではおしゃれなウイスキー瓶の銘柄を5種類紹介しますので、飲んだ後にも家に飾りたくなるお気に入りの銘柄を見つけてください。
この記事のポイント
ウイスキーのボトルを開封し、すべて飲み終わった後に残る瓶は基本的にはそのまま捨てることになるでしょう。
しかし、銘柄によっては瓶を保管して、自宅に飾ることでおしゃれなインテリアにもなります。
選ぶウイスキー瓶は自由であり、好きな銘柄を選んでもよし、特徴的でおしゃれなデザインのボトルを選ぶのもよし、自分の好みで選ぶのがおすすめです。
具体的には、花瓶への再利用、瓶のなかにキャンドルやLEDを入れたボトルランプ、変わり種ではシャンプーボトルへの再利用も可能です。
とにかく数多く飾ってバーの雰囲気を再現するのもよいですし、お気に入りの1本を再利用して特徴的なインテリアに変身させるのもよいでしょう。
ウイスキーは飲み終わった後の瓶を再利用して楽しめるお酒であるため、お気に入りの瓶は捨てるのではなく保管してインテリアに利用してみると新たな楽しみ方が見つけられますよ。
インテリアに利用するウイスキー瓶は、おしゃれなボトルデザインのウイスキー瓶を利用したいと思う方が多いでしょう。
しかし、ボトルデザインがよくても肝心のウイスキーの味わいがよくなければ、実質的にお金を払ってボトルだけ購入している状態になるので、損をした気分になるのではないでしょうか。
今回は、味わいとデザインのよさが両立している銘柄に絞って、おしゃれなボトルデザインのウイスキー瓶を5つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
画像引用:https://www.highlandparkwhisky.com/
ハイランドパークは、スコットランドにおけるアイランズモルトを代表する知名度と高い人気を誇る銘柄です。
ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2012年のデザイン部門において、ハイランドパークの50年物が最高賞であるベストデザイン賞に抜擢されてから、同品評会の同部門における評価においていくつもの賞を獲得しており、世界的に評価されているボトルデザインを販売しています。
ハイランドパークのデザインは蒸留所があるオークニー諸島のヴァイキング文化を反映しており、ボトルに彫られている細やかな刻印はノルウェーの世界遺産であ「ウルネスの木造教会」に描かれる壁画がモチーフです。
味わいは古くからのスコッチの伝統を守り抜いた、ヘザーピートの使用とシェリー樽熟成により、華やかな香りと麦芽の甘みが際立つ銘柄となっています。
画像引用:https://www.theglenrothes.com/
グレンロセスは、シングルモルトとして販売されることが珍しい銘柄ではありますが、その特徴的な丸みを帯びたボトルデザインが評価されており、ハイランドパークと同様にワールド・ウイスキー・アワード(WWA) デザイン部門において受賞歴があります。
ボトルが特徴的である理由には戦略もあり、ボトルデザイン自体をブランドのアイコンにするという目的を持っており、グレンロセス蒸留所から新たに販売されるボトルは共通してこちらのデザインとなっています。
グレンロセスの味わいはフルーティーな味わいを持った一般的なスペイサイドモルトですが、味わいのバランスがいいことから一部のウイスキー愛好家からは根強いファンも多い銘柄です。
グレンロセス蒸留所 - Glenrothes DISTILLERY
ディンプルは16世紀から販売されているブレンデットウイスキーであり、えくぼという意味を持つディンプル(dimple)にはボトルに3つのくぼみがあるのが特徴です。
このくぼみはデザイン性を高める目的だけでなく、持ちやすさも考えて計算されており、長年の歴史により合理性も含めて完成度を高めたおしゃれなデザインになります。
味わいはキーモルトをローランドモルトとしている珍しい銘柄であることから、軽い味わいで初心者にもおすすめで、デザインのいいボトルでありながらブレンデッドウイスキーであることから比較的安価で販売されています。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777270688/
近年では、世界でもジャパニーズウイスキーの需要が高まっていますが、日本のボトルは海外にはないおしゃれなボトルデザインが多いのも特徴であり、サントリーが販売するブレンデッドウイスキーの響はその中でもデザインの完成度が高い銘柄です。
ボトルを24面カットしていますが、24という数字は24時間、24節気という時間を表現しており、熟成という時間の魔法で作られるウイスキーの性質をボトルに表すことで、ボトルデザインを通じてメッセージ性を持たせているといえるでしょう。
華やかな香りと奥深い味わいを持ったブレンデッドウイスキーの最高峰とも呼ばれる銘柄であるため、味わいに対して不安を抱く必要はありませんが、近年では品切れも多く入手難易度が高い問題があります。
響はブレンデッドウイスキーの最高峰!種類や味とおいしい飲み方は?
フロム・ザ・バレルはニッカウヰスキーが販売するウイスキーですが、ウイスキーのボトルとは思えないシンプルでありながら力強さを感じるフォルムが特徴的です。
フロム・ザ・バレルのアルコール度数は51%と高く、カスクストレングスと呼ばれる銘柄であり、デザインの考案者は大きな塊をイメージしたと語っており、ワールド・ウイスキー・アワード(WWA) デザイン部門 2013年においても賞を受賞しています。
ボトルデザインがウイスキーの味わいを体現しており、力強いアルコールの刺激と濃厚の香りと味わいが楽しめます。
ハイランドパーク50年 ワールド・ウイスキー・デザイン・アワード 2012 ベストデザイン賞 275本限定製造
画像引用:https://uncrate.com/highland-park-50-year-old/
ウイスキー瓶において特徴的な珍しいボトルは、限定販売されるボトルに多い傾向があります。
限定販売のボトルは、記念を理由に販売されることが多いため、通常のボトルとは異なるデザインのボトルが販売されやすいです。
このように限定販売される特徴的なボトルは、ウイスキーコレクターの需要を満たす商品であり、販売数も限られていることからその価値は上昇しやすくなります。
また限定ボトルに関してはウイスキーは保管状態を最適にしていれば、長期的な保存が可能であるため、実際に飲んでからコレクションにするのではなく、飲まずに保管を続けるコレクターも多いです。
限定ボトルに関しては入手してインテリアなどに利用するのは、銘柄によっては非常に難易度が高くなりますが、現実的に入手できる値段で販売されているのであれば購入してみるのもよいかもしれません。
限定ボトルで特徴的なデザインの銘柄が多い50年物のウイスキーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキー50年物のおすすめ銘柄とは?味の特徴と飲み方について
インテリアにもおすすめのおしゃれなウイスキー瓶を具体的に紹介しましたが、お気に入りのデザインは見つかりましたか?
お気に入りのデザインが限定販売かつ入手が難しいウイスキーの場合は、実際に飾ったりすることはできないかもしれませんが、お気に入りのデザインを探して鑑賞するだけでも楽しいものです。
ウイスキーの新たな楽しみ方として、おしゃれな瓶の銘柄を選んでみましょう。
おしゃれなボトルではなく珍しいデザインのボトルを知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。