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- ウイスキー基礎知識
ウイスキーが好きで毎日でも飲みたい方も多いと思いますが、毎日飲むことにデメリットはあるのか気になる方もいることでしょう。
糖質やプリン体をほぼ含まずお酒のなかでも健康的といわれていますが、アルコール度数が高いことから、飲み過ぎれば常に高いアルコールを摂取することになります。
ウイスキーに限らず、アルコールを常に摂取し続ければ、デメリットが生じる可能性は否定できません。
しかし、健康にいい飲み方の秘訣を知ればリスクを軽減することが可能であり、それ以上にウイスキーには健康に良い効果が期待できるお酒です。
この記事では、ウイスキーを毎日飲むことで考えられるデメリットを紹介し、健康にいい飲み方の秘訣とウイスキーがもたらす健康に良い効果を解説します。
この記事のポイント
ウイスキーを毎日飲むデメリットは以下の3つが考えられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ウイスキーに限らずお酒を毎日飲むことは、肝臓が休まらないといわれているため、休肝日を設けるようにいわれることがあります。
常習的にアルコールを過剰摂取している場合は、肝機能障害が生じる可能性もあります。
毎日ウイスキーを飲む場合は、肝臓が休まらないことによる不具合が発生する危険性があるため注意が必要です。
適切なアルコール量を考えて適量を守って飲むか、定期的に休肝日を設けることでリスクを軽減できます。
毎日摂取するアルコール量が大きいほど、肝臓の負担がリスクになるため気をつけましょう。
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アルコールの常習的な摂取は、がんの発症と深い関係があるといわれています。
アルコールは、消化器系の臓器に対するがんのリスクを高めることが指摘されています。
ウイスキーを毎日飲み過ぎてしまうと、がんを発症してしまう可能性もあるかもしれません。
また、ウイスキーをストレートやロックなどで飲む場合、食道の粘膜をやけどし炎症を起こした状態になり、毎日飲むことで慢性化してしまうと食道がんを引き起こす危険性があるといわれています。
ストレートやロックでアルコール度数の高いウイスキーを毎日飲むことは、消化器系に影響を及ぼす可能性もあるため、水割りやハイボールなども織り交ぜながら、さまざまな飲み方で飲むようにしたほうがいいかもしれません。
ウイスキーの味わい方はさまざまあります。毎日の飲酒を楽しむためにもこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーの味わい方とは?基本の飲み方と粋な楽しみ方を知ろう
健康以外のデメリットを考えるなら、飲食費がかさむ点が挙げられます。
ウイスキーボトルは銘柄によっては、1,000円程度のリーズナブルな価格で購入できる商品から、10,000円以内で購入できる商品、数十万円から数百万円する商品があります。
普段飲みにふさわしい低価格のウイスキーを飲むなら、飲食費が大きくかさむことはないかもしれませんが、ある程度値を張るウイスキーを毎日飲むなら飲食費がかさみやすいといえるでしょう。
ただし、毎日飲んでいても適量で飲むなら、700mlのボトルを購入すればしばらくもつため、ある程度値を張るウイスキーを購入する選択肢もあるかもしれません。
また、値を張るウイスキーを購入するほうが味わって飲みやすくなるため、結果的に飲酒量を抑えられることも考えられます。
ただし、高いウイスキーをハイボールなどで湯水のように飲み過ぎてしまうことがあれば、ここまで紹介した健康に対するデメリットだけでなく、食費がかさむなどのデメリットも生じることがあるかもしれません。
毎日またはそれに近い頻度でウイスキーを健康的に飲むための秘訣は、ウイスキーの高い度数によるアルコールの過剰摂取を避けることです。
そのためには、毎日飲む適量のアルコール量を知る必要があります。
厚生労働省のデータをもとに男女別に毎日摂取する適量となるアルコール量は以下のとおりです。
性別 | アルコール量 | ウイスキーへの換算 |
男性の適量 | 20g | 60ml |
女性の適量 | 10~15g | 30~45ml |
参考元:厚生労働省
女性は男性と比較してアルコールの分解速度が遅く、飲酒による疾病のリスクが高いことから男女別に適切なアルコール量が異なっています。
ウイスキーに換算した場合、男性はウイスキーのダブル1杯分、女性はウイスキーのシングル1杯分の飲酒量になります。
厚生労働省による基準ではありますが、アルコールに弱くすぐに顔が赤くなるなどの反応が出やすい方や、65歳以上の高齢者の方はこの基準よりも少ない量で飲むほうがいいかもしれません。
一部例外はあるものの、ウイスキーを毎日飲む場合に参考になる基準であり、適量を守りながら飲むことがウイスキー健康的に飲むための秘訣になります。
ウイスキーは適量で毎日飲めば健康に良い影響与えることが期待できます。
ウイスキーがもたらす健康に良い効果は以下のとおりです。
それぞれ詳しく紹介します。
抗酸化作用の強いポリフェノールが含まれるウイスキーは、血行を改善し、コレステロール値を下げることで高血圧の予防が期待されます。
ウイスキーは樽のなかで熟成される性質から、長い時間をかけて樽からポリフェノールが溶けだす仕組みです。
そのため、ウイスキーはワインよりも多量のポリフェノールが含まれています。
抗酸化作用の強いポリフェノールは、動脈硬化・糖尿病などの生活習慣病の予防にもつながることから、適量のウイスキーは健康的なメリットをもたらすことが期待できるでしょう。
ウイスキーの熟成の仕組みについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーを熟成させるオーク樽とは? 木材を含めた種類について
リオニレシノールは、樽ポリフェノールの種類のひとつであり、肌荒れの予防や改善が期待できます。
シミ・ソバカスの原因であるメラニンを形成するチロシナーゼの働きを抑制する形で肌荒れの改善をします。
また、ウイスキーを毎日飲むデメリットとしてアルコールの過剰摂取によるがんのリスクがあることを指摘しましたが、リオニレシノールはがんの原因になる活性酸素の無毒化が期待できます。
美白効果によるアンチエイジングと飲酒によるがんの予防、どちらも期待できるため、ウイスキーはいつまでも若々しくいたい男女にもおすすめのお酒です。
ウイスキーをストレートやロックで飲む際、まずは香りをじっくり楽しんでから口をつける方が多いと思います。
実はこの香りを楽しむという行為自体が、健康に良い影響をもたらしてくれるのです。
ウイスキーの香りには自律神経を整えることが期待可能であり、ストレスの緩和にもつながります。
サントリーで実際にラットを使用した実験がおこなわれており、リラックス効果があることも証明されました。
自律神経が整っていない状態にある場合は、より長くウイスキーの香りを楽しむようにすると落ち着きが取り戻せるかもしれません。
ウイスキーの香りを意識して味わったことがない方は、この機会にいつもよりウイスキーの香りを意識して楽しむようにしてみましょう。
ウイスキーと健康についてはこちらの記事で詳しく紹介しています
ウイスキーを毎日飲むデメリットは適切な飲酒を心がけることでリスクを大きく軽減できます。
ウイスキーはほかのお酒と比較しても糖質やプリン体を含まず、さまざまな健康に良い影響をもたらす効果も期待できるお酒です。
適切な飲酒であれば、毎日飲むことがデメリットになるどころか、メリットを期待できるようになるため、健康的にウイスキーと付き合っていきましょう。