カルヴァドスは飲み終わったらどうする? 中のりんごの活用方法を紹介
- ウイスキー基礎知識
ウイスキーとレモンの組み合わせはお店などでハイボールを注文した場合に付いてくることもあるので、メジャーな組み合わせですが相性はよいのでしょうか。
レモンに含まれるビタミンCは悪酔いを防いでくれるので恩恵はありますが、銘柄によっては合わないこともあり、ウイスキーの香りや風味を損ねる原因になることは理解しておく必要があります。
また、自宅でハイボールを作る際にレモンを加える場合は、実はレモンを加えるタイミングが最も重要であるため、ハイボールにレモンやレモン汁を加えている人は知っておきたいところです。
この記事では、ウイスキーとレモンの組み合わせについてハイボールなどのレモンを加えた作り方とレシピも含めて紹介します。
この記事のポイント
ウイスキーとレモンの組み合わせはハイボールにレモンを添えることが一般的であるため、比較的メジャーな組み合わせであるといえます。
まずは、ウイスキーとレモンを組み合わせる理由となる恩恵と組み合わせる場合のデメリットの2点を確認しましょう。
そもそも、お店で注文をした場合にハイボールにレモンが添えられる理由はなんでしょうか?
お店によってはロックを注文した場合にもレモンが添えられることもあります。
ウイスキーと同様に高いアルコール度数を持つテキーラを飲んだ後にはレモンをかじることが一般的であり、テキーラに関しては独特のニオイを打ち消すなどの効果があることが知られています。
レモンに含まれているビタミンCがのどの粘膜を保護してくれるので、悪酔いしにくくなることが、ウイスキーを含むお酒にレモンが添えられる理由です。
また、同じ効果を期待してレモンではなくライムが添えられるお酒もあります。
悪酔いを予防してお酒を楽しむのであれば、ビタミンCを多く含むレモンは優秀な果実といえるでしょう。
レモンではなくライムがウイスキーに合うのか気になる方はこちらの記事をチェックしてください。
ライムはウイスキーに合う? おすすめの飲み方やカクテルを紹介
レモンはテキーラにおいては特有の匂いを消すために使われるほどレモンの香りは強いです。
よって、レモンの風味はウイスキーの香りや味わいを損なう場合があります。
レモンを組み合わせることより美味しくなる銘柄もありますが、反対に風味を台無しにしてしまう銘柄もあるので注意が必要です。
ライトでさわやかな味わいのウイスキーであればレモンのフレッシュさが際立ちますが、重厚感のある味わいやクセの強い味わいの場合はレモンを加えるのは避けたほうがいいかもしれません。
レモンを絞るかどうかは好みにもよるので、自分にとって合わないウイスキーは避けて、合いやすいウイスキーにレモンを絞ると楽しく味わいやすいでしょう。
ここからはウイスキーの飲み方にレモンを加えたレシピと作り方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイボールはウイスキーを炭酸水で割った飲み方であり、多くのお店でグラスにレモンが添えられます。
自宅でハイボールを作る場合に、レモンを加えたハイボールのレシピと作り方を確認しましょう。
材料
作り方
ハイボールを作ってからレモン汁をかけるのではなく、先にレモン汁をかけるほうがウイスキーの風味を損ねにくいので、悪酔いを対策したうえでハイボールを飲むならこちらがおすすめです。
お店では出来上がったハイボールに添えられているのでできませんが、自宅でハイボールを作る場合は先にレモン汁を入れてからハイボールを作りましょう。
レモン汁は生レモンから直接絞ってもよいですし、市販のレモン汁を購入しても問題ありません。
レモンに合う銘柄を選び、ウイスキーの風味をより爽やかにしたいのであれば、レモンピールを最後に添えるとレモンのフレッシュな香りが引き立ちます。
ロックは強い香りや、アルコールの刺激を時間とともに和らげる効果があるので、レモンを添えることで苦手な香りも中和できる可能性があるので効果的です。
材料
作り方
ロックを飲む前にレモンをかじってから飲むのもよいですし、レモンピール添えて香りを爽やかにするのもよいでしょう。
特にロックはアルコール度数が高い飲み方であるため、レモンと一緒に飲むのは悪酔いを防ぐのに効果的です。
最後にレモンを使ったカクテルにははちみつと合わせる物もあります。
レモンとはちみつの組み合わせが相性がいいのは多くの人が理解できると思いますが、カクテルのレシピと作り方を紹介します。
材料
作り方
ホットウイスキーはウイスキーのお湯割りのことを指しますが、ホットにする理由ははちみつが溶けやすくなるからです。
水割りやハイボールで作る場合は、はちみつを事前に溶かしておくなどの工夫が必要になります。
はちみつとレモンの組み合わせにより、ウイスキーの香りを爽やかに口当たりを滑らかにしてくれるので、非常に飲みやすくなるカクテルです。
ウイスキーとはちみつを使ったカクテルについてはこちらの記事でも紹介しています。
ウイスキーとはちみつは相性がいい組み合わせ! カクテルの作り方も紹介
ウイスキーとレモンを組み合わせる方法には、ウイスキーにレモンを漬け込む漬け込みウイスキーがあります。
このような果実の漬け込み酒においてレモンは定番であり、酸味の強い味わいに仕上がります。
作り方は簡単であり、広い口の瓶に果実とウイスキーを入れて漬け込むだけです。
作る際は、レモンの皮を厚めに剥いてワタを除去し、氷砂糖を入れましょう。
漬け込む期間は1ヶ月程度が目安であり、2ヶ月を超えてくると苦味が出てしまいます。
もちろん、作った漬け込みウイスキーの販売は酒税法で禁止されており、個人(同居している家族を含む)の範囲内で消費することがルールとなっています。
漬け込みウイスキーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーとレモンの組み合わせは悪酔いを防ぐ独自のメリットもあるので、ウイスキーの味わいを損ねないようにレモンと一緒に飲むのはおすすめです。
銘柄を選ぶ必要はありますが、はちみつレモンホットウイスキーのようにカクテルにして、ウイスキーとレモンの風味を同時に楽しむのもよいでしょう。
レモンの漬け込みウイスキーを作ることもできるので、レモンとウイスキーを組み合わせてウイスキーの楽しみの幅を広げていきましょう。