【現地レポート】「BUSHMILLS CASK DISCOVERY BAR」にて“樽を飲む。”を体感!
- Bar(日本)
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2024年8月7日~12月25日までの期間限定でオープンしている、ニッカウヰスキーのオフィシャルバー「THE NIKKA WHISKY TOKYO(ザ ニッカウヰスキー トウキョウ)」。
創業90周年を迎えたニッカウヰスキーだからこそできる、日本有数のバーとのコラボレーションカクテルや、こだわり満載の店内まで、新たなコミュニケーション・コンセプト “生きるを愉しむウイスキー”が店内の随所で体感できるバーとなっています。
今回Dear WHISKYは、「THE NIKKA WHISKY TOKYO」へ伺い、店内のこだわりやオリジナルカクテルの魅力、お店に込められた想いなどをお聞きしました!ぜひ皆様も「THE NIKKA WHISKY TOKYO」を訪れて、ウイスキーの新たな愉しみ方に出会ってみてはいかがでしょうか?
(2024年9月20日取材)
ニッカウヰスキーと聞くと、「ブラックニッカ」に描かれた「ひげのおじさん」を思い浮かべる方や、創業者であるマッサンこと竹鶴政孝氏より始まった長い歴史の上に立つ「伝統あるメーカー」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
「THE NIKKA WHISKY TOKYO」を訪れると、そのイメージを一新するような「クール」で「イノベーティブ」な空間が広がります。
竹鶴政孝氏が残した言葉を元に定められた “生きるを愉しむウイスキー”という新たなコンセプトを体現すべく、2つのバーエリア「The Lounge -MEET-」「The Bar -EXPLORE-」と物販エリア「The Shop –ENRICH–」の3つで構成されている「THE NIKKA WHISKY TOKYO」では、多様なウイスキーの愉しみ方を追求することができます。
アクセス | 東京メトロ表参道駅 徒歩1分 |
住所 | 〒107-0061 東京都港区北青山3丁目5−27AOKI表参道ビル |
主催 | アサヒビール株式会社 ニッカウヰスキー株式会社 |
営業時間 | 月~金 17:00~23:30(L.O. 23:00) 土日祝日 14:00~23:30(L.O.23:00) |
営業期間 | 2024年8月7日〜12月25日 |
公式HP | https://www.nikka.com/thenikkawhiskytokyo/ |
ウイスキーやカクテルへ馴染みが薄い方々でも、ウイスキーの魅力や多様な愉しみ方に“出会う”ことができるよう工夫された「The Lounge -MEET-」。
世界で飲まれているカクテルトップ50から選ばれた11種類のカクテルを愉しむことができます。もちろんカクテルは、ニッカウヰスキーの商品をベースに作られていますが、それに加えてカクテルを更に愉しむための工夫である「one factor」が散りばめられています!
看板メニューの一つである、シングルモルト余市をベースに作られたオールドファッションドでは、余市蒸溜所の特徴である石炭直火蒸留を彷彿とさせる、スモークによる演出を愉しむことができます。
店内にあるサーバーからは、エスプレッソ・マティーニを始めとしたカクテルが完成された状態で出てきます!
クレマと呼ばれるエスプレッソの泡が綺麗にでるよう工夫もされていて、ニッカウヰスキーの様々なバーとのコラボレーション経験をもとに取り入れられる、世界最先端の設備は圧巻です!
ウイスキーがもともと好きな方でも新たなウイスキーの魅力を“探求”してほしいという想いが込められた「The Bar -EXPLORE-」。
ここでは「The Lounge -MEET-」で提供しているクラシックカクテルが、日本国内のトップバー13店によって再解釈、再構築され、自由にツイストされた姿を愉しむことができます。メニューからカクテルを作り上げたバーテンダーさんの言葉で、カクテルに込められた想いを知ることができるのも魅力的ですね。
「The Bar -EXPLORE-」を訪れたお客様に提供されているのは、シングルモルト宮城峡をトニックウォーターで割ったウェルカムドリンクです。
サーバーから注がれた後、仕上げにシングルモルト宮城峡を香水のように振りかけているので、シングルモルト宮城峡のフルティーな香りをしっかりと感じることができます。どこかアップルサイダーを彷彿とさせるような味わいで、創業当初にリンゴジュースを作っていたニッカウヰスキーの歴史に想いを馳せ、「The Bar -EXPLORE-」でのこれからの体験を更に待ち遠しく想わせてくれる、そんな一杯でした。
日本でハイボールと言えばウイスキーのソーダ割りですが、海外のバーでは自由に解釈されて愉しまれているそうです!
そんな海外のトレンドを取り入れ「The Bar -EXPLORE-」では、ニッカウヰスキーの「フロム・ザ・バレル」をビールで割った『サンデー ダディ』や、バタフライピーティーを使った淡い紫色のハイボール『パープル レイン ハイボール』など、新たなハイボールを愉しむことができます。
ここで「The Bar -EXPLORE-」のメニューの一つ「パーフェクト・ニッカ」をご紹介します!
「The World’s 50 Best Bars」に選ばれる名店「BAR BenFiddich」とコラボレーションして誕生しました。
これは「The Lounge -MEET-」でも提供されているオールドファッションドからインスパイアされていて、クラッシックカクテルとは一味違うカクテルの奥深さを体感できます。
その他にも、日本の13の名店とコラボレーションした様々なカクテルが提供されています。
2つのバーエリアでウイスキーの魅力を楽しんだ後は、「The Shop –ENRICH–」でここでしか買えないグッズを購入し、ウイスキーを愉しむことで得た感覚や余韻を持ち帰ることができます。
Tシャツやポロシャツ、エプロンやキャップなど、こだわり抜かれた様々なグッズにも注目です!
Dear WHISKYが取材させていただいた9月20日には、ニッカウヰスキーのグローバルホスピタリティアンバサダーであるStanislav Vadrna氏が招かれ、海外ゲストシフトイベント第1弾が行われました!
今後もオープン期間中に海外からゲストバーテンダーを招いてイベントを開催するそうなので、お見逃しなく!
今回Dear WHISKYは、ニッカウヰスキー株式会社 グローバル事業戦略部 マスターブランドリーダーの加藤 寛康さんとスポンサーシップ&イベントリーダーの友吉 直紀さんに、コンセプトの背景や内装へのこだわりを伺うことができました!
これを読むことで、「THE NIKKA WHISKY TOKYO」へ訪れてみたくなること間違いなしです!ぜひ「THE NIKKA WHISKY TOKYOを作り上げた方々の熱い想いを最後までお読みください!
Dear WHISKY:
とても素敵な店内ですが、どのような点にこだわって作られたのですか?
友吉さん:
日本のお客様からしたら「あれ、ニッカってこんなイメージだったっけ」と思われることもあるかもしれません。
今回の店内は、海外でのニッカウヰスキーに対するイメージを逆輸入しました。
Dear WHISKY:
海外ではどのようなイメージを持たれているのでしょうか?
友吉さん:
ニッカウヰスキーは、創業者である竹鶴政孝がスコットランドへウイスキーを学びに行ったことから始まるように、非常にユニークなストーリーを持ったブランドです。また、海外では「ブラックニッカシリーズ」を販売せず、シングルモルトや「フロム・ザ・バレル」、「カフェシリーズ」などプレミアムと呼ばれる商品を主に販売して、ベスト・トレンディング・ブランドというランキングで1位を取っています。
このように、ニッカウヰスキーは海外では「イノベーティブ」や「クール」といったイメージを持たれているんです!
Dear WHISKY:
「イノベーティブ」や「クール」というイメージを、どのように店内に反映していますか?
友吉さん:
店内に入ってまず目に入る壁に投影されたロゴは、今まで使ってきたものと同じロゴですが、動きを取り入れることで、いつもとは違うイノベーティブな印象を残せるように工夫しています!
加藤さん:
実は壁の色にもこだわっています!
壁一面に使われているブルーグレーは、ニッカウヰスキーの新たなマスターブランドカラーとしているもので、ウイスキーの琥珀色が綺麗に見え、かつ「イノベーティブ」や「クール」といった印象が与えられる色なんです。
Dear WHISKY:
店内の中央にあるオープンスペースを囲うようにコの字型に広がる座席も印象的ですが、どのようなこだわりがあるのでしょうか?
友吉さん:
空間を贅沢に使い、お客様同士が交流を楽しめるようなスペースを作ることを意識しました。
また、立った時に肘がちょうど置ける高さになるように、カウンターは一般的なものよりも10cmほど高くしています。
Dear WHISKY:
壁に書かれたサインもすごいですね!
友吉さん:
このサインは「The Bar -EXPLORE-」でコラボレーションさせていただいたバーテンダーの方々のサインです。コラボレーションさせていただいた方々には、一度お店に来て味や仕込みの確認をしていただいているので、その際に書いていただきました。
Dear WHISKY:
新たなコミュニケーション・コンセプトに掲げられている“愉しむ”は、どのような意味を持って使われているのですか?
友吉さん:
この“愉しむ”という言葉は、創業者の竹鶴政孝が使った言葉です。そのため、私たちはまず、創業者の想いを載せた言葉として大切にしています。
また、創業者自身がそういう言葉を残してくれてるから、 このブランドは止まらなくていい、遊ぶ時はとことん遊び、時代に合わせて心が豊かになるものを作っていけばいいと、そう思わせてくれる言葉でもありますね。
加藤さん:
この“愉しむ”を英語に訳すと、”fun”ではなく”savor the joy of life(人生の喜びを味わう)”となります。
やはりウイスキーは嗜好品なので、ただの「楽しむ」ではなく、奥深い探求を噛み締め、好奇心を刺激されるといった意味合いを持った言葉として、“愉しむ”と使っています。
Dear WHISKY:
お店がオープンして1ヶ月半ほど経ちましたが、どのようなお客様に来店いただいていますか?
加藤さん:
20、30代のお客様で全体の半分ほどを占めています。また、男女比も6対4程度で、ほぼ半々くらいなんです!ニッカウヰスキーのお客様の年齢構成層よりもはるかに若めなので、新たなイメージを打ち出せているのかなと思いますね。
Dear WHISKY:
「THE NIKKA WHISKY TOKYO」をどのように楽しんでもらいたいですか?
友吉さん:
海外のパブの延長のように、人と人の交流の場のようになってくれるといいなと思っています。
国籍、性別を超えて、いろんな人が この同じ空間で「これ美味しいね」「面白いね」などと会話を重ねながら、それぞれ自由に愉しんでいるシーンがたくさん切り取れるような空間にしていきたいですね。
加藤さん:
日本市場におけるウイスキーのイメージは、まだまだロックやストレート、ハイボールで飲むものという印象が強く、「ウイスキーは自分のものじゃないな」と思ってる人も多いのではないでしょうか。
そんな人にも「THE NIKKA WHISKY TOKYO」での体験を通じて、「カクテルでこんな楽しみ方があるんだ!」「ウイスキーってこんなにかっこいいんだ!」と感じてもらい、ライフスタイルに取り入れたいと思ってもらう1歩目になったらいいなと思っています。
以上、「THE NIKKA WHISKY TOKYO」の現地レポートでした!
ウイスキーを“愉しむ”べく、店内の至る所に工夫が散りばめられており、訪れた方々に楽しんでもらうためのおもてなしが満載のクラッシックカクテルや日本の名店が作り上げたツイストカクテルなど、メニューはどれもが魅力的で、期間限定というのが勿体無く思ってしまう、そんなバーでした。
「The Lounge -MEET-」でウイスキーの魅力に出会い、「The Bar -EXPLORE-」でカクテルの奥深さを探求し、「The Shop –ENRICH–」でウイスキーを“愉しむ”体験を持ち帰る。「THE NIKKA WHISKY TOKYO」でしかできないこの体験を、お見逃しなく。