山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ボウモア18年は日本ではサントリーから販売されてる銘柄のひとつですが、25年とともに終売・休売の噂が広がることも多い銘柄となっています。
結論から申し上げれば、ボウモア 18年が終売・休売する事実はありませんが、近い将来を考えた時、終売・休売する可能性も考えられます。
特に熟成年数の長いシングルモルトは、世界的にウイスキーの原酒が不足している現状では終売・休売している銘柄も多く、ボウモア18年に関しても値上がりも続いているため、どの銘柄が終売になってもおかしくはない状況です。
この記事では、ボウモア18年が終売・休売すると言われる理由を詳しくご紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5010496001400/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
純アルコール量(100mlあたり) | 34.4g |
参考価格 | 16,800円(税込) |
参考:サントリー 公式サイト
ボウモア18年は、スコットランドのボウモア蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーであり、18年以上熟成した原酒を使用しています。
サントリーが日本で販売するラインナップは、12年、18年、25年、数量限定品で15年が販売されていたことがありました。
ボウモア18年は、スタンダードボトルである12年のワンランク上のボトルであり、熟成年数の長い銘柄となっています。
ピートスモークと、ハチミツのような甘さとシェリー樽由来のフルーティーな風味が特徴的であり、スパイシーな風味も合わさって複雑な風味が楽しめます。
熟成年数の長いボトルであることから完成度も高く、多くのウイスキー愛好家に評価されている銘柄です。
しかし、近年では値上げが続いており、2014年には7,000円程度で流通していたボウモア18年も現在では倍以上の価格で取引されるようになりました。
価格的に以前よりも入手が難しくなっている状態にあるため、熟成年数の長いシングルモルトであればボウモア18年に限った話ではありませんが、休売・終売の噂も広がっています。
ボウモアの種類と味わいについてはこちらの記事で紹介しています。
ボウモアは潮風感じる島のウイスキー!種類とおいしい飲み方は?
ボウモア18年が終売・休売すると言われる理由を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ボウモア18年は、他のスコッチウイスキーと同様に世界的なウイスキーの原酒不足・コスト増加を背景に値上げが続いています。
同じスコッチのシングルモルトの長期熟成銘柄であれば、グレンファークラス21年が実際に終売となっており、他のウイスキーも終売になるのではないかという不安も出やすいといえます。
値上げが続けば、より入手が困難になるため、マイナスな噂も立ちやすいと言えるでしょう。
ボウモア蒸溜所、サントリー公式の発表による明確な根拠はありませんが、ウイスキー業界全体の原酒不足・コスト増加、ボウモア18年の値上げペースが非常に速いことが終売・休売と言われる大きな理由といえるでしょう。
ウイスキーの原酒不足において、真っ先に休売・終売される可能性が高い銘柄はシングルモルトの長期熟成銘柄です。
ボウモア18年であれば、18年以上熟成された原酒のみを使用していることから、最低でもボウモア18年を製造するにあたって18年かかることになります。
18年という期間は、生まれた子どもが現行法で成人するまでの月日と同じであるため、途方のない年月がかかることがわかります。
そして、一度原酒が不足すれば、ボウモア18年の原酒を用意するために熟成期間として長い年月を費やす必要があるということです。
そのため、ウイスキーは熟成年数の長いボトルほど現在の状況では休売・終売するリスクが高いと言えます。
蒸溜所はシングルモルトだけではなく、ブレンデッド用の原酒を中心に製造していることから、ボウモアもブレンデッド用の原酒として製造されています。
販売戦略として何を優先するべきか決断するにあたって、真っ先に切り捨てられる可能性が高いのは、ボウモア18年などの長期熟成のシングルモルトになりやすいです。
ボウモア18年を入手する方法・飲む方法を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ボウモア18年は、値上がりなどの背景に休売・終売の噂はありますが、現在の時点で入手困難になっているわけではありません。
サントリーが出している参考小売価格よりも割高になることはあるかもしれませんが、予算に収まらなかったとしても購入できる機会はあります。
万が一にも、休売・終売となった場合はこの限りではありませんが、オンラインショップやお近くの酒店で探せば見つけられやすいです。
ボウモア18年は、スコッチのシングルモルトを中心に取り扱うバーでは人気銘柄であることから、取り扱っている可能性が高い銘柄です。
バーで飲むのであれば、ボトルで購入するよりも安く飲めるため、現在の参考小売価格を見て予算をオーバーしている場合は、ボトルを購入するのではなくバーで飲むことを検討しましょう。
高額の買い物になることから、ボトルを購入する前に自分に合うかどうかを試すこともできるため、おすすめの方法となっています。
バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説
終売・休売の噂が流れているボウモア18年を楽しむためのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ボウモア18年のスモーキーな風味を含めてダイレクトに余すことなく味わいたい方は、ストレートで飲むようにしましょう。
甘みのある味わいの中に、スパイシーな風味、苦みや酸味も感じられる複雑なフレーバーが楽しめます。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ボウモア18年はロックにすることで、苦手に感じる方も多いスモーキーな香りが和らぎ、フルーティーで甘い風味になります。
スモークを少し抑えてボウモアの味わいを楽しみたい場合は、飲みやすいことからおすすめです。
ロックの美味しい作り方についてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ボウモア18年は、ハイボールにするとスモーキーでフルーティーな風味が炭酸と相性が良いことから、美味しく味わえます。
アルコールの刺激もほとんど感じられなくなるため、ウイスキー初心者の方にも向いている飲み方です。
ハイボールに合う高級ウイスキーのおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。
ボウモア18年に終売・休売の事実はなく、現状では品薄で購入できない状態にもなっていないことから、予算に限度を設けないのであれば飲みやすいウイスキーです。
熟成年数の長いボウモアであることから高く評価されているため、バーなどで見かけたら飲んでおきたい銘柄です。
現在の時点で終売・休売の事実はないものの、今後も値上げが予測されることから、気になるのであれば早い段階で飲むことをおすすめします。