【イベントレポート】富士御殿場蒸溜所 at 静岡クラフトビール＆ウイスキーフェア 2022

今回は、10月8日と9日に開催された静岡クラフトビール＆ウイスキーフェア 2022にて、富士御殿場蒸溜所 ブレンダーの竹重元気さんへインタビューを実施したので、その様子をお伝えします！

静岡クラフトビール＆ウイスキーフェア 2022

イベント概要

静岡県のクラフトビールやウイスキーの振興を目指すとともに、県外の模範的メーカーを紹介し、酒文化の向上・活性化を目指すイベントです。お酒の造り手と、飲み手の交流を深める場として2015年から開催されました。新型コロナウイルスの影響で今回は3年ぶりで6回目の開催となりました。

富士御殿場蒸溜所

インタビュー

参加への意気込み

Dear WHISKY：
今回、この静岡クラフトビール＆ウイスキーフェアに参加するにあたっての想いをお聞かせください！

竹重さん：
富士御殿場蒸溜所のことを皆さんに知ってもらいたいという思いが1番です。地元で開催していただけるという点も非常に大きいです。
静岡からウイスキーを盛り上げることに想いを持った造り手の方々も多く参加してくれていますので、我々も一緒にウイスキーの素晴らしさを伝えていきたいです。

富士御殿場蒸溜所の特徴

Dear WHISKY：
富士御殿場蒸溜所ならではの特長・ウイスキー造りにおけるこだわりについて教えてください！

竹重さん：
歴史としては、創業が1973年で、2023年で50周年となります。
カナダ・アメリカのシーグラム社、スコットランドのシーバス社、日本のキリンの合弁会社として設立されたという背景があり、スコットランドの技術だけでなく、アメリカ・カナダの技術も取り入れてウイスキーを造ることができます。これらの技術を用いて、富士御殿場蒸溜所ではモルトウイスキーだけでなく、特長的なグレーンウイスキーも造ることもできます。様々なタイプのウイスキー原酒造りができるので、これらの特長を活かした多彩な香味を持つウイスキー製品を造れるのが富士御殿場蒸溜所の最大の魅力です。
また、当社の品質ポリシーとして「クリーン＆エステリー」をかかげています。これは『雑味がなく華やか』という意味で、富士御殿場蒸溜所では、澄んだ味わいの中に果実や花を想わせる華やかな香りのあるウイスキーを目指しています。

Dear WHISKY：
「富士」などは、まさに雑味なく華やかなウイスキーですよね！
富士御殿場蒸溜所は富士山の麓にあり、標高も高いですが、ウイスキーづくりにどう影響しますか？

竹重さん：
標高が高く冷涼な気候であることに加え、適度な湿度があるので、ウイスキーの熟成にとって適した環境となっています。また、蒸溜所は富士山の麓にあり、富士山に降る雨や雪どけ水が長い年月をかけて自然に濾過された水を仕込水として使用しています。そういった点でウイスキー造りにとても適した場所なのです。

ジャパニーズウイスキー業界の現状

Dear WHISKY：
近年のジャパニーズウイスキー業界の盛り上がりについて蒸溜所の方から見て、どう感じていますか？

竹重さん：
これからも世界で評価されているジャパニーズウイスキーの品質を守っていきたいと考えていますし、我々もそういったジャパニーズウイスキーの品質の高さをもっと世界中の人に知ってもらいたい、という想いで造っています。

今後の展望や目標

Dear WHISKY：
最後に富士御殿場蒸溜所の今後の展望について教えてください。

竹重さん：
現在、我々は「富士」というブランドを創り、世界に発信を始めている段階です。
日本の皆さんはもちろん、海外の方にも「こんな美味しいウイスキーあったのか」と感動していただけるようなウイスキーづくりをしていきたいと思います。

まとめ

以上、富士御殿場蒸溜所 ブレンダーの竹重元気様へのインタビューでした！
今回富士御殿場蒸溜所以外にも、静岡クラフトビール＆ウイスキーフェア2022に参加している蒸溜所の方にインタビューを行い、インタビュー記事も公開しているので、ぜひご覧ください！
次回の記事もお楽しみに！