ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ディアジオ スペシャルリリース 2023は、スコットランドで最も多くの蒸溜所を所有するディアジオ社が毎年選抜するウイスキーコレクションであり、ここでしか飲めない特別なシングルモルトを飲むことができます。
このスペシャルリリースでは今までオフィシャルボトルがリリースされなかった蒸溜所であるローズアイルのシングルモルトがリリースされたことから話題になりました。
他にも熟成年数の長いボトルから、これまでにないユニークな試みでボトリングされたオリジナリティのあるシングルモルトを楽しめます。
この記事では、ディアジオ スペシャルリリース 2023の種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ディアジオ スペシャルリリース 2023は、スコットランドのウイスキーの蒸溜所を最も多く所有する企業であるディアジオ社からリリースされるシングルモルトのウイスキーコレクションです。
ディアジオ社が所有している蒸溜所の中で、稼働している蒸溜所の原酒はもちろん、すでに閉鎖している蒸溜所の原酒もリリースされています。
また、ボトリングの形式はすべて加水をしないカスクストレングスであることが共通です。
2023年のディアジオ スペシャルリリースのテーマは「Spirited Xchange」であり、ウイスキーを愛する世界各国の文化と伝統からインスピレーションを得ています。
カスクフィニッシュに他の国のウイスキー樽やワイン樽を使用することで、ディアジオ社のシングルモルトに新たな風味を生み出していることが特徴です。
今年のディアジオ社のスペシャルリリースに選ばれた蒸溜所は以下の通りになります。
ディアジオ スペシャルリリース 2023に選ばれた蒸溜所
これらの蒸溜所はシングルモルトで個々に名を上げている銘柄もあれば、ジョニーウォーカーなどディアジオ社の主要なブレンデッドウイスキーの原酒として使用されている銘柄もあります。
ディアジオ スペシャルリリース 2023の種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/item/000000020527
ローズアイル 12年 THE Origami Kiteは、ローズアイル蒸溜所から初めてリリースされたオフィシャルボトルであり、シングルモルトとしてリリースされるにあたって厳選されたカスクが使用されました。
スペイサイドに位置するローズアイルはハイランドウイスキーの特徴も持っており、フルーティーかつナッティな風味が特徴的です。
新しいスペイサイドのシングルモルトが気になる方におすすめのウイスキーとなっています。
画像引用:https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/item/000000020530
グレンキンチー 27年は、グレンキンチーの中でも最高の熟成年数である27年表記のボトルであり、中国王朝の磁器からインスピレーションを得ています。
ローランドモルトのグレンキンチーはライトな味わいが特徴的であり、フローラルトレジャーの名の通り、花のアロマが魅力的な長期熟成らしい洗練された風味が楽しめます。
熟成年数を重視してシングルモルトを選ぶなら、今回のリリースで最も熟成年数の長いボトルがグレンキンチーとなっています。
画像引用:https://www.syurui.co.jp/products/0613
ザ シングルトン グレンダラン 14年 The Silken Gownは、ディアジオ社がリリースするシングルモルトのシリーズです。
シングルトンの3つの蒸溜所ではグレンダランが選ばれており、シャルドネのブルゴーニュ産フレンチオーク樽でフィニッシュしていることが特徴です。
豪華な絹のドレスの名前から、口当たりのなめらかさを表現しており、シャルドネ樽のフルーティーな風味とグランダランが持つ風味が合わさりバランスが取れています。
シングルトンシリーズの新たなリリースとなっているため、同シリーズが好きな方におすすめです。
画像引用:https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/item/000000020528
モートラック ノンエイジ NAD The Katana’s Edgeは、嘉之助蒸溜所のジャパニーズウイスキーを熟成した樽とピノ・ノワール樽の混合でフィニッシュした熟成年数を表記しないノンエイジのシングルモルトです。
既存のモートラックとは異なるフルーティーでスパイシーな風味が楽しめます。
Katana’s Edgeとラベルデザインの武士からわかる通り、日本のウイスキーからインスピレーションを得ており、嘉之助蒸溜所のウイスキーが仕上げに選ばれています。
画像引用:https://milroysofsoho.com/ja/products/lagavulin-12-year-old-special-releases-2023-56-4-70cl
ラガヴーリン 12年 The Ink of Legendsは、テキーラ樽でフィニッシュしたラガヴーリンです。
プラムのような甘さと、スタンダードなラガヴーリン以上に強いスモークが感じられます。
ラガヴーリンのオフィシャルボトルは8年、16年となっていますが、スペシャルリリースのボトルのほうが熟成年数としては一般的な数字です。
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画像引用:https://milroysofsoho.com/ja/products/oban-11-year-old-special-releases-2023-58-70cl
オーバン 11年 The Soul of Calypsoは、カリブのポットスチルラム樽でフィニッシュした11年熟成表記のオーバンです。
ラムカスクで熟成することでトロピカルフルーツのような風味が生まれており、陽気な気持ちにさせてくれるボトルとなっています。
スコットランドでも最高レベルに古くに設立されており、小規模であるといわれるオーバン蒸溜所からリリースされた新しいシングルモルトです。
画像引用:https://www.shinanoya-tokyo.jp/view/item/000000020529
クライヌリッシュ 10年 The Jazz Crescendoは、アメリカンオークのバーボン樽のみで10年以上熟成されたクライヌリッシュのみを使用しています。
バーボン樽の特徴であるバニラとキャラメルのような甘い風味がダイレクトに感じられる上品な風味のウイスキーです。
フローラルで甘い風味を持つクライヌリッシュの魅力も引き立てているスペシャルリリースとなっています。
ディアジオ スペシャルリリース 2023は、7種類ありますが共通しておすすめとなるのはストレートになります。
それぞれのシングルモルトにおける工夫や得たインスピレーションの表現を含めて、風味を余すことなく味わえることから、最初はストレートで味わいたいところです。
ストレートで飲んでからワンドロップなどの加水、ロックなど、飲み方を広げていくようにしましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ディアジオ スペシャルリリース 2023について解説しましたが、普段はリリースされないシングルモルトや定番品としてリリースされているシングルモルトの新しい一面が発見できるウイスキーコレクションとなっています。
マニア向けのリリースとなっていますが、興味を持った方は好きなボトルを探してみましょう。
ディアジオ スペシャルリリースは毎年行われているため、来年のリリースにも期待したいところです。