キルホーマン マキヤーベイとは? 熟成樽由来のこだわりの味わい、おすすめの飲み方
2025.01.17
日本一標高の高い蒸溜所である、井川蒸溜所。
2024年11月に、初めてのシングルモルトウイスキー「Dessin Series Flora 2024」をリリースしました!本記事では、そんな井川蒸溜所のウイスキーづくりをご紹介します!
静岡市内から車で片道約5時間。多くの峠やダムを越え、一般車両通行規制エリアの先にある無数の落石が転がる山道を抜けると井川蒸溜所があります。
井川山林内の標高約1,200mに開所された蒸溜所で、国内蒸溜所では最高峰の土地に位置する蒸溜所です。
製紙メーカーの特種東海製紙のグループ会社で、広大な社有林と南アルプスに磨き抜かれた水源を活かす産業としてウイスキー事業を2020年に開始し、製紙業という異業種からの挑戦として話題となりました。
井川蒸溜所外観 (C)Dear WHISKY
蒸溜所を囲う社有林は、JR東日本山手線内の4倍以上の面積を誇り、井川蒸溜所が位置する静岡市の約20%がこの社有林で占められています。
この広大な自然を活かし、社有林で採れるミズナラを加工したミズナラ樽での熟成も行っているそうです!
また、井川蒸溜所周辺は水資源に恵まれており、元々わさびの栽培に用いられていたほど水質の非常に高い美味しい軟水が流れています。
井川蒸溜所では特に「木賊(とくさ)」と呼ばれる水源地の水を用いてウイスキーづくりを行っています。湧き出た水そのままの味わいを活かすため、塩素を用いず紫外線照射による処理のみを施しているそうです。
豊富な水資源 (C)Dear WHISKY