アルマニャックのおすすめ銘柄は? コニャックとの違い、美味しい飲み方を解説
- ウイスキー基礎知識
ウイスキーは飲んだことがなく、初心者で最近ウイスキーに興味を持った方は定番を知りたいところです。
一部のウイスキー愛好家から上級者向けの銘柄や、通向けの楽しみ方を教わっても、初心者には受け入れづらいこともあるので、このような楽しみ方でウイスキーに苦手意識を作ってしまうことがないように、最初は定番の楽しみ方から始めるのがおすすめです。
また、ウイスキーを贈り物にする予定があるなら、ウイスキー好きにプレゼントしても安い印象をあたえず、失礼に当たることはない定番の銘柄についても抑えておきましょう。
この記事では、ウイスキーを初めて楽しむのに必要なウイスキーの定番の銘柄、飲み方、おつまみなどの情報をすべて解説し、贈り物の定番となる銘柄に付いても紹介します。
この記事のポイント
まずは、初心者にも人気が高い定番のウイスキー銘柄を紹介していきます。
それぞれ詳しく解説します。
ザ・グレンリベットは、シングルモルトウイスキーで世界一位の売上を誇る銘柄であり、初心者向けに人気の銘柄として知名度も高いです。
数千円で購入できるコストパフォーマンスと、ウイスキー初心者でも飲みやすい味わいから、初心者の方で銘柄に迷っている方には、ウイスキー好きの多くがとりあえずグレンリベットというほど定番になります。
果実の香りと味わいが特徴のウイスキーであり、甘くて飲みやすく、ソフトな口あたりが特徴です。
特にこだわりがなく本場スコットランドのウイスキーを堪能したいと考えている方は、定番のグレンリベットから飲み始めましょう。
シングルモルトウイスキーのザ・グレンリベットとは?種類も紹介!
グレンリベットと並び、売上1位を競う同じスコットランド本場の人気ウイスキーがグレンフィディックです。
鹿の紋章が描かれたラベルデザインが特徴であり、ウイスキーの入門酒として高い評価を受けています。
口あたりがとにかくスムースで飲みやすく、爽やかで上品な甘みを感じる味わいはウイスキーに苦手意識を抱いている人の意識も変えてしまうほどです。
ウイスキーを以前にも飲んだことがあり、飲む銘柄の相性が悪く苦手意識を持ってしまった方におすすめしたい銘柄になります。
グレンフィディックウイスキーの種類やおすすめの飲み方についてご紹介
本場スコットランドのウイスキーの特徴として、鼻に来るようなスモーク香があり、このスモーク香は好き嫌いが別れやすく、この香りが強い銘柄は基本的に初心者にはおすすめしません。
ここまで紹介した銘柄にはスモーク香はありませんが、昔ながらの本場のウイスキーを堪能したい方には、スモーク香と風味のバランスが取れているボウモアが向いているかもしれません。
独特のスモーキーさに、海を感じる塩気がありますが、他のウイスキーと同様に果実の甘味があり、これらのバランスが優れていることから評価が高いです。
初めて飲むなら定番がいいと考えていても、好き嫌いが少ないので冒険をしてみたい方に適した銘柄です。
ボウモアは潮風感じる島のウイスキー!種類とおいしい飲み方は?
それでは、贈り物におすすめの高級ウイスキーの定番銘柄を紹介します。
こちらで紹介した銘柄は、最初に飲むなら最高の銘柄を飲みたいと考える方が初めて飲むウイスキーとしてもおすすめのものもあるので確認していきましょう。
マッカランは、シングルモルトのロールスロイスと呼ばれるほど高級かつ評価の高いウイスキーです。
値は張りますが、初心者にもおすすめできるほど飲みやすく、完成された味わいであるため、プレゼントにも適しています。
熟した果実の甘味が口に広がり、スパイスも感じられることから奥行きのある味わいに仕上がっています。
ウイスキー好きにウイスキーをプレゼントするなら、マッカランを選んで失礼に当たることは少なく、満足してもらえる可能性が高いです。
ザ・マッカランは種類豊富なウイスキー!味とおすすめの飲み方は?
ウイスキーは日本でも生産されており、ジャパニーズウイスキーのなかでも代表的な銘柄が山崎です。
味わいは世界でも高い評価を受けている高級ウイスキーですが、品薄状態が続いていることから購入する場合はプレミア価値がつきやすいため値は張りやすいです。
山崎は他のウイスキーにはない独特のオリエンタルな香りがあり、口に含めば甘みが広がり、滑らかな口あたりをもたらすため、世界中の人が求める理由が分かることでしょう。
希少性が高いことから飲みたいけど飲めなかった人には最高のプレゼントになります。
ウイスキー山崎の種類ごとの特徴は?熟成年数によって変わる味わい
スプリングバンクは長い歴史を持つスコッチウイスキーであり、年配の愛好家を中心に根強い支持がある高級ウイスキーです。
モルトの香水と呼ばれるスプリングバンクは、価格の高いウイスキーではありますが、初心者向けではなく、合わない可能性もあるので、自分で飲む場合や、プレゼントする相手によっては注意が必要になります。
スプリングバンクは、スモーキーかつフローラルな香水を思わせる香りと塩気のある味わいのなかに甘みが感じられるウイスキーです。
特に年配の方のプレゼントに適しやすいので、相手の年代も考えて選んでみましょう。
ウイスキー銘柄だけでなく、飲み方でもその味わいは変わってきます。
飲み方にはいくつかの種類がありますが、定番の飲み方を抑えておきましょう。
ウイスキーの味わいをそのまま堪能する飲み方にはストレートがあり、ボトルから注いだ少量のウイスキーを飲む方法です。
必ずチェイサーと呼ばれる、ウイスキーを後を追うように飲む水、炭酸水、牛乳を用意して飲むことがストレートを楽しむ秘訣です。
上級者向けの飲み方といわれることもありますが、ウイスキーが持つ本来の風味を味わえる飲み方であるため、最初はごく少量でもいいのでストレートで味わうのがよいでしょう。
ただし、最初は飲み過ぎると喉が熱くなる感覚を覚えることがあり、アルコール度数も40度を超えているため、飲む過ぎには注意です。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
初心者でも飲みやすくアルコール度数も10%以下に抑えられる飲み方にはハイボールがあります。
ウイスキーを炭酸水で割る飲み方であり、爽快感のある飲み心地から人気が高いです。
ストレートでウイスキーを飲むのが難しかった方や、アルコールに弱い方が試す飲み方としておすすめになります。
ただし、ハイボールは度数が低くなることから飲むペースが速くなるため、ウイスキーの消費量が大きくなりやすい点には注意が必要です。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
ロックはウイスキーを注いだグラスに氷を入れてウイスキーを冷やして飲む飲み方です。
ウイスキーの飲み方としても代表的であり、ウイスキーを飲むならロックは試したい飲み方になります。
ロックもストレートと同様に速いペースで飲むのではなく、ウイスキーの色、香り、味わいをゆっくりと堪能しながら、氷がゆっくりと溶けることで変わるウイスキーの変化を楽しむ飲み方です。
また、ロックは作り方によっても味わいが変わりますので、ロックの作り方については以下の記事も参考にしてください。
ウイスキーロックを愉しむ!量や氷、グラスにこだわり美味しく飲もう!
ウイスキーはお酒自体に香りや風味があることから、必ずしもつまみを必要とはしません。
そして、合わせる料理によってはウイスキーの味わいを損なう可能性もあるので、おすすめの定番おつまみを紹介していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ドライフルーツとは果物を乾燥させた保存食品であり、ウイスキーの味わいもドライフルーツで表現されることもあることから、相性のいいおつまみです。
乾燥しており、味が濃いことから、ウイスキーの味わいを損ねず、反対にウイスキーの味わいにも負けないためおつまみに最適です。
ドライフルーツはいちじくやデーツなど、ビタミンやミネラルなどの成分を多く含んでいる種類もあるので、健康にもいい効果があるかもしれません。
ウイスキーに合うドライフルーツは?おすすめの種類を5つご紹介
ウイスキーは銘柄によっては、ナッツを含めた木の実などの香りや味わいがすることもあり、このようなウイスキーのフレーバーをナッティと表現します。
ナッツのカリカリした食感や、香ばしい味わいはウイスキーにも合いやすいです。
特に同じようにナッツの風味がするウイスキーを選ぶと、よりおつまみとして相性がよくなります。
スモークウインナー・スモークサーモンといった燻製肉は、スモーク香のするウイスキーと相性が最高です。
スパイスが効いた肉はウイスキーの味わいを引き立ててくれるので、燻製した料理を食べるならウイスキーは食中酒の役割を果たします。
肉料理だけでなく、スモークチーズ、燻製卵とも相性がいいので、好きな燻製食材と合わせてみましょう。
また、ウイスキー自体を燻製にする方法もあるので、興味のある方は下記の記事もチェックしてください。
燻製ウイスキーとは? 作り方や燻製がウイスキーに合う理由もご紹介!
ウイスキーの定番についてさまざまな物を紹介しましたが、自分に合う定番の組み合わせは見つかったでしょうか?
初心者の方は今回の記事を参考に「グレンリベット+ストレート+ドライフルーツ」「ボウモア+ハイボール+燻製食材」といったように自分好みの定番メニューを見つけてみましょう。
また、プレゼントの定番を知りたい方で、予算は最高でも5,000円までに抑えたいという方はこちらの記事もチェックしてください。